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メジャー優勝プロのパワーの源は?安定して飛ばすコツを解説

  • 2026.9.12

今シーズン、この3人で積み重ねた勝利数はすでに5つ。圧倒的な存在感を放つスイングの飛距離や精度など、ツアーで「勝てるポイント」はどこなのか。その秘密を徹底解説!

タメと解放を極めたパワー爆発スイング

アドレス~バックスイング

体重を左右均等、足の中央にバランスよく乗せた安定したアドレスです。手足の長さを活かした自然な姿勢をとり、左手はナックルが2つ見えるややフックグリップで握っています。

テークバックでは体重をわずかに右足へ移しながら始動し、背骨を軸に上体をスムーズに回転。ハーフウェイバックでも両腕を真っすぐ保ち、コッキングを控えめにしたシンプルなクラブの上げ方をしています。

バックスイング~トップ

メジャー優勝プロのパワーの源は?安定して飛ばすコツを解説
Point:手首のコックがかなり浅い(左)Point:腹部はすでに切り返しをはじめている(右)

バックスイング後半でも手首のコックは小さめ。この“予備動作”によって切り返しで一気に手首のコックを深め、強いタメを生み出す準備が整います。

トップは手元が高い位置で収まり、大きなエネルギーを生み出せるポジションです。トップに到達するタイミングでお腹がわずかに切り返し方向に動きはじめ、捻転差を作っていきます。

切り返し~ダウンスイング

メジャー優勝プロのパワーの源は?安定して飛ばすコツを解説
Point:右股関節の上で切り返す

切り返しでは骨盤を大きく左へスライドさせず、右股関節を軸に下半身を回転させながらダウンスイングへ移行します。同時に手首に慣性がかかってコックの角度が深まり、非常に強いタメが作られている。

そして左足で地面を力強く踏み込むことで体には逆方向への力が生まれ、その反力によってヘッドの遠心力が最大化。効率よくヘッドが加速していきます。

インパクト~フィニッシュ

インパクトでは体が回転が先行し、骨盤が開いた状態でボールをとらえていますが、ややフックグリップのおかげでフェースがスクエアに戻り、ストレートボールを打つことができます。

フォローではタメていた手首の角度を一気に解放するため、腕のローテーションは大きめ。それでも肩まわりの柔軟性が高く、手元が止まることなく深いフィニッシュまで振り抜くことで、ヘッド挙動を安定させています。

神ワザPoint

桑木選手は体を「柔軟に使う」能力がとても高い。上の写真はバックスイング終盤のコマですが、この段階で両腕を伸ばしたままにするには胸椎の可動域がかなり必要です。

下の写真では腕とクラブがなす角度がかなり鋭角。関節をロックせず、クラブが体にかける慣性をそのままに受け入れている証拠で、これが彼女のパワーの源泉となっています。

いかがでしたか? 桑木プロのスイングを参考に練習してみましょう!

桑木志帆
●くわき・しほ/2003年生まれ、岡山県出身。164cm。2024年にツアー初優勝、「JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」でのメジャー初制覇を含む3勝をあげた。今季も前半戦で2勝し、ツアー通算5勝を誇るJLPGAの中心的な存在。大和ハウス工業所属。

解説=アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史)/1987年生まれ、神奈川県出身。理論的なレッスンで支持を集め、千葉県を拠点にジュニア育成や競技者指導を行なう。日本体育大学女子ゴルフ部では、テクニカルコーチとして選手強化に携わる。Canvath Golf代表。

写真=圓岡紀夫、渡辺義孝、小林司
撮影トーナメント=Vポイント×SMBCレディスゴルフトーナメント
※選手の成績などは2026年7月11日現在のもの

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