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出産か中絶か。その選択が正しかったかどうかは、本人にしか分からない。12歳という若さで妊娠した少女の物語【著者インタビュー】

  • 2026.6.13

【漫画】本編を読む

※この記事は若年妊娠など、センシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

10代の娘の望まない妊娠が発覚したら、どんな行動に出るだろうか…?

漫画『娘が12歳で妊娠しました 逃げた男を絶対に許さない』(ゆっぺ/KADOKAWA)は、望まない妊娠をした中学1年生の少女とその家族の物語だ。ある日突然、まだ小学生のような幼さが残る12歳の娘・のりこの妊娠が発覚。母親の麗美は相手が誰なのかを聞き出そうとするが、のりこは怯えた様子で口を閉ざしたまま。麗美は夫や学校の協力も得られない中、相手捜しに奔走。だが、中絶手術が可能な時期は刻一刻と迫り——。

実話をもとに描かれたセミフィクションだけに、母娘の苦悩が生々しく伝わる本作。つらい出来事が次々と押し寄せる中で、母娘が深い絆を取り戻していくところにも注目だ。この漫画を手がけた漫画家のゆっぺさんに、本作で伝えたかった想いなどを聞いた。

——難しいテーマの作品ですが、描く際に難しかったことや心がけていたことはありますか?

ゆっぺさん(以下、ゆっぺ):技術的な話になりますが、最も大変だったのは作画です。私はもともと作風がギャグ路線なので、表現が軽くなってしまうのではないかと。実際に何度も作画修正を求められました…。なので、物語の切実さや張り詰めた空気がダイレクトに届くように作画を工夫しました。

——性被害を受けた心の傷はもちろん、体の負担や社会的なリスクなど、若年妊娠の問題点についても描かれています。この漫画で伝えたかったことを教えていただけますか?

ゆっぺ:「最終的には本人の意思を尊重すべき」ということを軸に、周囲の声に惑わされず、「最後は本人が自分の意志で道を選ぶ」ことの大切さを描きたいと思いました。その選択が正しかったのかどうかは、その先の人生を歩む本人にしか分からないこと。正解があるかどうか分かりませんが、本人が納得して選んだ道であれば、それはその人にとっての正解になるのではないかと考えました。12歳という若さで自分の人生に向き合おうとする、のりこの覚悟を見届けていただけたらと思います。

取材・文=吉田あき

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