1. トップ
  2. マンガ
  3. 天井の音を上階の住人だと決めつけた私が、最後のメモに書いた謝罪

天井の音を上階の住人だと決めつけた私が、最後のメモに書いた謝罪

  • 2026.8.8
ハウコレ

眠り始めると、天井から椅子を引くような音が響きました。私は上の部屋から聞こえていると思い込み、名前を書かず、苦情のメモを何度も上階へ届けました。

眠れない日が続いていた

看護師として夜勤に入る私は、帰宅後に眠る時間を確保する必要がありました。ところが、眠り始めた頃になると、椅子を動かす音や床を歩くような音が天井から響きました。

悪意があるわけではないと思っても、眠れない日が重なると余裕を持てませんでした。私は「昼間の音を控えてください」と書いたメモを上の部屋のドアに挟みました。

名前を書かなかったのは、直接話すのが怖かったからです。それでも音が続くたび、同じ内容のメモを追加しました。

3枚目を書いたあと

3枚目のメモを入れても、音は変わりませんでした。私は上の階へ向かい、インターホンを押しました。

「足音、もう少しだけ何とかなりませんか」

ドアを開けた女性は、「気をつけます」と短く返しました。困ったような表情を見ても、私は音の出どころが彼女の部屋だと疑いませんでした。

その後も音が続いたため、4枚目のメモを入れました。眠れない状況を解消したい気持ちばかりが先に立ち、相手がすでに対策している可能性まで考えていませんでした。

管理会社から知らされた事実

4枚目のメモを入れたあと、管理会社から連絡がありました。上の階の女性が相談し、すでに厚手のラグを敷き、椅子の脚にもカバーをつけていると聞かされました。

さらに確認を進めた結果、音の出どころは彼女の部屋ではなく、その隣室だと分かりました。隣室の音が床の構造を伝い、斜め下にある私の部屋へ響いていたのです。

私は関係のない相手に3枚のメモを届け、直接苦情を伝え、その後も4枚目を入れていました。

そして...

紙を前にすると、眠れなかった事情を先に書きたくなりました。しかし、それを並べても、相手を決めつけて責めた事実は変わりません。

「音の出どころは隣のお部屋でした。責めてしまってごめんなさい」

そのあとに、夜勤明けに眠れずにいた事情を加えました。書いた紙を上の部屋のドアに挟み、階段を下りました。

謝罪を書いた紙を届けても、相手がラグやカバーを用意した手間も、部屋の中で足音を気にして過ごした時間も消えません。次に音で困ったときは、相手を決める前に管理会社へ相談するつもりです。

(30代女性・看護師)

本記事は、読者アンケートに寄せられた実体験をもとにした本人視点の記事を参考に、相手側の心情を想定して制作しています。実際の相手本人への取材ではなく、編集部による解釈を含みます。

(ハウコレ編集部)

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