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彼の料理写真に、私が贈ったお皿だけが写らない。理由を聞いても「うん、たまにね」とはぐらかされた話

  • 2026.6.18
ハウコレ

「あのお皿、使ってる?」と聞いた私に、彼は「うん、たまにね」とだけ。その短い返事が、どうしても引っかかります。写真に写らないお皿の理由を、私はずっと探し続けていました。

写真に写らないお皿

彼が料理を始めたのを応援したくて、私はお気に入りのお店で見つけた白い大きめのプレートを贈りました。

彼は喜んでくれて、それから時々、作った料理の写真を送ってくれるようになりました。自信作だというメッセージとともに届く写真は、見ているだけで嬉しいものでした。

けれど何枚も見返すうちに、あることに気づいてしまったのです。どの写真にも、私が渡したあのお皿だけが、一度も写っていませんでした。

「たまにね」という返事

気のせいかもしれない。そう思おうとしても、一度引っかかると気持ちは膨らんでいきます。気に入らなかったのかもしれない。それとも、別の誰かと食事をしていて、写せない事情があるのかもしれない。考えれば考えるほど、よくない想像ばかりが浮かびました。

思い切って「あのお皿、使ってる?」と送ってみました。

返ってきたのは「うん、たまにね」のひとことだけ。その短い返事が、かえって私の不安をふくらませました。

打ち明けられた本当の理由

それから何度か届く写真にも、やはりあのお皿はありませんでした。問い詰めるのも気が引けて、私は画面を見つめたまま返信を打てずにいました。

関係そのものが、どこかでほころび始めているのではないか。そんな気持ちが消えません。ところがある時、彼のほうから一通のメッセージが届いたのです。

「ごめん、あの皿、割っちゃったんだ」

続けて、「同じものを探してたんだけど、どうしても見つからなくて」と。私が一人で抱えていた不安の正体は、思っていたものとはまるで違っていました。

そして...

あれだけ膨らんでいた不安が、彼の短い言葉でほどけていきました。私は「言ってくれてよかった」とだけ返しました。同時に、隠さず最初に話してくれていたら、という気持ちも少しだけ残ります。

それでも、私のプレゼントを壊してしまったことをそれほど気に病んで、同じお皿をひそかに探し続けてくれていた。その不器用なやさしさが、今はただ愛おしく感じられます。

今度は二人で、新しいお皿を選びに行こうと思います。写真には、きっと一番に登場させてもらいます。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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