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「+1」「+44」から突然の着信…その電話、大丈夫?知らない国際電話番号に注意したい理由

  • 2026.9.10
「+1」「+44」から突然の着信…その電話、大丈夫?知らない国際電話番号に注意したい理由

スマートフォンに突然、「+1」「+44」など、見慣れない「+」から始まる電話番号が表示されたことはありませんか。

普段使っている「090」や「03」とは違うため、「どこからの電話?」「出ても大丈夫?」と不安になる人もいるでしょう。

「+」から始まる電話番号は、国際電話で使われる番号形式です。

海外の知人や企業からの正規の連絡である場合もありますが、警察庁は「+1」や「+44」などから始まる国際電話番号を利用した特殊詐欺が多発しているとして注意を呼びかけています。

今回は、「+」から始まる電話番号の意味と、見覚えのない番号から着信したときに確認したいポイントを紹介します。

「+」から始まる電話番号は何を意味している?

電話番号の先頭に付いている「+」は、国際電話で使われる番号形式を示すものです。

「+」の後ろに続く数字は国番号と呼ばれ、国や地域ごとに番号が割り当てられています。

たとえば、「+44」はイギリス、「+81」は日本、「+82」は韓国、「+86」は中国を示します。「+1」はアメリカやカナダなどで使われています。

そのため、知らない番号から電話がかかってきたときに先頭が「+」になっていれば、国際電話の番号形式で表示されていることが分かります。

ただし、表示された国番号だけを見て、実際にその国から発信された電話だと断定することはできません。

警察庁では、実在する電話番号を偽装して着信画面に表示させる手口も確認しています。

「+44だから必ずイギリスからの電話」などと、表示された番号だけで発信元を信用しないことが大切です。

「+81」は日本の国番号

「+」から始まる番号の中でも、見かけることがあるのが「+81」です。

「81」は日本に割り当てられている国番号です。

たとえば、日本国内で「090-1234-5678」と使われている携帯電話番号を国際電話の形式で表す場合は、先頭の「0」を外して「+81 90-1234-5678」のようになります。

そのため、「+81」が表示されたからといって、外国人や海外企業からの電話とは限りません。

日本の電話番号が国際形式で表示されている場合もあります。

ただし、「+81」が表示されていることだけで、実際に日本から発信された電話だと判断することもできません。

番号全体や連絡に心当たりがあるかを確認し、表示だけで相手を信用しないようにしましょう。

見覚えのない「+」の電話には注意する

海外から連絡が来る予定がないのに、突然「+1」「+44」などの番号から着信した場合は注意が必要です。

警察庁によると、2025年中に特殊詐欺に利用された電話番号のうち、約75.5%が国際電話番号でした。

「未納料金があります」「あなたの口座が犯罪に使われています」などと不安をあおり、金銭の支払いや個人情報の提供を求める電話にも注意してください。

海外から電話がかかってくる心当たりがない場合は、見覚えのない国際電話番号に無理に出たり、着信履歴を見てすぐに折り返したりしないほうが安心です。

表示されている電話番号だけで相手を信用しない

注意したいのは、「知っている番号が表示されているから大丈夫」とは限らないことです。

警察庁は、実在する警察署などの電話番号を偽装して表示させ、警察官を装う特殊詐欺の手口が確認されたとして注意を呼びかけています。

そのため、着信画面に実在する警察署や企業などの電話番号が表示されていても、それだけで相手が本物だと判断するのは危険です。

警察や金融機関、通信会社などを名乗り、「すぐにお金を払ってください」「口座情報を教えてください」などと言われた場合は、いったん電話を切りましょう。

確認するときは、相手から案内された番号へそのままかけ直すのではなく、公式サイトなどで自分で連絡先を確認してから問い合わせることが大切です。

知らない番号には「出ない・折り返さない」

海外から電話がかかってくる予定がない場合、「+」から始まる見覚えのない番号には、無理に出る必要はありません。

警察庁も、携帯電話では「+」から始まる国際電話番号や見知らぬ電話番号からの着信を無視するよう呼びかけています。

留守番電話を利用している場合は、相手が用件を残しているか確認してから、必要な連絡かどうか判断する方法もあります。

何度も同じ番号から着信する場合は、端末の着信拒否やブロック機能を利用することも検討しましょう。

スマホの迷惑電話対策も確認する

スマートフォンには、知らない番号や迷惑電話への対応を補助する機能が用意されています。

iPhoneでは、不明な発信者からの電話を確認しやすくしたり、登録されていない番号からの着信音を鳴らさず留守番電話へ送ったりする設定があります。

設定方法や表示される項目は、利用しているiOSのバージョンによって異なる場合があります。

Androidでも、Googleの電話アプリなどでは、発信者番号や迷惑電話に関する情報を表示したり、迷惑電話の疑いがある着信について警告したりする機能があります。

ただし、Androidは端末メーカーや使用している電話アプリによって、利用できる機能や設定方法が異なります。

電話アプリや設定アプリの中で「迷惑電話」「ブロック」「発信者番号」などの項目を確認してみましょう。

国際電話を使わないなら対策を検討する

普段まったく海外と電話をしない場合は、国際電話への対策を見直す方法もあります。

警察庁は、固定電話について、海外との電話を利用しない人に国際電話の発着信を休止する対策を案内しています。

携帯電話についても、迷惑電話や国際電話への対策機能を備えたサービスやアプリなどを利用できる場合があります。

一方で、仕事や家族との連絡などで海外から電話を受ける可能性がある人は、必要な電話まで受けられなくならないよう、自分の利用状況に合わせて設定しましょう。

まとめ

「+」から始まる電話番号は、国際電話で使われる番号形式です。

「+」の後ろには国番号が続き、「+81」は日本、「+44」はイギリスなど、どの国や地域の番号形式なのかを判断する手がかりになります。

ただし、着信画面に表示される電話番号が偽装されるケースも確認されているため、国番号だけで実際の発信元を断定することはできません。

海外の知人や企業などから正規の電話がかかってくる場合もあるため、「+」が付いているだけで詐欺と決めつける必要はありません。

一方で、国際電話番号を利用した特殊詐欺は実際に多発しています。

海外から電話が来る心当たりがない場合は、見覚えのない番号には出ない、すぐに折り返さないことが大切です。

また、電話の相手が警察や金融機関などを名乗っても、着信画面に表示されている番号だけで信用せず、一度電話を切って公式の連絡先を自分で確認しましょう。

「+から始まる番号は国際電話の番号形式」と覚えておけば、突然の着信にも慌てず対応しやすくなります。

※掲載内容は2026年8月時点の情報です。スマートフォンの設定方法や提供されている迷惑電話対策機能は、OS、端末メーカー、通信事業者などによって異なる場合があります。最新情報は警察庁および各社の公式サポートをご確認ください。

 

参考:警察庁・SOS47「みんなでとめよう!!国際電話詐欺 #みんとめ」

参考:警察庁「警察に偽装した電話番号に注意!」

参考:Apple「iPhoneで不明な発信者を管理する」

参考:Google「発信者番号と迷惑電話対策の機能を使用する」

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