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3日間既読スルーした私の元に届いた『味噌汁の作り方教えて』。彼の意図がわからず動けなかった話

  • 2026.6.4
ハウコレ

私には付き合って2年になる恋人がいます。彼は仕事熱心で穏やかな人ですが、最近は繁忙期で連絡もそっけなくなっていました。ある日のささいなすれ違いから、私は彼を3日間既読スルーしてしまったのです。

風邪気味の私と、忙しい彼

先週から喉に違和感があり、声も少しかすれていました。仕事を早めに切り上げ、彼に「今日寄ってくれない?風邪気味で…」とメッセージを送ったのです。返事はすぐに来ましたが、内容はそっけないものでした。

「ごめん、今日無理。明日連絡する」

明日連絡すると言いながら、次の日も連絡はありませんでした。私は熱を出してベッドの中で、ぼんやり天井を見つめていたのです。寂しいというより、見捨てられた気がして、悔しさだけが膨らんでいきました。

「もういい」と送った夜

その翌日も彼から連絡はなく、私はとうとう「私のこと、面倒くさい?」と送ってしまいました。すぐに「そういうわけじゃないけど、今忙しいんだ」という返事が来たのです。たった一行のメッセージが、こんなにも冷たく見えるとは思いませんでした。

私は「もういい」とだけ返し、メッセージアプリを開かないと決めたのです。翌日、彼から「ごめん」「電話できる?」とメッセージが来ていました。けれど、すぐに返してしまえば私の悔しさはなかったことになります。

だから読むだけで、返事はしませんでした。

4日目の朝に届いた一文

3日間読むだけで無視を続け、迎えた4日目の朝。スマホを開くと、彼から短いメッセージが届いていました。

「味噌汁の作り方教えて」

意味がわかりませんでした。喧嘩の続きでも、謝罪でもなく、突然の教えて。一瞬、別の女性のために聞いているのではないかと、嫌な想像も浮かびます。

画面を見つめたまま、しばらく返信できませんでした。指が動かないまま、画面の明かりだけが何度も消えていきます。けれどふと、前に私が彼の家で作ってあげた味噌汁を、彼が「お袋の味に似てる」と言ってくれたことを思い出したのです。

そして...

「具材は?」

私は短く返しました。すぐにこんな返事が来たのです。

「君が風邪のとき作ってくれたやつ。豆腐とわかめ」

電話をすると、コンロの前で以前メモしておいたレシピを読み上げている彼の声が聞こえました。

「今、君の家に持っていきたくて」

画面を見つめながら、思わず笑ってしまったのを覚えています。彼が言葉で謝るのが下手なのは、付き合った当初から知っていたはずでした。3日間意地を張った自分を少しだけ恥ずかしく思いながら、玄関のドアの前で彼の足音を待ったのです。

(20代女性・会社員)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

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