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「ベランダを掃除してください」隣人の排水口が原因で始まった水トラブル。だが、私たちが選んだ方法とは

  • 2026.9.4

隣の側にひとつだけある、排水の口

住んでいるのは、隣の部屋とベランダが続いている造りの集合住宅です。間には避難用の仕切りがありますが、床はつながっています。

排水口は隣の部屋側にひとつだけあり、うちのベランダに落ちた雨水も、そちらへ流れていく造りになっていました。

引っ越して最初の梅雨、それまで気にしていなかったことに気づきました。

雨がやんだあとも、うちの側に水が残っているのです。仕切りの近くまで行って見ると、隣側にある排水口の周辺には落ち葉や砂がたまっているようでした。

洗濯物を干すたびに水たまりを避けなければならず、タオルの端を濡らしてしまったこともあります。

隣の方に掃除をお願いすればいいのかもしれません。それでも、いきなり訪ねて「ベランダを掃除してください」と言うのは気が重く感じました。

夕食のとき、私は夫に言いました。

「ベランダの掃除をお願いに行けば、角が立つよね」

夫も少し考えてから、

「直接言うより、まず管理会社に聞いてみたら?」

と言いました。

確かに、そのほうがよさそうでした。隣の方が排水の状態に気づいているのかどうかも、私には分かりません。最初から相手のせいだと決めつけるのも違う気がしました。

苦情ではなく、排水の相談をした

翌日、管理会社へ電話をしました。

伝えたのは、「隣が掃除をしてくれない」という話ではありません。

「雨のあと、うちのベランダに水がたまるんです。排水口が隣側にしかないようなのですが、一度見てもらうことはできますか」

そう説明すると、担当の方は状況を確認してくれることになりました。

数日後、建物の設備を確認する方が来ました。ベランダの排水経路を見てもらうと、やはり排水口の周辺に細かなゴミがたまり、水が流れにくくなっていたそうです。

清掃してもらったあと、担当の方からは「また水が残るようなら連絡してください」と言われました。

次にまとまった雨が降った日、私は窓の内側からベランダを見ていました。

以前なら残っていた水が、少しずつ排水口のほうへ流れていきます。しばらくすると、床にはほとんど水が残らなくなりました。

「ちゃんと流れてる」

私が言うと、夫も窓の外を見て、

「これならよかったな」

と笑いました。

結局、隣の方に掃除をお願いすることはありませんでした。

その後も顔を合わせれば、これまでどおり挨拶をします。天気の話をすることもありますが、ベランダの排水について話したことはありません。

困ったことがあると、つい「相手に言うか、我慢するか」の二つだけで考えてしまいます。でも、その間に別の方法があることもあります。

今年の梅雨も雨の日は続きましたが、ベランダに大きな水たまりが残ることはありませんでした。隣との距離も、以前のままです。それが私には、いちばん気楽な解決でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた50代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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