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【柚香光】「ところてんにハマっています(笑)」【舞台を支える食事、ヘア&スキンケア】(後編)

  • 2026.10.25

宝塚歌劇団退団後初の演劇作品となった『紅鬼物語』から約1年半。柚香光さんが、劇団☆新感線の代表作の最終章『髑髏城の七人 LAST STAND』で、再び新感線の舞台に立つ。演じるのは、華やかに歌い舞いながら、無界の里に生きる人々を守り、自らも戦う極楽太夫。これまで数々の名優が演じ、宝塚歌劇団の大先輩・天海祐希さんも挑んだ役を、柚香さんはどう自分のものにしていくのか。二度目だからこそ語れる劇団☆新感線への思い、極楽太夫に感じる“強さと美しさ”、そして舞台を支える最新の美容&コンディショニング事情まで、たっぷり伺いました。

  • 柚香光さんインタビュー前編はこちら

女性として女性役を演じるのは、とってもリアルな感覚

宝塚歌劇団 花組 柚香光さん
VOCE

男役としてのカッコよさを追求されてきた柚香さんだと思いますが、極楽太夫は「男も惚れるが、女も惚れる女」です。そこを目指す面白さは、どのように感じていらっしゃいますか?


柚香光さん(以下、柚香さん)

男性として魅力的な人物をずっと探して、描いてきましたが、それが女性となっても「この人は魅力的だな」と思うことって、意外と性別は関係ないのかもと思いますね。


VOCE

魅力は人物そのものに宿るわけですね!


柚香さん

宝塚を卒業後、女性の役を演じたのはまだ3人なので、極楽太夫が4人目です。そんなに多くの女性を演じてきたわけではないのですが、人間が生きるときのエネルギーや生命力、どんな困難な状況でも真っ直ぐに誠実さを失わないところだったり、反対に、迷ってくじけて失敗してもがいて、という中でも必死に生きる姿を見て、「自分にはできない」と憧れたり、いや「私も共感する」と思えたり……。そういう姿に心を引っ張られることが多いんですよね。


VOCE

『ハムレット』のガートルードも、『十二国記』の陽子もそうでしたが、どちらも柚香さんの演技は話題となりました。それは柚香さんの役作りの素晴らしさだと思います。


柚香さん

人の色気はどこからくるのだろうと思ったときに、男性も女性も共通するところがあるのだと思うんです。もちろん身体の使い方は全然違うので筋肉痛になる場所も役によってまったく違ったりもするんですけど(笑)


VOCE

先ほど、「演じてきた女性の役は極楽太夫が4人目」とおっしゃいましたが、男性役を演じてきて、一番大きく違うと思うことは何でしょう?


柚香さん

男性役を演じるというのは、もう性別から真逆を演じているんですよね。宝塚歌劇団のあらゆるプロフェッショナルの方々の技術が合わさって、男役を作っているので、そういうものが揃わない状態で短髪にして、男物のお衣裳を着てもあの夢の世界にはならない。演者はもちろん、技術さん、スタッフさん、演出家の方々、舞台装置……。そういったあらゆる“技”があってこそ、成立する存在なんです。


VOCE

なるほど。私たちはついセンターにいらっしゃるタカラジェンヌさんたちにばかり目が行きますが、そういうことなんですね。


柚香さん

今は女性として女性を演じているので、いろんなことがもっとリアルです。比べること自体が難しいのですが、男役は作りモノと分かっているわけですが、女性を演じるとなったときに、やはりあらゆることがもっとリアルなので、同じお芝居ですが、気付きが多くあります。自分の思い込みなんかもありますからね。“女性を演じる”ということに対して、必要でないことを必要だと思っていたりとか……。そういうことにも気づかされます。


VOCE

とても興味深いお話です。男役を卒業して、そこから女性を演じることの体感に関して、なかなか言語化してお伺いすることもないので、すごく面白いと感じました。


柚香さん

自分の中にそういう思い込みみたいなのがあるのは、私も面白いと思います。


最近のハマりものは、ところてん!

