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更年期は背中が痛むお年頃……⁈検査で異常がなかった場合に挑戦したいセルフケア

  • 2026.4.23

何かと忙しい更年期にあらわれることがある背中の痛み。どんどん痛みが悪化していく、歩行が困難になるなど、大きな健康トラブルにつながる可能性もあるので、「放っておいたら治る」などと放置するのは危険です。「忙しいから」「たいしたことないから」などと考えずに、早めに受診しましょう。診察した上で大きな異常が見つからなかった場合は、セルフケアを取り入れてみましょう。誰でもすぐに実践できる対策を、医師の木村先生に教えてもらいました。

 

 

◆病気未満の背中の痛みはどう対処する?

Q.「異常はないです」と言われたら?

Photo:O-DAN

病院に行ってレントゲンなどを撮っても「骨折もなく、異常はありません」と言われることがあります。それでも痛みを感じるときはどうすればいいのでしょうか。今日からすぐに始められる3つの対策を紹介します。

 

緩めるストレッチ

デスクワークが多かったり重い荷物を持つ機会が多かったりすると、姿勢が悪くなり痛みを感じることがあります。背中の筋肉の緊張を和らげましょう。

  • 椅子に座り、両手を前に伸ばして背中を丸めるようにする
  • そのままの状態で30秒ほどキープする
  • その後、ゆっくり元に戻す

以上の動きを3回ほど繰り返しましょう。1日2~3分程度ですが、筋肉の緊張を和らげて姿勢を改善する効果が期待できます。

 

血流を整える

背中の筋肉のこわばりは、血流の悪さが原因の可能性もあります。同じ姿勢で長時間スマホを見ていたり、冷えを放置していたりするなどの心当たりはないでしょうか。

  • 入浴でからだを温める
  • ネックウォーマーや腹巻を使い、外部からの温活を行う
  • ウォーキングを行う
  • ショウガのように、からだを温める食材を摂る

このような温活で血行や痛みが改善する可能性がありますよ。

 

体質改善を目指す

「検査では問題ないと言われたし、上記の対策を試したけど痛みが残っている」「何度も痛みがぶり返す」このように慢性的な症状が気になる場合は、体質改善に取り組むことも大切です。たとえば、「血行が悪くなりやすい」「筋肉がこわばりやすい」といった状態が続くと、痛みを繰り返しやすくなってしまいます。こうした体質へのアプローチとして漢方薬が用いられることもあります。

 

◆背中の痛みには、どんな漢方薬がいい?

<おすすめの漢方薬>
  • 桂枝加朮附湯(けいしかじゅつぶとう)
    からだを温めて冷えを解消し、関節や筋肉の痛みを改善する漢方薬。手足が冷える人の関節痛や神経痛にも用いられます。
  • 芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)
     
    筋肉の緊張を和らげて、急な筋肉の痙攣を鎮めることで痛みを改善する漢方薬。こむら返り、腰痛や筋肉痛にも用いられます。

 

「ちょっと気になる」を我慢しないで

Photo:O-DAN

忙しさや、金銭的・時間的な理由によって、自分の不調を後回しにする人は少なくありません。しかし、違和感を放置すると取り返しのつかない結果になる可能性があります。「何かおかしい」という状態が長く続いたり強い痛みを感じたりするときは、我慢せずに専門家に相談しながら自分を労わってくださいね。

 

 

<この記事の監修者>

医師
木村 眞樹子(きむらまきこ)

都内大学病院、KDDIビルクリニックで循環器内科および内科に在勤。総合内科専門医・循環器内科専門医・日本睡眠学会専門医。産業医として企業の健康経営にも携わる。自身の妊娠・出産、産業医の経験を経て、予防医学・未病の重要さと東洋医学に着目し、臨床の場でも西洋薬のメリットを生かしながら漢方の処方を行う。症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホ一つで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でもサポートを行う。

 

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