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実は、偏差値77『超名門校』出身!「同じ人間とは思えない」「異次元」朝ドラ、日曜劇場、大河…“比類なき名優”にクギヅケ

  • 2026.10.26
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野村萬斎 (C)SANKEI

表舞台での活躍に加えて、話す言葉や立ち振る舞いに知性がにじむ芸能人がいます。今回は「知性溢れる芸能人たち」をテーマに、5名をセレクトしました。

本記事ではその第1弾として、伝統芸能の家に生を受け、現代劇や大ヒット作品でも異彩を放つ名優をご紹介します。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに人選・制作された記事です
※一部、経歴やエピソードに関するネタバレを含みます

狂言の申し子が朝ドラで魅せた! 唯一無二の存在感

今回取り上げるのは、東京都出身の狂言師で、俳優としても活躍する野村萬斎(のむら・まんさい)さんです。父は狂言師の二世野村万作さん。その長男として生まれた萬斎さんは、1970年、わずか3歳のときに『靱猿』の子猿役で早くも初舞台を踏みました。その後、1994年には曾祖父の隠居名である「萬斎」を襲名しています。 

舞台で培った表現力はテレビの世界でも大きな注目を集め、その名を広く知らしめたのが1997年のNHK連続テレビ小説『あぐり』です。ヒロインの夫である望月エイスケ役を軽妙に演じきり、1998年のエランドール特別賞や第6回橋田賞新人賞、第1回日刊スポーツ助演男優賞を立て続けに受賞。多くの視聴者を魅了しました。

SNSでも「本当に素敵だった」「私の初恋」「品の良さと愛らしさが神がかってた」といった声が寄せられています。

狂言の家に生まれ育ち、伝統を受け継ぎながら映像の世界でも鮮烈な印象を残してきた萬斎さん。その歩みからは、演技者としての底知れない実力が伝わってきます。

名門高から藝大、そして東大講師へ! 野村萬斎が重ねた知の軌跡

舞台や朝ドラでの活躍が光る萬斎さんですが、歩んできた学歴にも目を見張るものがあります。卒業した高校は、難関校として知られる偏差値77の筑波大学附属高等学校。高校卒業後は、日本で唯一の国立総合芸術大学である東京芸術大学音楽学部へ進み、1989年に卒業を迎えました。高い学力と芸術的センスの両面において、着実にステップを刻んできた歩みがうかがえます。 

1994年には文化庁の芸術家在外研修制度を利用してイギリスへ留学し、名門ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーなどで本場の演劇を吸収。

また、舞台に立つ一方で教育の現場にも深く関わってきました。東京大学教養学部の表象文化論講座で非常勤講師を務め、1998年からは、母校の東京芸術大学で音楽学部邦楽科の教壇にも立っています。

そうして培われた知性と修練がにじむたたずまいには「凛としたカッコよさ、素敵すぎる」「知性がにじみ出る美しさって最強」「異次元の存在感」「同じ人間とは思えない」といった称賛と驚嘆の声も。

表現の場は、自身が立つ舞台だけにとどまりません。2002年からの約20年間は世田谷パブリックシアターの芸術監督として劇場の運営にも尽力。2003年に芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞すると、2006年には構成・演出・主演をこなした舞台『敦-山月記・名人伝-』が朝日舞台芸術賞と紀伊国屋演劇賞に輝きました。

プレイヤーとして舞台に立つのみならず、演出や劇場の舵取りまでこなす多彩な活躍の根底には、知性を磨き続けてきた萬斎さんならではの深みがあります。

『テンペスト』で主演! 野村萬斎の飽くなき挑戦

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「祝祭大狂言会2023」取材会 野村萬斎 (C)SANKEI

舞台で劇場の舵取りを担ってきた萬斎さんは、映像の分野でも話題作に関わってきました。 

2016年公開の映画『シン・ゴジラ』では、ゴジラのモーションキャプチャーアクトを担当。最終興行収入82.5億円を記録し、ブルーリボン賞作品賞にも輝いた大ヒット作のなかで、巨獣の動きに生命を吹き込みました。

2023年にNHK大河ドラマ『どうする家康』で今川義元役を演じ、『花の乱』以来29年ぶりの大河出演を果たします。2024年にはTBS系日曜劇場『アンチヒーロー』にレギュラー出演し、剛腕検事正・伊達原泰輔役を熱演。 

古典の舞台も精力的に続いています。1987年に発足した萬斎さん主宰の公演『狂言ござる乃座』では、2026年10月から11月にかけて東京と京都を巡る還暦記念公演がスタート。

さらに2027年2月24日からは、ウィリアム・シェイクスピア作の舞台『テンペスト』が東京のTHEATER MILANO-Zaで開幕し、3月には富山と大阪でも上演される予定です。主人公のプロスペローを萬斎さんが務め、空気の精エアリエル役に稲垣吾郎さんを迎えるほか、山下美月さん(ミランダ役)、玉置玲央さん(キャリバン役)、松島庄汰さん(ファーディナンド役)といった豪華キャストが集結。

稲垣さんが演じるエアリエルは、1993年の東京グローブ座公演で萬斎さん自身が演じた役でもあります。時を経て今度は主人公として同じ作品の舞台に立ち、新たな物語を紡ぎ出す姿が今から待ちきれません。

年齢や立場を重ねるごとに進化を続ける萬斎さんの姿からは、生涯をかけて芸を極め続ける表現者としての凄みが伝わってきます。


※記事は執筆時点の情報です

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