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「間に合うのかしら」何度も呼び出されてやっと来た乗客。堂々とした態度に感じた本音とは

  • 2026.8.5

搭乗を待つ空港で

少し前に、ひとりで飛行機に乗る機会がありました。

搭乗までまだ時間があり、私は待合の椅子で、のんびりと出発を待っていたのです。

ゲートのあたりは、思いのほか静かでした。乗客はそれぞれに、思い思いの様子で時間を過ごしていました。

そんな中、館内のアナウンスが、少し慌ただしく流れ始めました。

どうやら、まだ来ていない乗客を呼び出しているようだったのです。

繰り返される呼び出し

「〇〇様、いらっしゃいましたら近くのスタッフまでお声がけください。手荷物検査のお時間が過ぎております」

同じ案内が、何度も繰り返されました。

スタッフの方は、そのたびに周囲を見回し、落ち着かない様子で対応に追われていたのです。

(間に合うのかしら)

私は自分のことのように、少しはらはらしていました。

あの人は乗り遅れてしまうのではないか、と気になったからです。

しばらくして、ようやくひとりの男性が、連れの女性とともにゲートの近くへ現れました。

呼ばれ続けていたのは、どうやらその人だったようでした。

詫びのない後ろ姿

てっきり急いで向かうものと思っていましたが、その男性は違いました。

連れの女性との別れを、ゆっくりと済ませてから、おもむろに歩き出したのです。

そして、慌てるでも詫びるでもなく、「〇〇です」とだけスタッフに告げて、悠々と手荷物検査へ向かっていきました。

その落ち着き払った態度に、私は思わず目を疑いました。

あの人のせいで、スタッフは何度もアナウンスを繰り返し、ずっと気をもんでいたはずです。

ひと言、申し訳ありませんと言ってもいいのではないか、と思ってしまいました。

もちろん、何か事情があったのかもしれません。

それでも、あの平然とした振る舞いには、どうにも割り切れないものが残りました。

飛行機は無事に飛び立ちましたが、私の中の小さなひっかかりは、しばらく消えませんでした。

誰かの手をわずらわせたことに、少しでも気づいてほしかったのです。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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