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いまも昔も名古屋人はスイーツ好き!老舗から新定番まで、名古屋の手土産10選

  • 2026.2.25
撮影=高嶋克郎・藤巻桂太

尾張徳川家のお膝元であった名古屋。茶の湯を愛した藩主の影響で和菓子店が増えたといわれています。その流れは洋菓子へと広がり、持ち帰りできるスイーツの選択肢も豊富になりました。

推薦してくださったのは・・・

杉戸友里
さん
すぎとゆり○江戸時代の面影を残す名古屋・有松に本社を構え、ヨーロッパをはじめ世界のマーケットでも高い評価を得ているファッションブランド「suzusan」で広報を務める。

田中千尋さん
たなかちひろ○名古屋の老舗「カフェタナカ」2代目。自社農園のあるアフリカ・サントメ島との交流やチョコレート作りを通じ、名古屋から世界へ持続可能な食文化を発信中。

長江 青さん
ながえあおい○愛知県出身。「ミナ ペルホネン」創設メンバーで、展覧会などプレスを担当し、ブランドの哲学を提案。10年間のドイツ暮らしを経て帰国、絵本作家としても活動中。

林美保子さん
はやしみほこ○名古屋市出身。オレンジ・コミュニケーションズ代表。中部圏の企業や商業施設のPRを手掛ける。地元の食や文化に精通し、名古屋の真価を世に伝えている。

平塚小夕里さん
ひらつかさおり○愛知県出身。新旧の名古屋文化に造詣が深いディレクター。幅広いメディアで地域の魅力を発信。文化遺産に関するプロジェクトのディレクションを手掛ける。

藤田禮子さん
ふじたれいこ○名古屋のフラワーギャラリー「藤の花」のオーナー。海外で買い付けた花器や、個性豊かなフラワーアレンジメント、苔玉が並ぶ店内には独自の世界観が広がる。

星子莉奈さん
ほしこりな○フリーランスPR、ライター。名古屋での仕事をきっかけに東京と行き来する生活に。メディアでの執筆のほか、多様な食のプロデュースやブランディングに関わる。

田中千尋さん推薦

「川口屋」

撮影=高嶋克郎

餡の豊かな風味が広がる、季節の上生菓子

「名古屋の和菓子といえば『川口屋』。特別な日によくいただいています」と語るのは田中千尋さん。

弾力のある餅に青大豆のきな粉をまぶした「うぐいす餅」や、羽二重餅とこし餡を寒天で包んだ「椿もち」、稀少な備中白小豆の白餡で作る「雪中梅」、なめらかなこし餡が隠れる「初音」などが春を告げます。

DATA
〈右から〉「うぐいす餅」「椿もち」「雪中梅」「初音」350~370円[各1個]
営業時間/9時30分~17時30分
定休日/日曜、第3月曜、祝日、不定休
tel.052-971-3389
Google mapで確認
愛知県名古屋市中区錦3-13-12

川口屋

藤田禮子さん推薦

「京菓子司 亀広良(かめひろよし)」

撮影=藤巻桂太

シャリッと食感が心地よいまるで宝石のような琥珀糖

名古屋の老舗「亀末廣」から暖簾分けし、長年愛されてきた一軒。岐阜県産の天草のみで作るこだわりの寒天に、純度の高い氷砂糖を薄くまとわせた琥珀糖は熟練の技が光る可愛らしい逸品です。

「ピンクに緑、紫など彩り豊かで透き通った様はまるで宝石のようです。上品な甘さも魅力のひとつ」と藤田禮子さん。

DATA
「華氷」1,080円[20個入り]
営業時間/9時~18時
定休日/火・水曜
tel.052-531-3494
Google mapで確認
愛知県名古屋市西区上名古屋1-9-26

