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「ほんとうの娘みたいに思ってる」毎年のお年玉は夫が3万円、私は2万円。義母に義姉が尋ねたこと

  • 2026.11.3

毎年のお年玉に感じていた違和感

私と夫は、毎年お正月になると夫の実家でお年玉をもらいます。

お昼ごはんのあと、義母がそれぞれにぽち袋を手渡してくれるのです。

結婚してしばらくたったころ、家に帰って袋の中身を見たとき、あることに気づきました。

夫の袋には3万円、私の袋には2万円が入っていたのです。

最初は特に気にしていませんでした。

でも、次の年も、その次の年も同じ。毎年、夫と私では1万円の差がありました。

当時、私は家で子育てに追われる毎日を送っていました。

お年玉をいただけるだけでもありがたいことですし、金額に文句を言うのも違う気がします。

ただ、どうしても引っかかることがありました。

義母は毎年、私にぽち袋を渡すとき、決まってこう言うのです。

「ほんとうの娘みたいに思ってるからね」

その言葉はうれしいはずなのに、袋の中身を思い出すと複雑な気持ちになります。

娘みたいに思ってくれているなら、どうして金額が違うんだろう。

ある年の帰り道、思い切って夫に話してみました。

「ねえ、お年玉のことなんだけど。毎年、私のほうが1万円少ないんだよね」

「ああ、そうなんだ」

「うん。別に同じ額が欲しいっていうより、娘みたいって言ってくれるのに、なんで違うんだろうって」

「俺はあんまり気にならないけどな」

「私はちょっと気になるよ。なんか、毎年もやもやするし」

「でも、正月から揉めるのはやめようよ」

夫はそう言って、運転に意識を戻しました。

それ以上は言えませんでしたが、納得できたわけではありません。

その年の暮れ、親族の集まりについて義姉と電話で相談していたとき、私はついお年玉の話をしてしまいました。

義姉は途中で口を挟まず、最後まで聞いてくれました。

義姉が義母に尋ねたこと

次のお正月、義実家の居間には親族が集まり、大きな座卓を囲んでいました。

おせちが並んだところで、義母がいつものようにぽち袋を取り出しました。

まず義姉と夫に渡し、それから私のところへ来ると、にこやかに言いました。

「ほんとうの娘みたいに思ってるからね」

親戚のおばさんが「いいお姑さんね」と笑い、義母もうれしそうにうなずきました。

私はいつもどおり、お礼を言って受け取りました。

すると、向かいに座っていた義姉が口を開きました。

「ねえ、お母さん。ちょっと聞いていい?」

「なに?」

「私と弟には、同じ額のお年玉を渡してるよね?」

「え……急にどうしたの?」

義母は少し戸惑った様子でした。

義姉はそのまま続けました。

「でも、お嫁さんには少ない額を渡してるんでしょ?」

「……」

「娘みたいに思ってるって言うなら、そこも同じでよくない?」

義姉の言葉に、座卓のまわりが静かになりました。

さっきまで笑っていたおばさんも、箸を止めた義父も、義母を見ています。

義母は何か言いかけましたが、結局何も答えませんでした。

隣にいた夫も、気まずそうに下を向いていました。

私も突然のことに驚き、何も言えませんでした。

ただ、ずっと気になっていたことを義姉が口にしてくれて、少し気持ちが軽くなったのを覚えています。

その次のお正月、家に帰ってぽち袋を開けると、私にも夫と同じ3万円が入っていました。

義姉にお礼の電話をすると、いつもと変わらない声でこう言われました。

「当たり前のことを言っただけだよ」

義母がどう思って金額を変えたのかは分かりません。それでも、私がずっと言い出せずにいたことを聞いてくれた義姉には、今でも感謝しています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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