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なんでムッとしてるの…?〈自分勝手すぎる人〉の意外な理由とは?【もしかして…発達障害!?】

  • 2026.8.4

「休日は、自分の趣味に時間を使いたい」「子どもの進路の話はめんどうだ」。これがいつものこととなると、発達障害の傾向がありそうです。

好きなことだけしていたい。家庭の中には冷たいすきま風が…【ASD傾向】

ASDの人のふるまいは、ときにとても自己中心的に見えることがあります。

たとえば、子どもが「遊びに連れて行って」とねだっても、日曜日になると何の説明もなくさっさとゴルフに出かけてしまう。しかも、それがたまにではなく毎週のように続くため、家族はもうあきらめムードです。

進路の相談をしても、返ってくるのは生返事ばかり。だんだんと「もう相談するだけムダ」と、家族の側が心を閉ざしていきます。

本人は、好きなことだけをしていることに何の罪悪感もなく、まるで悪びれる様子もない。その様子に、家族はあきれ、しだいに距離をとるようになっていきます。

こうしたことが積み重なると、ある日突然、妻から離婚を切り出される——そんな事態になってもおかしくありません。本人にとっては寝耳に水の大ショックでも、妻はずっと我慢を重ねてきたのかもしれません。

気づかぬうちに気持ちがすれ違い、ある日突然、「もう無理!」と家族から宣告される。そんな未来を防ぐためにも、今の関係を丁寧に見直すことが大切です。

妥協も必要です。「楽しみは7割」を心がけて

好きなことに没頭したい気持ちは、頭で「やめよう」と思っても、簡単になくせるものではありません。でも、家族と暮らしている以上、ときには歩み寄りも必要です。

たとえば、趣味にあてている週末の時間を、月に1〜2回は家族のために使ってみるのはどうでしょうか。趣味の時間の3割ほどを家族との時間に振り分けて、あとの7割は自分の楽しみに。

そう考えれば、大きな負担にもならず、無理のないバランスがとれるはずです。

ASDの人にとって、好きなことに集中する時間は、心のバランスを保つためにも欠かせないもの。それをすべて我慢するのはとてもつらく、現実的ではありません。だからこそ、家族にもその大切さを理解してもらえるといいですね。

そのうえで、やはり大切なのが「歩み寄り」です。たとえば、たまには子どもといっしょに買い物に出かけて、好きなものを選ばせてあげる。相手が何を望んでいるのかをよく観察し、気持ちに寄り添うことを意識する。

そんな積み重ねが、家族の絆を深めていくのだと思います。

教えてくれたのは…司馬理英子先生●司馬クリニック院長。医学博士。岡山大学医学部卒。1983年渡米。アメリカで4人の子どもを育てるなか、ADHDについての研鑽を深める。1997年に帰国し、東京都武蔵野市に発達障害の専門クリニックである司馬クリニックを開院。以来、子どもから大人までの治療を行っている。

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