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「うちの子、全然食べないの」凝った離乳食を見せてきてマウントを取るママ友。1年後、ママ友からの相談の電話で気づいたこと

  • 2026.5.28
「うちの子、全然食べないの」凝った離乳食を見せてきてマウントを取るママ友。1年後、ママ友からの相談の電話で気づいたこと

公園で差し出されたスマホ画面

子どもの離乳食がなかなか進まなくて、毎日頭を抱えていた頃の話だ。

同じ月齢の子を持つ知人が公園で声をかけてきて、ふとした流れで離乳食の話になった。

こちらが先に「最近離乳食どう?」と切り出すと、相手は得意げにスマホを差し出してきた。

「うちの子、全然食べないの」

そう言いながら見せてきた画面に並んでいたのは、彩りを整えた野菜のポタージュ、星形に抜いたにんじん、丁寧に裏ごしした豆腐のあんかけ。

どう見ても手の込んだメニューばかりで、量も小皿にこんもりと盛られていた。

(全然食べないって、どういう意味?)

私が毎日必死に作っているのは、べちゃっと潰した白身魚と、形の崩れたにんじんペーストだ。

写真の豪華さとのギャップにしばらく言葉が出なかった。

「すごいね、手が込んでるね」と笑うのが精いっぱいだった。

「これくらい作らないと食べてもらえないからさ」と追い打ちまでかけられた。

私はまた苦し紛れにうなずいた。これは食卓の苦労話ではなく、間違いなくマウントだった。

帰り道、スマホのカメラロールを開いて自分が撮った離乳食の写真を見た。

つぶした野菜がひとかたまり。それだけだった。あの画面のきらびやかさが頭から離れなかった。

1年後にかかってきた電話

それから季節が変わり、子どもたちが1歳を過ぎた頃のことだ。

うちの子が急に何でも口に運ぶようになった。

白いご飯をほおばり、柔らかく煮た野菜も残さない。悩んでいたのが嘘のように、食卓が賑やかになっていった。

夫が「なんで急に食べるようになったんだろうな」と首を傾げるほどの変わりようで、私もただ「わからないけど、よかった」と笑った。

同じ頃、あの知人から電話がかかってきた。声の調子がいつもと違う。

「うちの子、白いご飯しか食べなくなって。どうしよう」

野菜を見ると口を閉じてしまうらしい。

以前の凝ったメニューとはまるで正反対だ。あれだけ手をかけていたのに、と本人も泣きそうな声で言う。

「どうしたらいい?」と聞かれても、私はうまく答えられなかった。

子どもの食の好みは、努力や見た目の豪華さとは別のところで動く。

あの日マウントを取ってきた相手が、いま私に頼ってきている。胸の奥でじわりと何かが解けていった。返事を選びながら、心の中で短くつぶやいた。

(子どもって、親の思い通りにはいかないものだね)

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、40代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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