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中臣鎌足に憑依された!?シャーマン修行で身体が勝手に動き出す!ペルーで精神世界を実体験した驚きの記録【作者に聞く】

  • 2026.3.10
朦朧とする意識の中「お前は…誰だっ!」と身体の中の霊に問いかけると、驚きの人物の名が! 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房
朦朧とする意識の中「お前は…誰だっ!」と身体の中の霊に問いかけると、驚きの人物の名が! 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房

オカルト研究家・角由紀子(@sumichel0903)さんが、南米ペルーでシャーマン修行を体験した――。神秘の植物「アヤワスカ」を飲み、シャーマンの歌を聞く儀式の中で、体が勝手に動き出すという不可思議な現象を経験。さらには「中臣鎌足」に憑依されたような感覚まで味わったという。その実体験をもとにしたエピソードを、漫画家のグラハム子((@gura_hamuco))さんがポップに描いたのが「オカルト異世界ばなし 宇宙と繋がる編」(竹書房)である。第一巻からさらにスケールアップしたオカルト体験の見どころについて、角さんとグラハム子さんに話を聞いた。

ペルーのシャーマン修行で起きた不可思議な体験

第1話「南米シャーマン修行」(前編)01 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房
第1話「南米シャーマン修行」(前編)01 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房
第1話「南米シャーマン修行」(前編)02 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房
第1話「南米シャーマン修行」(前編)02 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房
第1話「南米シャーマン修行」(前編)03 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房
第1話「南米シャーマン修行」(前編)03 画像提供:「オカルト異世界ばなし宇宙と繋がる編」(C)原作 角由紀子・漫画 グラハム子/竹書房

本作の第1話では、角由紀子さんが南米ペルーのシピボ族のもとで行ったシャーマン修行が描かれている。儀式では「アヤワスカ」という植物の煎じ薬を飲み、シャーマンの歌を聞きながら精神世界へと入っていく。

やがて角さんの体に異変が起きる。手足がピクピクと痙攣し、自分の意思とは関係なく体が起き上がり、タバコを吸うような仕草を始めたという。その様子について角さんはこう語る。

「こういう精神世界は、怪しげに思われることが多いと思ったので、極力誇張表現を避け、実際に起きたことや感じたことだけを淡々と紡ぎました。地味な話で終わってもいいやくらいの気持ちで書いたのですが、グラハム子さんの画の力とリズムでその部分が補われていて、とてもおもしろくまとまっていると思います」儀式の中で角さんは、体の中に「誰か」が入ってきては出ていくような感覚を何度も体験したという。

実体験だからこそ生まれるリアルなオカルト

そのエピソードを漫画として表現したグラハム子さんは、実体験ならではの魅力を強く感じたと話す。「実体験のお話は、やっぱり力強さがあります。出来事に加え、そのときの心情や空気感まで表せるので、2巻はより生き生きとした作品になりました」。

体の中に複数の霊が出入りするような感覚を描くのは難しいテーマだが、漫画ではわかりやすく、かつユーモアも交えて表現されている。実際、オカルトと聞くと恐怖を連想する人も多いが、本作は“怖い話”というより、不思議な体験談を読んでいるような感覚が強い。

オカルト初心者でも読みやすい漫画づくり

グラハム子さんが作画で最も意識しているのは「わかりやすさ」だという。月刊誌での連載のため、途中から読んだ人でも内容が理解できる構成を心がけている。

「1番はわかりやすくです。この月からたまたま読んだ方にもわかるように描いています。あとは必要以上に恐ろしすぎたり、押し付けがましくならないように。初見の人にも『オカルトっておもしろいかも!』と思ってもらえるようにしています」

さらに、オカルトに詳しい読者にも楽しんでもらえるよう、知識的な要素も織り込んでいるという。「ただそれだけだと薄くなってしまうので、元々知識がある人にも楽しんでいただけるよう、ある程度深いところも描きます。毎回8ページなので、そのバランスをどうするかを悩みながら描いています」

シャーマン修行は“好奇心”が一番の入り口

作品を読んだ読者からは「信じがたいけどおもしろそう」「興味津々」といった声も寄せられている。シャーマン修行について角さんは、特別な資質は必要ないと語る。「シャーマン修行に向き不向きはないと思います。やってみたいと思う気持ちが最も重要なので、行動を起こすことをおすすめします」

ただし、その目的は徐々に変わっていくことが大切だとも話す。「『不思議な力を使って欲を満たしたい』『とにかく人と違うことをしたい』という動機でチャレンジするのもけっこうです。けれども、最終的には自己探求や学びを目的とした旅に変化させることが重要です。また、シャーマンの話を否定せずに聞くこともポイント。傲慢な態度はあらゆる現象を遠ざけますので、一度自分の考えを捨てて相手の世界に入ることで見えてくるものが変わります」。

修行後に訪れた意外な変化とは

シャーマン修行を終えて帰国したあと、角さんの体にはしばらく不思議な変化が続いたという。帰国後1カ月ほどは体が軽く、体調がよすぎて少しハイな状態が続いた。やがて日常生活に戻るにつれてその感覚は落ち着いたが、体験そのものの記憶は今も鮮明に残っているという。

角さんは、アヤワスカの体験を経て価値観にも変化があったと振り返る。葉っぱや自然を大切にしようと思うようになったこと、猫をよりかわいがるようになったこと、物や生き物に対して敬意を払う気持ちが強くなったこと――。人間以外の存在にも目を向けるようになったという。

本作にはそのほかにも、「過去イチ」と語る精神世界体験である「ブッダ直伝の仏教修行」や、メキシコでのUFO目撃談、呪物にまつわる心霊体験など、角さんが実際に体験したオカルトエピソードが多数収録されている。

取材協力:角由紀子(@sumichel0903) ・グラハム子(@gura_hamuco)

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