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「あなたは来なくていいから!」幹事の私を旅行から外したボスママ→私「SNS、見てないんですねー」一瞬で青ざめたワケ

  • 2026.10.5

夫の転勤の関係で、東京から地方都市へ引っ越してきた私たち家族。子どもの通う幼稚園で、早速私はボスママに目をつけられてしまったようなのです……。

そのボスママは、旦那さんが地元で会社を経営していて顔が広く、幼稚園でもかなり幅を利かせているようでした。周囲のママたちも彼女には気を使っていて、誰も強くは言えない様子でした。

そんなボスママは「あなたがやってよ!」と私に旅行の幹事を押しつけてきて……?

ボスママからの無茶な押しつけ

私が東京出身で東京育ちであることが、どうやらおもしろくない様子のボスママ。「今年でみんな卒園だし、思い出作りに旅行に行くんだけど~」と話しかけてきたのですが、何かをたくらんでいるようでした。

「あなたにその旅行の幹事をやってほしいの!」「東京の人って、こういうの仕切るの得意そうじゃない?」「それに、旦那さんが転勤族で専業主婦なんでしょ? 私たちと違って、時間に余裕があるじゃない」

そう言われても、私はこっちに来たばかり。土地勘もないし、ママ友たちの好みだってわかりません。しかし、私が断ろうとすると、ボスママは「え? まさか断るつもり? 引っ越してきたばかりなのに?」と圧をかけてきたのです。

「みんな旅行を楽しみにしてるし、断ったらさらに浮いちゃうよ?」「せっかくママ友仲間に入れてあげようと思ったのに……。ママ友ができないといろいろ大変じゃない?」

理不尽だとは思いましたが、私が浮いてしまえば、子どもまで園で寂しい思いをするかもしれません。子どものためにもここは私ががんばらないと! と思った私は、結局幹事を引き受けることに。

「さっすが~! 東京の人は頼りになる~!」「幹事をしっかりやってくれたら、グループメッセージにも追加してあげるね」と言って、ボスママはご満悦でした。

ボスママとその子どもが帰ったあと――。

「ごめんなさい、ちょっといいですか……?」と話しかけてきたのは、おとなしそうなママさんでした。そのママさんに手招きされるままに、私たちは人目のない物陰で話をすることに。

「さっき、あなたが旅行の幹事を押しつけられてるのを聞いてしまって……」と言いながら、彼女はグループメッセージを見せてきました。

そこには『新しく入ったあの人が自分からやりたいって言うから、幹事は任せることにしました~』とボスママからのメッセージが。私が驚いて言葉を失っていると、「前も、同じようなことがあって……」とそのママさんは過去のことを話し始めました。

以前にも、あのボスママが目をつけたママさんがいたそう。ボスママに合わせて、ほかのママ友たちまでそのママさんを避けたり、無視したりするようになって……。結局、そのママさんのお子さんは転園してしまったそうです。

「私、実はそのママさんと仲が良くて……。そのときはボスママが怖くて何もできなくて……。それで今回、あなたのこと、見て見ぬふりはできなくて!」「表立っては難しいですけど、協力できることがあったら言ってください!」と、そのママさんは真剣な表情で言ってくれました。

しかし、私は「ありがとうございます。でもお気持ちだけで十分ですから」と答えました。「私としても早くここに慣れたいし、ママ友のみなさんとも仲良くなりたいし、私なりにがんばってみたいんです」と言うと、彼女は「わかりました。でもなにかあったらいつでも連絡してくださいね」と言って、小さくうなずいてくれました。

子どもじみたボスママの横暴

そして、旅行当日――。

みんなに旅行を楽しんでもらいたい、わが子にもいい思い出を作ってあげたい。そんな思いで、予約の手配や行き先の下調べなど、この日のために準備を進めてきた私。しかし、出発直前になってボスママから連絡が来たのです……。

「旅行の手配おつかれー! でもあなたは来なくていいから!」

「新参者と旅行なんて気を使うでしょ? だから新参者のあなたはキャンセルで!」「みんなにも、あなたたちは来ないって伝えてあるから」

「あ、予約はそのままにしといてね?」

やはりボスママは、最初から私たちを置いていくつもりだったのです。子どもに「きっと楽しい旅行になるよ」と話していたことを思い出し、私は胸が痛みました。けれど、さすがにこれは黙って受け入れられないと思い、私はスマホを握り直しました。

