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川床明日香が舞台『春よ来い、マジで来い』に出演「また舞台に立てるのがすごく幸せ」

  • 2026.10.7

東京駅前に新たに誕生した新劇場、「東京建物 ぴあ シアター」のオープニングシリーズの一つとして、2026年10月23日(金)から11月7日(土)まで同劇場で上演される『春よ来い、マジで来い』。空気階段・水川かたまりが初主演を務める本作は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の作者、足立紳の実話を交えた青春小説を原作に、うだつの上がらない脚本家志望の主人公・大山孝志(水川)と、彼を囲む個性的なキャラクターたちの姿を描く青春群像劇だ。

今回は、本作で大山に想いを寄せるまっすぐな女子大生・佐知を演じる川床明日香さんにインタビュー。演じる役どころや作品についての想いなど話を聞いた。

舞台『春よ来い、マジで来い』に出演する川床明日香さん
舞台『春よ来い、マジで来い』に出演する川床明日香さん

「初舞台で感じた楽しさをまた味わいたい」

――まずは、出演が決まったときの気持ちからお聞かせください。

水川かたまりさんが主演ということで、おもしろくなりそうだなと思いました。私は、今回が2回目の舞台出演になるのですが、前回、すごく楽しかったんです。また舞台に立てるのがすごく幸せです。

――初舞台で楽しいと思えたんですね。

そうなんです。すべてを通して、楽しい日々でした。作品だと、撮影の日に正解を持っていかなければいけないところがあると思うのですが、舞台だと稽古期間があるので、迷いながらも、いろんなことを試すことができる。それが、すごく楽しかったんです。

本番が始まってから、稽古とはまた違う感覚で、その物語の世界に入れた瞬間がありました。毎日同じことをやってはいるけど、毎日違うところで自分が反応するというか、今日はここでグッとくるのか…と。そういう本能的につながる瞬間がたくさんあって、毎日「今日はどこでそれに出合えるのかな」というワクワク感がありました。セリフが飛んだらどうしようという怖さもありましたが、それよりも楽しさの方が勝っていたように思います。

【写真】舞台『春よ来い、マジで来い』に出演する川床明日香さんが今の心境を語った
【写真】舞台『春よ来い、マジで来い』に出演する川床明日香さんが今の心境を語った

「若さゆえのエネルギーを精一杯出したい」

――今回は、NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の作者でもある足立紳さんの原作小説の舞台化。脚本と演出は、マギーさんが担当されます。初めて台本を読んだときは、どんな感想を持ちましたか?

原作と役の出し方がちょっと違うんだなと思いました。かたまりさん演じる大山の彼女の登場シーンとか、それも含めて、どういうふうにこのお話が舞台になるんだろうと楽しみになりました。

――川床さんが演じるのは、大山に想いを寄せる女子大生・佐知。ご自身との共通点は?

共通点というよりも、これはわかるなと思ったところは、佐知は若さゆえに何ごとにも体当たりで挑戦できる強さを持っている女の子で、自分も過去にそういう時期があったので、そこをうまくつなぎあわせて演じていきたいなと思っています。

でも、佐知はその若さゆえの無知な部分を持ったまま生きているエネルギーがあって。それは、自分にはなかったものだなと。私はもっと慎重派というか、「これは本当に大丈夫かな」とすごく考えるタイプで。佐知はどちらかというと、1回こうだと思ったら曲げないし、疑わない。そのエネルギーのようなものは違うなと思います。

あと、佐知は、劇中で自分がやりたいことに集中するために大学を辞めるという選択をするんです。私も大学に行きながら芸能活動をしてましたが、自分には大学を辞める勇気はなかった。無事に卒業できたからこそ、今は両立できてよかったと思っていますが、その強さも私にはない部分です。

「私は、今回が2回目の舞台出演になるのですが、前回、すごく楽しかったんです。また舞台に立てるのがすごく幸せです」
「私は、今回が2回目の舞台出演になるのですが、前回、すごく楽しかったんです。また舞台に立てるのがすごく幸せです」

――演じるときに意識しようと思っているのも、そういった強さの部分でしょうか?

そうですね。その若さゆえのエネルギーだけで、主人公の孝志にぶつかって、彼をかき乱していくんですが、それをどう表現しようかなと考えています。

「夢を追ったことのある誰もが共感できる物語」

――本作では、個性的なキャラクターたちの掛け合いも見どころ。テンポよく繰り広げられるセリフの応酬も楽しみなところですが、川床さんはどういうふうにセリフを覚えるんですか?

前回の舞台のときは、ただひたすらブツブツ言って覚えました。録音したものを聞いたりしながら、なるべく五感を使って覚えようと思ってやっていましたね。

「舞台だと稽古期間があるので、迷いながらも、いろんなことを試すことができる。それが、すごく楽しかったんです」
「舞台だと稽古期間があるので、迷いながらも、いろんなことを試すことができる。それが、すごく楽しかったんです」

――今回も同じような感じで?

今年の4月に『LOVED ONE』というドラマに出演させていただいたのですが、医療用語が多く登場する物語だったんですね。そのときに、写真として覚えるのに近い方法で、頭のなかでセリフの文字や位置を思い浮かべながらセリフを言うという覚え方をやってみたら、意外とそれが自分に合っていたみたいで、前より覚えるのが早くなったんです。なので、今回もそれを実践してみようと思っています。

――おもしろい覚え方ですね。

セリフを覚えるのがすごく早い人に、どうやって覚えているんですかと聞いたら、「このあたりに漢字があったな」「こっちはカタカナだったな」みたいな感じで覚えていると教えてもらって。聞いたときは「難しそう」と思ったんですが、やってみたら想像以上に覚えられたので、自分に合う方法なんだと。正解に辿り着いた気持ちです(笑)。

「私自身、前回の舞台とはまたテイストの違う物語なので、また違った舞台の楽しみ方を見つけられるのかなと思っています」
「私自身、前回の舞台とはまたテイストの違う物語なので、また違った舞台の楽しみ方を見つけられるのかなと思っています」

――では、最後に本作への意気込みをお願いします。

夢を追ったことのある誰もが共感できる物語です。何より、かたまりさん演じる孝志は、本当にどうしようもない人ですが、いつの間にか大好きになってしまうような魅力的なキャラクター。ぜひ劇場で楽しんでいただけたらと思います。私自身、前回の舞台とはまたテイストの違う物語なので、また違った舞台の楽しみ方を見つけられるのかなと思っています。気楽に観に来ていただけたらうれしいです。

撮影・取材・文=野木原晃一

スタイリスト=小林美月、ヘアメイク=吉田美幸

協力=e.m.(イー・エム アオヤマ)

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