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「うちのベランダだ、勝手でしょ」生ゴミの悪臭に居直り続けた隣人を、管理会社が規約で動かした日

  • 2026.8.5
「うちのベランダだ、勝手でしょ」生ゴミを何日も放置し悪臭を漂わせた隣人。注意しても改善しなかった夏

夏の風に混じる異臭

分譲マンションに越して、数年が過ぎた頃の話です。

ある夏の朝、ベランダで洗濯物を干していると、鼻を突くような嫌な匂いが風に乗って流れてきました。

もとをたどると、匂いはお隣のベランダから漂っていました。

仕切り板の向こうに、生ゴミを入れた袋がいくつも積まれています。

回収日はとうに過ぎているのに、袋は何日もそこに放置されたままのようでした。

気温の高い日が続くと、匂いはいっそう濃くなります。窓を開けて風を入れることも、洗濯物を外に干すことも、だんだんためらうようになっていきました。

お隣は五十代くらいの女性で、廊下で会えば挨拶を交わす程度の間柄です。

面と向かって「臭います」と告げるのは、あまりに角が立つ気がして、どうしても言い出せませんでした。

動いた管理会社、動かない隣人

悩んだ末、私は管理会社に相談することにしました。

「共有部にゴミを何日も置かれて、匂いに本当に困っているんです」

「どのあたりに、どんなふうに置かれているのでしょうか」

「お隣のベランダに、生ゴミの袋がいくつも積まれたままなんです」

担当の方は事情をていねいに聞き取り、こう約束してくれました。

「共有部へのゴミの放置は禁止です。全戸に注意の案内をお配りしますね」

数日後、約束どおり「ベランダなど共有部へのゴミ放置は厳禁」と書かれたチラシが、全世帯のポストへ配られました。

これで少しは変わるはずだと、私はほっと胸をなでおろしたのです。

ところが、お隣のベランダの光景は、その後も何ひとつ変わりませんでした。生ゴミの袋は相変わらず積まれたまま、夏の匂いを漂わせ続けています。

ある日、廊下で顔を合わせたとき、私は思いきってやんわりと切り出しました。

「あの、ベランダのゴミの匂いが、少し気になっていて」

返ってきたのは、まるで悪びれない一言でした。

「うちのベランダだ、勝手でしょ」

「でも、匂いがうちのベランダまで届いているんです」

そう伝えても、相手の表情は少しも動きません。

「他人の家のことに、いちいち口を出さないで」

それだけ言い残して、お隣はさっさと部屋へ引っ込んでしまいました。

私はもう一度、管理会社へ電話をかけましたが、返ってきたのは、どこか歯切れの悪い答えでした。

「こちらから強くは言いにくいのが実情でして」

ルールを示す紙も、第三者の案内も、当人が意に介さなければそこで止まってしまう。

そう思い知らされました。

それから今も、週に一度か二度は、あの匂いが風に乗ってやってきます。窓を閉め、洗濯物を室内に取り込みながら、私はただ夏が早く過ぎるのを待つばかりです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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