1. トップ
  2. エピソード
  3. 「詮索するのはもうやめてください」机のメモまで勝手に覗いた同僚。我慢出来ずに一線引いた結果

「詮索するのはもうやめてください」机のメモまで勝手に覗いた同僚。我慢出来ずに一線引いた結果

  • 2026.7.30

翌日から始まった質問

以前、同じ部署にいた同僚との話です。仕事の進め方について、一度だけ相談に乗ってもらったことがありました。

ところが翌日から、その同僚の質問の中身が少しずつ変わっていきました。

「昨日は家で何してたの?」

「週末はどこに行くの?」

業務とはまるで関係のない、私のプライベートな予定ばかりを、当たり前のように聞いてくるのです。悪気がある様子ではありません。

ただ、答えづらそうにしている私の空気を、まったく察してはくれませんでした。

最初は、話し好きな人なのだろうと軽く受け止めていました。

けれど日を追うごとに質問は細かくなり、こちらの返事の歯切れが悪くても、お構いなしに次を重ねてきます。

机のメモを覗かれて

その日は、少し席を外して戻ったところでした。

同僚が私の机の上をのぞき込んでいます。手元にあったのは、私が書き置いた予定のメモでした。

「これ、何の予定?」

悪びれる様子もなく、笑いながらそう聞いてきます。

メモには、通院の予定を走り書きしていただけでした。

人に見られて困るものではありません。それでも、机に置いたものを断りなく手に取られるのは、やはり落ち着かないものです。

「勝手に見て、ごめんね。ただ、気になっただけだよ」

その笑顔に、相手を陥れるような悪意はなさそうでした。

だからこそ、感情的に責めるのは違うと思ったのです。この人は距離を間違えているだけで、伝えれば分かってくれるはずでした。

穏やかに引いた一線

私は書きかけの手を止めて、同僚のほうへ体を向けました。声を荒げるつもりはありません。

「詮索するのはもうやめてください」

できるだけ静かに、そう伝えました。

「仕事の話ならいくらでも付き合います。ただ、休みの日の予定や、机のメモは、そっとしておいてほしいんです」

同僚は一瞬きょとんとして、それから小さく頭を下げました。

「……そうだよね。ごめん、そこまで気づいてなかった」

その日から、私生活を詮索されることはなくなりました。

仕事の相談は今まで通りに続き、必要なときには自然に雑談も交わします。

大声で叱っていたら、きっと気まずさだけが残ったはずです。穏やかに線を引いたからこそ、相手も身構えずに受け止めてくれたのだと思います。

「この資料、助かったよ。ありがとう」

そんな一言を気持ちよく交わせる、ちょうどいい距離に戻っていました。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、30代・男性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