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飲み会で聞こえたおならの音、「あ、ごめん。俺だわ」と片手を挙げた俺が、最後までとぼけ通した理由

  • 2026.8.15
ハウコレ

片手を挙げた俺に、先輩の突っ込みと笑い声が飛んできました。隣の席を見ないまま、俺は別の話題を持ち出します。役目が終わるのは、もう少し先のことでした。

音のした方へ顔を向けると、隣に座る同い年の同僚が、取り皿を持ったまま下を向いていました。

2杯目が空く頃に

アルバイト先のメンバーで集まった飲み会でした。俺の隣は、シフトがよく重なる同い年の同僚です。注文を回したり先輩の失敗談で笑ったり、2杯目が空く頃には、テーブル全体が遠慮のない空気になっていました。

途切れた話し声

音が鳴ったのは、その直後でした。出どころは、考えるまでもありません。向かいの先輩が箸を止め、後輩たちの話し声も途切れます。隣の彼女は下を向いたまま、箸を握り直してばかりいました。誰かが茶化すより先に、この間を終わらせたい。考えたのは、それだけでした。

片手を挙げた理由

「あ、ごめん。俺だわ」

片手を挙げて、軽く聞こえるように語尾まで気をつけました。向かいの先輩が「お前かよ」と突っ込み、座敷に笑いが戻ります。そのまま俺は別の話題を持ち出して、視線が散るのを待ちました。隣で水を飲む音が小さく聞こえて、役目はひとまず終わったのだと思いました。

そして...

帰り道、駅まで並んで歩いていると、「さっきの、ありがとう」と言われました。俺は首をかしげて「なんのこと?」と返します。引き受けた以上、あの音は最後まで俺のものでいい。改札で手を振る彼女の表情がいつも通りに戻っていたので、それで十分でした。

(20代男性・アルバイト)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

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