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彼との共有リストにあった『言わないこと』のメモ。問い詰めた私が知った本当の理由

  • 2026.6.19
ハウコレ

買い物のメモを足そうと、彼と共有しているリストのアプリを開きました。牛乳、卵、と打ち込んでいて、見慣れない項目が一つ増えているのに気づきました。『言わないこと』。彼がいつの間にか作っていた、私の知らないリストでした。

共有リストに増えていた項目

それは、買い物のメモを開いたついでの、何気ない発見でした。いつも二人で使っている共有リストに、私の作った覚えのない一覧が並んでいたのです。

中を開くと、「皿のこと」「休日のこと」「お金のこと」「将来のこと」と、短い言葉だけが箇条書きにされていました。誰に見せるでもない買い物リストの中に、わざわざ私に見えない前提で作られたような一覧。彼がいつの間に、何のために書いたのか。指先で画面をなぞりながら、頭の中だけが勝手に動き始めました。

膨らんでいく最悪の想像

「お金のこと」とは何だろう。私に内緒の借金でもあるのだろうか。「将来のこと」は、もしかすると私との将来に迷っているという意味かもしれない。一度疑い始めると、どれも別れを示す合図のように見えてきました。本人に聞けばいいのに、その一歩が踏み出せません。問い詰めれば、勝手にリストを見たことまで打ち明けることになります。もし重い答えが返ってきたらと思うと、開いたままのアプリを何度も上から読み返すばかりでした。

思い切って尋ねた答え

彼が帰ってきてから、私は思い切ってスマホの画面を見せました。「ねえ、この『言わないこと』って、何?」。問い詰めるような口調になっていたと思います。彼は気まずそうに目をそらし、それからぽつりと、「君を、責めたくなかったんだ」と言いました。続けて、「言わないでいれば、ケンカにならないと思ってた」と打ち明けたのです。リストにあったのは、私への不満や、口に出せずにいた心配ごとでした。皿を流しに置いたままにすること、休みの日の過ごし方のすれ違い。どれも、私を傷つけたくなくて飲み込んできた言葉だったのです。

そして...

彼の言い分が、すべて正しいとは思いませんでした。何を言って何を言わないかを彼一人で決めてしまったぶん、私はずっと置いてけぼりにされていた気もします。それでも私は、彼に伝えました。「言ってくれた方が、よかったよ」。リストの『言わないこと』は、二人で一つずつ消していくことにしました。皿のことも、お金のことも、将来のことも、口に出してみれば、思っていたより軽い話だったりします。黙って溜めるより、ぶつかってでも話すほうがいい。あの見慣れない一覧は、今では二人の話すきっかけが詰まった、いちばん大事なメモになりました。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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