そして――「SNS、見てないんですねー」と私は返しました。

すると「え?」という反応。どうやらボスママは何も知らないようです。私はSNSに投稿されている内容をスクショして、ボスママに送ることにしました。実はSNSにはこんな投稿がされていたのです……。

新参者を見下していたボスママの末路

『あの人、東京育ちだからって私たちのこと見下してる感じしない?』
『そんな人と旅行しても気を使うだけだよね。自分からやりたいって言ったんだし、予約だけお願いすればいいよ』
『直前に私から断っとくから大丈夫。何か言われても適当に流せばいいって~』
『新参者なんだから、これくらいやって当然でしょ』

ママ友グループで送った自分のメッセージがSNSに投稿されていることを知ったボスママは、「そ、そんな! なんで!?誰がこんなのアップしたの!?」とうろたえ始めました。

「あんたがやったのね!?」と言われましたが、私はそのやりとりがされているグループには入っていないのです。「幹事をしっかりやったら追加してあげる」と言われたきり、まだ追加されていなかったのですから。

実は旅行前日の夜、以前声をかけてくれたママさんから「これ、見ました?」とSNS投稿のリンクが送られてきて、私はスクショが出回っていることを知っていたのです。投稿を見て目を疑ったものの、まさか本当に私たちを締め出すことまではしないだろうと、どこかで信じていたのですが……。

「普通に考えて、そのグループにいる誰かじゃないでしょうか?」「きっと、あなたの横暴さに耐えられなかったんでしょうね……」と言うと、「みんな賛成してくれてたのに……なんで……」とボスママ。

さらに、ボスママのもとにはSNSのことを聞きつけた旦那さんからのメッセージも来ていたようでした。「夫が、知り合いからこの投稿のことを聞いたって……。『帰ったら話をする』って……どうしよう……」と焦るボスママ。そのメッセージを最後に、ピタッと連絡が止みました。きっと画面の向こうで言葉を探しあぐねているのだろうと思い、そのまま少し待ってみましたが、結局メッセージが届くことはなく、私とボスママのチャットは静まり返ったままでした。

その後――。

結局、ママ友旅行は中止に。どうやらママ友たちは、ボスママの振る舞いにうんざりしていたらしく、旅行に乗り気ではなかったよう。何人かのママ友からは謝罪があり、当日のキャンセルで発生した料金も、ママ友たちが話し合って負担してくれました。

前日にリンクを送ってくれたあのおとなしそうなママさんに、「もしかして、SNSにスクショを投稿したのって……」と聞いてみると、彼女は「私にそんな度胸があるわけないじゃないですか」とにっこり笑っていました。

ボスママは、今回のトラブルが周囲に知られたことで立場が悪くなり、園にも複数の保護者から相談が寄せられた結果、園側から注意を受けたとのこと。それ以降、保護者の集まりを仕切ることはなくなり、送迎にもほとんど姿を見せなくなりました。代わりに、ほかのご家族が送り迎えをしているようです。

ボスママの存在感が薄れたことで、園全体の空気がやわらぎ、以前よりも保護者同士が気兼ねなく関われるようになりました。うちの子も毎日楽しそうに通園しています。

◇ ◇ ◇

新しい環境で「子どものためにも早くなじみたい」と思うほど、無理な頼みごとも断りにくくなってしまうものですよね。その気持ちにつけ込んで面倒ごとを押しつけ、最後には仲間外れにしようとするのは、あまりに身勝手な振る舞いです。そんな状況を変えるきっかけになったのは、見て見ぬふりをせずに声をかけてくれた人の存在でした。ひとりきりのように思えても、周りは意外とちゃんと見てくれているものなのかもしれません。私たちも、誰かが困っているときにはそっと手を差し伸べられる人でありたいですね。

【取材時期:2025年3月】

※本記事は、ベビーカレンダーに寄せられた体験談をもとに作成しています。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。


著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班

ベビーカレンダー編集部

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