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レジで割り込みをした客。「こっちにも都合があるんだよ」と店員の注意にも反論、最後まで譲らなかった店員に客が見せた行動とは

  • 2026.9.8
レジで割り込みをした客。「こっちにも都合があるんだよ」と店員の注意にも反論、最後まで譲らなかった店員に客が見せた行動とは

夕方のレジに、十人以上の列ができていた

一年ほど前、近所のスーパーへ買い物に行ったときのことです。

夕方で、売り場には値引きの札が貼られはじめていました。

レジには十人以上が並び、私も買い物かごを持って列の後ろのほうに立っていました。

列は床の案内に沿って伸びていて、少しずつ前へ進んでいました。

そのとき、一人の男性が列の横から歩いてきました。

最後尾へ向かうのかと思って見ていると、男性は前のほうに並んでいた年配の方の脇から、そのまま列へ入ったのです。

あまりに迷いのない動きだったので、最初は誰も声をかけませんでした。

少しして、私より後ろにいた女性が男性に声をかけました。

「皆さん、並んでますよ」

すると男性は振り返り、少し強い口調で言いました。

「俺は急いでるんだよ。みんなこんなに買ってたら、いつまで待つんだよ」

列にいた人たちは何も言わず、男性のほうを見ていました。

店員さんが二度、最後尾を案内した

やり取りに気づいたレジの店員さんが、男性へ声をかけました。

「恐れ入りますが、最後尾へお並びください」

しかし男性は動きません。

「こっちにも都合があるんだよ」

店員さんは声を荒らげることなく、もう一度同じように伝えました。

「恐れ入りますが、最後尾へお並びください」

しばらく黙っていた男性は、最後尾へ向かうことはありませんでした。

持っていた買い物かごを床に置くと、そのまま出口へ歩いていったのです。

自動ドアが開き、男性の姿が見えなくなりました。床には商品がたくさん入ったかごだけが残っていました。

店員さんはレジをいったん止め、そのかごをレジの脇へ移しました。

それから何事もなかったように会計が再開され、列はまた一人ずつ前へ進みました。

私の番になったとき、店員さんが小さく頭を下げました。

「お待たせしてすみません」

「いえ、大変でしたね」

私はそれだけ返しました。

男性がどれほど急いでいたのか、本当の事情は分かりません。ただ、みんなが順番を待っている以上、自分だけ先へ入っていい理由にはならないのだと思います。

今でも夕方のスーパーで長い列を見ると、あの日、最後まで落ち着いた声で案内していた店員さんのことを思い出します。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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