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「今日は何してるの?」何気なく買い物先を教えた私。約1時間後、その店で見かけた同僚の姿

  • 2026.9.8
「今日は何してるの?」何気なく買い物先を教えた私。約1時間後、その店で見かけた同僚の姿

仕事帰り、何気なく買い物先を答えた

二十代のころ、転職したばかりの会社で働いていたときのことです。

小さな支店だったので、部署が違っても顔を合わせる機会が多く、配送を担当する方たちとも伝票の受け渡しなどで毎日のように話していました。

その中に、私より少し年上の男性がいました。歓迎会のときに連絡先を交換しましたが、普段は仕事の話をする程度の間柄でした。

ある日の仕事帰り、私はいつもの店へ買い物に寄りました。

店に入って少ししたころ、携帯にその男性からメッセージが届きました。

「今日は何してるの?」

特に深い意味はないと思い、私はそのまま答えました。

「お疲れさまです。駅前のスーパーで買い物して帰ります」

店まで書いたことにも、そのときは何も感じませんでした。ただの世間話だと思っていたのです。

人混みの向こうに、見覚えのある姿があった

それから一時間ほど、私はいつも通り店内を回っていました。

夕方で店は混んでいて、かごを持った人たちの間を縫うようにしながら、必要なものを順番に入れていきました。

そのとき、人の流れの向こうに見覚えのある男性がいることに気づきました。

職場の、あの人でした。

最初は似ている人かと思いました。しかし、もう一度見てもやはり本人です。

男性は商品を手に取るでもなく、立ち止まって周囲を見回していました。人の陰に隠れて見えなくなったかと思うと、少し離れた場所でまた姿が見えます。

もちろん、偶然その店に来ただけかもしれません。

そう思おうとしましたが、少し前に自分がこの店にいると伝えたことを思い出すと、急に落ち着かなくなりました。

私は残りの買い物をやめ、その男性には声をかけずに店を出ました。

家に着いてから携帯を見ると、メッセージが二通届いていました。

「俺もこっちに来てるよ」

「お茶でもしない?」

送られた時間は、私が買い物先を伝えたあとでした。

私は返信を書きかけましたが、結局その日は送りませんでした。

「昨日、いなかったね」と言われて

翌日、職場でその男性と顔を合わせました。

「昨日、いなかったね」

男性はいつもと変わらない様子で言いました。

「そうですね」

私はそれだけ返しました。

実際、その男性に何かをされたわけではありません。店に来たのも、本当に偶然だった可能性はあります。

同僚に話したときも、「たまたまじゃない? あの人、よく出歩くし」と言われました。

それでも私は、それから行き先を聞かれても具体的な場所までは答えないようになりました。

「まだ決めてないです」

そう返せば、それ以上聞かれることもありませんでした。

今でもときどき、あの日の店内を思い出します。あの人がなぜそこにいたのか、本当のところは分かりません。

ただ、何気なく教えた自分の居場所に、知っている人が突然現れる。それだけでこんなにも落ち着かなくなるのだと、初めて知った出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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