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口の中を火傷!皮がむけた時のセルフケアについて歯科院長横引先生にお伺いしました

  • 2026.4.15

「熱いものを食べたら、上顎の皮がベロンと剥けてしまった・・・」
「お茶を飲んだら舌に水ぶくれが。これ、潰してもいいの?」
口の中のやけどは「どう冷やせばいいの?」「薬は塗れるの?」と迷ってしまいますよね。
口内のやけどはどうケアする?気を付けるべき点は??
ヨコデンタルクリニックの院長で歯科医師の横引良評先生の解説です。

水ぶくれや剥げた皮はそのままに

口の中の粘膜は、体の中でも特に薄くデリケートな場所です。
そのため、少しの熱でも大きなダメージになりやすいです。

皮がベロンと剥けた
粘膜の表面(上皮)が熱でダメージを受け、剥がれ落ちた状態。
水ぶくれができた
炎症によって、皮膚の下に組織液が溜まっている状態。

気になって舌で触ったり、潰したりしたくなりますが、グッと我慢してください。
無理に潰すとそこから細菌が入って炎症が悪化したり、跡が残って治りが遅くなったりします。
自然に吸収されるのを待つのが一番の近道ですよ。

まずは冷やすのが大切!口の中の冷やし方

火傷の鉄則は、とにかく「すぐに冷やすこと」。
コツは以下のとおりです。

冷やし方
常温の水か、冷たすぎない冷水を口に含みます。
時間
痛みやジリジリした熱感が落ち着くまで、数分~10分程度が目安です。
ポイント
氷を直接患部に当て続けると「凍傷」を起こすリスクがあるため注意してください。
冷水をゆっくり回し入れるように冷やしましょう。

火傷のあとの飲食

傷口を早く治すためには、食事選びも大切なポイントです。
患部を刺激しない「優しいメニュー」を選びましょう。

避けるべきもの
・刺激物:辛いもの、酸っぱいもの(レモン・酢)
・硬いもの:せんべい、フランスパン(傷口を突く)
・熱いもの:追い火傷の原因になります

おすすめのもの
・喉越しが良いもの:ゼリー、豆腐、冷めたお粥
・粘膜を助ける栄養:ビタミンB群(納豆、レバーなど)
・温度:ぬるめ、または常温

歯への熱ダメージ

実は極端に熱いものが長時間歯に触れると、歯の神経(歯髄)がダメージを受けることがあります。
数日経っても「何もしなくても歯がズキズキする」「冷たいものが異常に染みる」という場合は、粘膜ではなく歯の神経が炎症を起こしているかもしれません。
口の中は唾液の力(自浄作用)があるため、通常は1週間~10日ほどで自然に治ります。
でも、以下のような場合には病院へ行ってみてください

・痛みが強くて食事が摂れない
歯科で専用の軟膏を処方したり、保護剤でカバーしたりできます。
・2週間経っても治らない
単なる火傷ではなく、別の病変や口内炎の可能性もあります。
・喉の方まで違和感がある
喉が腫れると呼吸に影響が出ることもあるため、耳鼻咽喉科への受診も検討しましょう。

「たかが火傷」と放っておくと、そこからバイ菌が入って大きな口内炎になってしまうことも。
もし火傷をしてしまったら、まずは焦らずに冷水でクーリングして、数日間は口に優しい食事を心がけてくださいね。

[執筆者]


横引良評先生
ヨコデンタルクリニック院長
歯科医師・社会福祉士・介護支援専門員

1988年生まれ、広島県出身。
2023年に千葉県佐倉市ユーカリが丘・四街道地区にヨコデンタルクリニックを開院。
保険治療からホワイトニング・マウスピース矯正・ワイヤー矯正・審美歯科・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーションなど幅広い治療を提供している。
趣味は、サッカー・フットサル・ラーメン屋めぐり・温泉めぐりなど。

ヨコデンタルクリニック
https://yoko-dental.jp/

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