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ドラレコの電源は入っていたのに…40代女性ドライバーが数週間後の映像確認で気づいた"盲点"

  • 2026.8.24
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出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。自動車販売・整備・保険業に27年従事している河野みゆきです。

「ドライブレコーダーを付けているから、事故に遭っても大丈夫」

そう思っている人は少なくないでしょう。ドライブレコーダーは、事故が起きた際の状況を映像として記録し、事故原因や過失割合を判断するうえで重要な役割を果たします。しかし、ドライブレコーダー本体が正常に作動していても、肝心のカメラが違う方向を向いていれば、必要な映像を記録できない可能性があります。

掃除のときに触れていたのに…カメラのズレに気づかなかった

Uさん(40代・女性)は、普段からドライブレコーダーを装着したクルマを使用していました。

夏季休暇前、車内を掃除したUさんは、フロントガラス周辺を拭く際にドライブレコーダーに触れてしまいました。ただ、そのときにカメラの向きまで変わってしまったことには気づかなかったそうです。ドライブレコーダー自体は正常に動作していたため、「録画できている」と思い、その後も特に映像を確認することなく普段通りクルマを使用していました。

ところが数週間後、何気なく録画映像を確認したところ、カメラが本来の向きよりも下や別の方向を向いていることが判明。本来なら映っているはずの前方の道路状況などが十分に記録されていない状態になっていました。Uさんは、慌てて位置を戻しましたが、「この期間に事故があっても映っていなかったかも…」と焦ったそうです。

このように、「電源も入っているし、故障もしていないから大丈夫」と思っていても、カメラの向きがズレていれば、事故の際に必要な映像を残せないことがあります。

「録画しているか」だけでなく「何が映っているか」が重要

ドライブレコーダーを確認するとき、「電源が入っている」「録画マークが表示されている」といった点だけを見て安心してしまう人もいるでしょう。

しかし、本当に確認したいのは、実際に必要な範囲が映っているかどうかです。たとえば、カメラが下を向きすぎていれば、前方車両や信号などが十分に映らない可能性があります。反対に上を向きすぎていれば、道路よりも空や建物の割合が大きくなってしまいます。

最近のドライブレコーダーにはモニター付きの機種も多く、エンジン始動時などにカメラの映像を確認できるものがあります。そのため、カメラが大きくズレていれば、画面を見た時点で気づけるケースもあります。

一方で、運転席から画面が見えにくい場所に設置していたり、経年劣化で取り付け部分が緩んだりしたものなどは、カメラの向きが変わっていても気づきにくいことがあります。また、モニターが付いていても、毎回画面を確認するとは限りません。エンジンをかけたらすぐに発進するという人であれば、知らないうちにカメラがズレた状態で走り続けてしまう可能性もあります。

洗車や車内清掃の後はドラレコも確認

ドライブレコーダーのカメラがズレるきっかけは、事故や故障だけとは限りません。

Uさんのように車内清掃で触れてしまうほか、フロントガラスを拭いた際にクロスが当たったり、洗車のときに誤って触れたりすることもあります。カメラ本体を動かしたつもりがなくても、取り付け部分に力が加わったことで、撮影角度が変わることも珍しくありません。

特に注意したいのが、長距離ドライブや帰省などで普段より長時間クルマを運転する前です。

出発前には、まずドライブレコーダーが正常に録画できているかを確認します。そのうえで、実際の録画映像を再生し、前方車両や道路、信号などが適切な位置に映っているかまで確認しておくと安心です。

モニター付きの機種なら、エンジン始動時などに表示される映像を一度確認するだけでも、異変に気づくきっかけになります。モニターがない機種の場合は、専用アプリや本体から録画映像を再生できる機能などを利用して確認しましょう。

また、ルームミラーに装着するタイプのドライブレコーダーの場合、運転席の位置を変えてミラーの角度を調整するとカメラの向きも変わるため、撮影範囲を確認しておきたいところです。

「ドライブレコーダーを付けたから、もう安心」と考えてしまうのではなく、「必要な映像をきちんと残せる状態になっているか」まで確認することが大切です。掃除や洗車をした後は、ドライブレコーダーのカメラに触れていないかを思い出し、録画状態と撮影範囲をチェックする習慣をつけておきましょう。

万が一の事故の際、ドライブレコーダーの映像が重要な手がかりになることがあります。せっかく装着しているのであれば、「付いている」だけで終わらせず、きちんと役割を果たせる状態を保っておきたいものです。


ライター:河野みゆき
自動車販売・整備・保険業に27年従事。損害保険募集人資格を保有し、車両購入からメンテナンス、カーライフに関わる保険まで幅広く対応。現場経験をもとに、ユーザー目線でわかりやすい情報発信を行っています。


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