宝塚歌劇団 花組 柚香光さん
VOCE

以前インタビューさせていただいたときに、いろんなビューティの話を伺ったのですが、そこから何か進化はありましたか? 当時は「困ったときのブロッコリー、卵、ささ身、キムチが三種ならぬ、四種の神器!」と仰っていました(笑)


柚香さん

あはは。そうですね。基本的には変わってないのですが、塩分を控えるようにしたので、キムチは少し減りましたね。その分、鮭が加わりました。あと、最近ハマっているのは“ところてん”です。元々、“お酢”が好きなんですよ。サッパリしたものが好みなので。お酢をたっぷりとかけて、ところてんをいただいています。


VOCE

お酢を食べたいがゆえに、ところてんを食す感じですか?


柚香さん

小腹が空いたときにちょうどいいんです。太らないし、ツルっと食べられるのがいい。本当にハマっているので、自分で買ってきて、冷蔵庫の中にいつも入っています。


VOCE

新感線は特に長丁場の舞台になると思うのですが、舞台にご出演されているときは、どんな食生活を送られるのですか?


柚香さん

宝塚を辞めてからは運動量が減ってしまったので、今は、一日の運動量によって摂取量を変えています。やっぱり仕事のときは、その仕事関連のことに集中するので、仕事の内容に合わせた運動量のスケジュールになってしまいますね。


VOCE

今回は殺陣があるようなので、運動量もありそうですよね。何かご準備はされていますか?


柚香さん

運動量はかなりあるのではと思っているのですが、まだスタートしていないので……。できる限りは動こうと思っています。特に準備をしてきたわけではありませんが、立ち回りをつけていただく中で、トレーニングをしていきたいですね。


VOCE

公演中の身体のリカバリーはとても重要だと思うのですが、ご自身ではどんな回復美容をされていますか?


柚香さん

基本的にはクールダウンを大切にしています。筋肉が張ったらフォームローラーやマッサージガンなどでリンパを流す、ほぐすというのが大事。固まってくると呼吸も深くできなくなりますし、あらゆるところに支障をきたしますので、血行を良くすることを心掛けていますね。公演の内容にもよりますが、必要なときはルーティン化しています。


VOCE

楽屋に持ち込まれたりするんですか?


柚香さん

楽屋に置いておくか、自宅に置くか……。そのときの公演内容にもよるのですが、楽屋に入ってからメイクなど仕込みに時間がかかるときは家でやったりすることも多いです。作品によって違いますね。でもクールダウンは本当に必須。怪我にはとにかく気を付けていますから。


肌も髪も“摩擦レス”がこだわり

宝塚歌劇団 花組 柚香光さん
VOCE

以前はヘアケアについてもお伺いしていました。そのときはバイオプログラミングのヘアビューロンを愛用されているとのことでしたが、今も愛用中ですか?


柚香さん

はい。今も!!


VOCE

『ハムレット』のガートルード役もハイトーンかつミディアムロングのヘアでしたし、長さを保つには傷めないためのアイテムが必須ですね。


柚香さん

その前の『エリザベート TAKARAZUKA30周年 スペシャル・ガラ・コンサート』に出演した際にルドルフの役をいただいて、そのときにショートヘアのかつらを被るために、少しだけ切ったんです。でも、あくまでガートルードをできるように、というくらい、ほんの少し。最近は基本的に、少し切りながら伸ばしている感じです。


VOCE

お好きなヘアケアアイテムはありますか?


柚香さん

愛用しているシャンプー&トリートメントはあるんですが、実は先輩に教えて頂いたものなので、内緒で♡ でも最近はそのシャントリを使いながら、洗い方とタオルケアの方法を変えました。できるだけ摩擦しないように洗い、タオルで拭くときも、押さえながらできるだけ水分を吸わせるようにしています。


VOCE

スキンケアはいかがですか?


