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入居から2年後、 SUVへ買い替えた30代夫婦→毎朝の移動が苦行に…半年で手放してしまった“誤算”

  • 2026.4.30
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。宅地建物取引士の資格を持つライターのT.Sです。戸建ての購入を検討する際、多くの方が重視するのが駐車スペースの有無ではないでしょうか。大切な愛車を自宅に停められる安心感は、マイホームを持つ大きな喜びの一つといえます。

しかし、購入時には問題がなくても、その後のライフスタイルの変化によって駐車場が不便な場所に変わってしまうケースも見られます。今回は、車の買い替えがきっかけで駐車スペースが「不便な場所」へと一変してしまった、あるご夫婦のエピソードを紹介します。

壁際への配置とSUVへの買い替えで失われた余白

郊外の建売住宅を購入したEさんご夫婦は、当初セダンと軽自動車の2台を所有していました。敷地内には2台分の並列駐車スペースがあり、軽自動車は隣家の塀に面した壁側に停める配置となっていました。

入居から2年が経過し、子どもの送迎やキャンプのために軽自動車を全幅約1,850mmのSUVへ買い替えます。全幅が以前より約37cm大きくなった結果、車体と塀の隙間はわずか30cmほどに縮小しました。

毎朝の移動が苦行に変わり半年で手放した現実

運転席側のドアを開けても、体が通る幅がほとんどない状態では、通常の乗降は難しい状況でした。毎朝助手席側から乗り込んで運転席へと移動し、子どもを乗せる際も反対側に回り込む生活が始まりました。

近隣の月極駐車場にも空きがなく、不便な日々に耐えかねたご夫婦は、SUVを1サイズ小さい車種へ買い直します。購入からわずか半年での乗り換えとなり、下取りの差額などで約60万円の損失を出したのです。

「駐車2台可」の落とし穴と見極め方

不動産広告の「駐車2台可」という表記は、普通車1台と軽自動車1台を想定して設計されているケースが少なくありません。将来的に大型の車へ乗り換える可能性があるなら、余裕を持った横幅を逆算しておくことが望ましいといえます。

乗降には片側で最低60cmの余白が必要であり、チャイルドシートの使用を考えるなら80cmから90cmの確保が理想的です。可能であればディーラーに相談し、試乗車を自宅の駐車場に停めて実際のドアの開閉をテストすることをおすすめします。

家を購入する際は「今の愛車が停まるか」ではなく「10年後に乗っているであろう車が停まるか」を基準にスペースを見ておくことが大切です。それが、毎日のストレスを生まない駐車場選びのポイントといえます。



ライター:T.S(宅地建物取引士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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