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「教わって帰りなさい」3時間かけて帰省した先で実家の正月料理を見下された私。だが、私の一言で空気が一変

  • 2026.8.17

車で3時間、親戚七人が集まる義実家の正月

結婚して5年目の正月、私は夫と子どもを連れて義実家へ帰省しました。

義実家までは車で約3時間。

夫が運転する助手席で手土産の紙袋を抱えながら、私は毎年のように少し緊張していました。

到着すると、すでに親戚が何人か集まっていました。子どもが親戚たちのいる座敷へ行く一方で、私は挨拶を済ませると台所へ向かいました。

「そのお皿は向こうね。次はこれを運んで」

義母に言われるまま、黒豆や伊達巻き、栗きんとんなどを座敷へ運びます。

最後に出したのは、大きな里芋が入った煮物でした。

「これは毎年作っている、うちのお正月の味なのよ」

義母はそう言いながら、少し誇らしそうに鉢を眺めていました。

料理がそろい、みんなが食べ始めたころです。

義母が私に向かって、突然こう言いました。

「あなたの実家では、こういう昔ながらのお正月料理はあまり作らないでしょう?」

そして里芋の煮物を指しながら続けました。

「里芋の煮物くらいは、教わって帰りなさい」

私は一瞬、返事に困りました。

義母としては、自分の家の味を教えてあげようという気持ちだったのかもしれません。

ただ、私には「あなたの実家には、こういう料理はないでしょう」と決めつけられたように聞こえました。

座敷にいた親戚も少し黙り込みました。夫も気まずそうな表情をしています。

笑顔のまま、私が返した言葉

その場で言い争うつもりはありませんでした。

私は里芋をひとつ食べてから、義母に笑顔を向けました。

「ありがとうございます。おいしいですね。ぜひ覚えて帰りたいです」

義母が満足そうにうなずいたところで、私は続けました。

「うちの母も、お正月になると毎年作る料理があるんです。里芋ではないですけど、子どものころから私も横で手伝っていました」

「今では私も作れるようになって、家族に食べてもらっています。実家の味も、こちらの味も、両方覚えられたらいいですよね」

責めるような言い方はしませんでした。

すると義母は少し間を置いて、「……そうね」とだけ答えました。

そこへ親戚のひとりが笑顔で口を挟みました。

「それなら今度は、あなたの実家のお正月料理も食べてみたいわ」

別の親戚も「家によって味が違うのが面白いのよね」と続け、張りつめていた空気は少しずつ和らいでいきました。

帰り道、運転する夫がしばらくしてから口を開きました。

「母さん、ちょっと言い方が悪かったな。ごめん」

私は「あなたが謝ることじゃないよ」と答えましたが、本当はその場で一言だけでも言ってほしかった気持ちは残っていました。

それでも、あの日から私は義実家で何を言われても、ただ黙って合わせる必要はないと思えるようになりました。

相手の家のやり方を大切にすることと、自分の家のやり方を下に置くことは違います。

次の正月も義実家へ行くと思います。ただ、今度は言われるまま動くだけではなく、自分の気持ちもきちんと伝えながら付き合っていこうと思っています。

※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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