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おにぎりを「10秒だけ温めてください」と言った客。1時間後、戻ってきた客の思わぬ苦情とは

  • 2026.9.6
おにぎりを「10秒だけ温めてください」と言った客。1時間後、戻ってきた客の思わぬ苦情とは

「10秒だけ」と言われたので、もう一度確認した

コンビニで働いていたころのことです。昼の混雑が少し落ち着いた時間に、五十代くらいの男性のお客様がおにぎりを一つ持ってレジに来られました。

会計の途中で、いつものように尋ねました。

「温めますか?」

すると男性は少し考えてから答えました。

「10秒だけ温めてください。熱いのは苦手なので」

商品によっては、短い時間では中まで十分に温まらないことがあります。念のため私は、「10秒でよろしいですか」ともう一度確認しました。

男性は「うん、それでいいよ」と答えました。

私は指定された時間だけ温め、そのまま商品をお渡ししました。

ところが一時間ほどすると、その男性が再び店に入ってきました。手には、先ほどの商品が入っていた袋を持っています。

「家で食べたら中が冷たかったんだよ」

私は一瞬、返事に迷いました。

男性は、表面が少し温かくなれば中も同じくらいになると思っていたようです。

「こんなに冷たいなら、もう少し温めてくれればよかったのに」

怒鳴っているわけではありません。ただ、自分が頼んだ時間より長く温めてほしかったと言われても、私の判断だけで時間を変えることはできません。

店長が聞いたのは、私が何を確認したかだった

私は、「10秒でよろしいですかと確認して、その時間で温めました」と説明しました。

すると男性は少し不満そうな顔をしました。

「でも普通、冷たかったらもう少しやるでしょう」

どう答えるべきか迷っていると、やり取りに気づいた店長が奥から出てきました。

私は、自分の対応に問題があったのかもしれないと思い、少し身構えました。

店長はまず男性の話を聞き、それから私に尋ねました。

「10秒でいいか、確認したんだね?」

「はい。もう一度確認しました」

店長はうなずき、男性に向き直りました。

「スタッフはご指定いただいた時間を確認したうえで温めています。こちらの判断で勝手に時間を延ばすことはできないんです」

男性はしばらく黙っていましたが、やがて「そういうものなの」と短く言いました。

店長が「次回は、少しずつ追加で温めることもできますので、お申しつけください」と伝えると、男性はそれ以上何も言わず店を出ていきました。

お客様が帰ったあと、店長は私に「ちゃんと確認していたなら、それで大丈夫」と言いました。

あのとき感じたのは、決まり文句を言うだけではなく、相手の希望を一度確認しておくことの大切さでした。

それ以来、「少しだけ」「軽く」といった曖昧な頼まれ方をしたときほど、私は具体的な時間を確認するようにしています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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