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日本ゴルフの行方が危うい?ゴルフ業界が抱える問題とは

  • 2026.9.11

152回、約12年半の長期連載中、ゴルフ界の“いいにくい”ことを声を大にして代弁してくれたタケ。

タイトルキャッチどおりの「過激で知的な」意見や見解は最後の最後まで業界の未来を心配するゴルフ愛ゆえのものだったことには間違いない!

ゴルフの未来図を正しく描ける業界になってほしい!

日本ゴルフの行方が危うい?ゴルフ業界が抱える問題とは
ゴルフから人間に必要な判断を学べる業界になってほしい。長きに渡り、タケがいいたかったことはこれに尽きる!

ハローエブリバディ!この連載も今回が最終稿となる。コーナータイトルどおり、愛するゴルフ界を辛口でぶった切ってきたが、これが最後。最後も愛あふれるぶった切りをおまかせあれ!

連載がはじまった2013年は、9月にIOC総会で東京が五輪の会場に決定した年。2016年リオ五輪でゴルフが正式競技になった2回目。それが日本ゴルフの諸問題解決の起爆剤と期待していた。リオでも競技会場はパブリックコースを新規造設してゴルフの普及、社会公共性をアピール。

じつは2016年五輪でも東京は開催地に立候補。そのときの計画書のゴルフ競技会場は、東京都所有のパブリック〝若洲ゴルフリンクス〞。しかし、2020年の東京五輪計画書には、閉鎖的、超名門、女性メンバーのいない(2013年時点)〝霞ヶ関CC〞に変更していた。

もちろんタケは大反対を唱え、反対に賛同した仲間たちで「日本ゴルフ改革会議」を発足。大宅映子議長を筆頭に、現日本ゴルフツアー機構会長の諸星裕副議長らとともに、閉鎖的クラブから公共のパブリックコースへの変更を求め各所に働きかけたが失敗に終わった。

霞ヶ関賛成派、反対派からの叱咤激励は、多くのゴルフメディアが無視。我が国のゴルフ総本山、日本ゴルフ協会は、五輪においてNF(ナショナル・フェデレーション)であり、そこに反対意見をいう人は皆無。まさに〝タコツボ〞〝伏魔殿〞のNFだった。

そして、今もなお「ゴルフをみんなのスポーツへ」などとキレイごとのスローガンを掲げた総本山を頂点として、日本ゴルフ関連15団体による「日本ゴルフサミット会議」なる〝見ざる、言わざる、聞かざる〞の仲良し協会グループが日本のゴルフの未来図を握っている。

日本のゴルフが直面するこの閉塞感こそが、まさに〝タコツボ〞であり旧態依然を打破できない構造になっているはず。米国ゴルフ協会は、全米オープン(女子・シニアを含む)開催コースをノースウエスト(北東・米国オリジナル13州)の名門開催を常習化から、公共のパブリックコースを数十年前から多用するのは、誰でもプレーできる場所での開催がゴルフ人口低減に歯止めをかけるためだ。

また、我が国においては〝スナッグゴルフ〞が球を打つことを主体にしたゴルフ入門に。米国では〝ファースト・ティー・プログラム〞が、ゴルフを通じ、健全な人格形成、人生の価値観を育むことを目的とした教育プログラムとして行なわれているが、ゴルフを通じ〝ただの球打ち〞を形成するか?

〝物事の良し悪しを分別できる人間〞を形成するか?ゴルフから人間に必要な判断を未来のゴルファーには学んでほしいと思う。スコットランドのことわざで「飛距離が自慢の幼稚園、スコアにこだわる小学生、景色が見える中学生、マナーが立派な高校生、歴史がわかる大学生、友、群れ集う卒業生」とある。

30年後、50年後の日本のゴルフの未来図を正しく描ける業界になってほしいと願い、最終稿とする。

いかがでしたか? これからの日本のゴルフ界に注目していきましょう。

タケ小山
●小山武明(こやま・たけあき)/1964年生まれ、東京都出身。プロゴルファー、ゴルフ解説者。テレビ「サンデーモーニング」(TBS)、ラジオ「Green Jacket」(InterFM897)ほか、多数メディアで活躍。

イラスト=北沢夕芸

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