柚香さん

以前お話ししたかもしれないのですが、とにかく洗いすぎないように気を付けています。髪と同様に摩擦しない。あとは洗顔料を肌の上に残さないことも重要ですね。クレンジングも洗顔料も、ちゃんとぬるま湯でオフするのを徹底しています。


VOCE

お気に入りのアイテムはありますか?


柚香さん

今は資生堂のフューチャーソリューション エクストラ リッチ クレンジング フォーム を使っています。肌の上に少し置いて、パックをしたりして。肌に合っているようで、調子もいいです。


SHISEIDO フューチャーソリューション LX エクストラ リッチ クレンジングフォームe
SHISEIDO フューチャーソリューション LX エクストラ リッチ クレンジングフォームe

134g / ¥5500

VOCE

ありがとうございます! では、最後にVOCE読者にメッセージをいただけますか?


宝塚歌劇団 花組 柚香光さん
柚香さん

私、とても華やかなナンバーとかも担当させていただくんです。『髑髏城の七人 LAST STAND』は女性の登場人物が少ない作品なのですが、その中で、女性の仕草や叫びといったものをナンバーやセリフ、立ち回りを通して描いていくと思います。女性ならではの共感いただける部分があると思いますので、皆さんが観にいらしてくださったときに胸に響けばいいなと思っています。皆さまにお越しいただけるのを楽しみに稽古に励みます!!


男役として“カッコいい男性”を追求してきた柚香さんが、今度は“女も惚れる女”=極楽太夫へ! 柚香さんが発するエネルギーや誠実さが、色気やカッコよさにつながっているのだと実感します。舞台では強く、しなやかに。日々のケアは意外なほどシンプル、でも丁寧に。そんな柚香流の“キレイの作り方”には、私たちも今すぐ真似したいヒントがいっぱいです。自らたくさんポーズを取ってくださった、ファン垂涎のエモすぎる写真も要チェックです!

【柚香光さん・プロフィール】

柚香光(Ray Yuzuka)
1992年3月5日生まれ、東京都出身。2009年に95期生として宝塚歌劇団に入団し、花組に配属。2019年に花組トップスターに就任。抜群のダンス力と華やかな舞台姿で人気を集め、2024年5月『アルカンシェル~パリに架かる虹~』で退団。退団後は1st Solo Concert『TABLEAU』を皮切りに、劇団☆新感線『紅鬼物語』、ダンスエンタテインメント『BURN THE FLOOR 2025』、ミュージカル『十二国記-月の影 影の海-』、『ハムレット』などに出演。『髑髏城の七人 LAST STAND』は、『紅鬼物語』に続く2度目の劇団☆新感線出演となる。宝塚在団時の主な出演作に【舞台】『はいからさんが通る』『うたかたの恋』『鴛鴦歌合戦』など。2027年4~5月には主演ミュージカル『メアリ・シェリー』、同年7月にはミュージカル『十二国記-月の影 影の海-』アリーナ ライブへの出演も決定している。

~Information~
2026年劇団☆新感線46周年興行・冬公演
いのうえ歌舞伎『髑髏城の七人 LAST STAND』

早乙女太一
塩野瑛久/藤岡真威人(Wキャスト)
早乙女友貴
柚香 光
片岡千之助
桜井日奈子
近藤頌利
河野まさと
木村 了
浜中文一
粟根まこと
山口馬木也 ほか

東京公演:新橋演舞場
2026年11月14日(土)~12月25日(金)

長野公演:ホクト文化ホール
2027年1月21日(木)~1月24日(日)

金沢公演:金沢歌劇座
2027年2月8日(月)~2月14日(日)

大阪公演:フェスティバルホール
2027年2月25日(木)~3月11日(木)

撮影/楠本隆貴 ヘアメイク/SAKURA スタイリング/大園蓮珠 取材・文/前田美保

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