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「なによ。タダの袋でしょ」スーパーの無料ポリ袋を使い切った女性。だが、店員が正論をぶつけた結果

  • 2026.10.5

ポリ袋のロールの前から動かない女性

平日の夕方、仕事帰りに近所のスーパーで買い物をしました。会計をすませて袋づめの台へ向かうと、無料の薄いポリ袋のロールの前に、60代くらいの女性が立っていました。

僕は汁がもれそうな魚のパックを手にしたまま、女性のうしろで待ちました。さらにそのうしろには、豆腐のパックを持った年配の男性がいます。

ところが女性は、ポリ袋を1枚、また1枚と引きちぎっては、丸めて肩のバッグへ入れていました。しばらく待っても手が止まりません。

「すみません、1枚使いたいんですが……」

声をかけると、女性は振り向かないまま答えました。

「今使ってるの。見ればわかるでしょ」

それでも女性は袋を取り続けます。バッグの口からは、丸めた袋がいくつものぞいていました。

「もう、だいぶ取ってますよね」

僕がそう言うと、女性はようやく振り返りました。

「タダなんだから、多く取って何が悪いの」

その直後、ロールがカラカラと回り、芯だけになりました。

「遅いほうが悪いのよ」

女性はそう言って、空になったロールから離れません。うしろの男性も、芯を見ながらため息をついていました。

新しいロールを持ってきた店員の一言

そこへ、30代くらいの女性店員さんが新しいロールを抱えてやってきました。

店員さんは空の芯を確認し、女性のバッグからのぞく袋の束に目を向けました。

すると女性が先に言いました。

「なによ。タダの袋でしょ」

店員さんは声を荒らげることなく答えました。

「無料ではありますが、お買い上げの商品を入れるための袋なんです」

そして、女性のバッグを見ながら続けました。

「必要な分だけお使いいただいて、残りは戻していただけますか。ほかのお客様も使いますので」

女性は黙り込みました。

すると、うしろで待っていた男性が小さな声で言いました。

「さすがに多いわな」

レジの列にいた何人かも、こちらを振り返っていました。女性は顔を赤くすると、バッグから丸めた袋を取り出し、台の上に置きました。

店員さんは新しいロールを取り付け、僕と年配の男性に袋を1枚ずつ渡してくれました。

「お待たせしました」

女性は何も言わず、早足で店を出ていきました。僕はようやく魚のパックを袋に入れながら、無料で置かれている物でも、みんなで使うための物なのだと改めて感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた20代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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