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「なんでも食べるよ」と言っていた友人。わが子の食べ残しを私の目の前で捨てたあと、子どもが口にした思いがけない一言

  • 2026.11.3
「なんでも食べるよ」と言っていた友人。わが子の食べ残しを私の目の前で捨てたあと、子どもが口にした思いがけない一言

久しぶりに会う友人のために

大学時代の友人とは、卒業後しばらく疎遠になっていました。

お互いに年の近い子どもがいると分かり、久しぶりにわが家で会うことになったのです。

私の子どもは1歳、友人の子どもは2歳。昼食とおやつを用意するつもりだったので、事前に好き嫌いを聞いておきました。

「なんでも食べるよ。気にしないで」

そう言われたので、当日は煮物とおにぎりを作りました。

途中でぐずるわが子を抱っこしながらの調理でしたが、友人の子どもが食べやすいよう、煮物の具材も小さく切ってお皿に取り分けました。

お昼になり、ダイニングのテーブルに料理を並べました。

友人の子どもは、私と友人の間にある子ども用の椅子に座っています。

友人は料理を見て、少し残念そうに言いました。

「あ、煮物なんだ。私、パスタとかの方が好きなんだよね」

「ああ、そうなんだ」

せっかく作ったのに、と少しがっかりしましたが、好みは人それぞれです。それ以上は気にしないことにしました。

友人の子どもも料理を少しずつ残していましたが、まだ2歳です。

食べきれないこともあるだろうと思っていました。

捨てたはずの煮物を欲しがる子ども

ところが、食事が終わるころ、思いがけないことが起こりました。

友人は子どもの口をティッシュで拭くと、そのティッシュと一緒に、残った煮物をごみ袋へ捨てたのです。

「うちの子、煮物は嫌いなんだよね」

私は思わず聞き返しました。

「え、なんでも食べるって言ってなかった?」

「うん。でも煮物はあんまり食べないんだよね」

友人はそう言うと、何事もなかったようにお茶を飲み始めました。

それなら先に教えてほしかった、と思いました。食べ残しを片づけるのは仕方ありません。

でも、子どもをあやしながら作った料理を、目の前でティッシュと一緒に捨てられたことがショックでした。

何か言いたかったのですが、久しぶりの再会で気まずくなるのも嫌で、結局黙ってしまいました。

しばらくすると、友人の子どもが私の皿をじっと見ていることに気づきました。

そこには、まだ煮物が残っています。

「これ、食べたいの?」

子どもがうなずいたので、小さく切ったにんじんを箸でつまんで差し出しました。

すると、子どもはぱくっと口に入れ、おいしそうに食べ始めたのです。

「もっと食べたい!」

そう言って私の皿に手を伸ばし、もう一つ煮物を口に運びました。

それを見た友人が、驚いたように声を上げました。

「え、食べるの?いつもは残すのに」

「今日は食べたい気分だったのかな」

私がそう返すと、友人は「あれ、おかしいな…」と小さく笑いました。

子どもの好き嫌いは、そのときによって変わるのかもしれません。それでも、嫌いだと言って捨てたばかりの煮物を、子どもがおいしそうに食べているのです。

友人は気まずそうな顔で子どもを見ていましたが、それ以上は何も言いませんでした。

その後、帰り支度を始めた友人と子どもを玄関で見送っていると、友人の子どもが振り返って言いました。

「また食べたい!」

友人は返事をせず、うつむいて靴を履いていました。

子どもが喜んで食べてくれたことは、素直にうれしかったです。ただ、友人のあの態度は、どうしても忘れられません。

結局、あの日を最後に友人とは連絡を取っていません。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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