京菓子司 亀広良

杉戸友里さん推薦

「菓匠 花桔梗」

撮影=高嶋克郎

ふわふわの羽二重餅で包む旬の果実を使用した大福

老舗「桔梗屋」にルーツをもつ2005年創業の「菓匠 花桔梗」では季節のフルーツ大福が注目の品。春は羽二重餅でみずみずしいいちごと白餡を包み込んだ「いちご餅」が定番。

「伝統的な技と現代的な感性が調和した意匠が美しい」と杉戸友里さんがいうように「シャンパン 琥珀糖」や「和三盆クッキー」なども人気です。

DATA
「いちご餅」560円[1個]※「いちご餅」の販売期間は、12月~4月末。
営業時間/10時~19時
定休日/1月1日
tel.052-841-1150
Google mapで確認
愛知県名古屋市瑞穂区汐路町1-20

菓匠 花桔梗

林 美保子さん推薦

「御菓子所 芳光(よしみつ)」

撮影=高嶋克郎

口に含めば一瞬で溶けていく、ふるふる食感のわらび餅

「鉄板の名古屋土産といえばこちら。東京の知り合いからいつもリクエストをいただいています」と林美保子さんが薦める有名なわらび餅。

わらびの根から採れる稀少な本わらび粉を練り込んだ生地はふるふるとした食感で、北海道産小豆のこし餡と相性抜群。驚くほど軽やかで、口の中で溶けていきます。

DATA
「わらび餅」350円[1個]※「わらび餅」の販売期間は10月~翌6月。
営業時間/9時~17時30分
定休日/日曜、第3月曜
tel.052-931-4432
Google mapで確認
愛知県名古屋市東区新出来1-9-1

平塚小夕里さん推薦

「つくは祢屋(ねや)」

撮影=藤巻桂太

熱田神宮祭神の妃の愛称を冠した逸品

缶に入ったわらび餅「そぶくめ」は香ばしくまろやかな風味が特徴。好みの長さにカットし、きな粉をまぶしていただきます。未開封であれば約1カ月保存も可能。

「熱田神宮の門前から始まったお店。『そぶくめ』は祭神・日本武尊の妃の愛称を冠しています。名も味も名古屋だけのもの」と平塚小夕里さん。

DATA
「そぶくめ」1,750円[1缶]
営業時間/9時~18時
定休日/水曜、第3火曜
tel.052-741-1481
Google mapで確認
愛知県名古屋市昭和区阿由知通2-5-4

つくは祢屋

平塚小夕里さん推薦

「カフェタナカ本店」

撮影=藤巻桂太

焼き菓子の魅力がぎゅっと詰まった本店限定缶

フランスで腕を磨いた2代目・田中千尋シェフが、父の営む喫茶店「コーヒータナカ」を受け継ぎ、パリのエッセンスを加えてリニューアルしたカフェ併設のパティスリー。

「華やかなクッキー缶は大人気のシリーズです。特に名古屋の本店でしか手に入らないこちらの缶は手土産として喜ばれます」と平塚小夕里さん。

DATA
「ビジュー・ド・ビスキュイ・プティ ヴェール ドゥ」3,402円 ※本店でのみ販売。
営業時間/カフェ9時30分~17時(土・日曜、祝日8時30分~、L.O.)、ショップ10時~18時30分
定休日/無休
tel.052-938-8977
Google mapで確認
愛知県名古屋市北区上飯田西町2-11-2

カフェタナカ本店

星子莉奈さん推薦

「maison du miel(メゾン デュ ミエル)」

撮影=高嶋克郎

洗練されたフランスの生菓子や焼き菓子

名古屋市内に4店舗展開する新進気鋭のフランス洋菓子店。いちごのムースとバニラクリームにココナッツのメレンゲを重ねた「エマ」や、コーヒームースとナッツを使った「エスプレッソとキャラメルタルト」は見た目も愛らしく、「ケーキが最推し!」と星子莉奈さんも大絶賛。定番のショコラサンドもおすすめ。

DATA
「エマ」615円、「エスプレッソとキャラメルタルト」648円[各1個]
営業時間/10時~19時
定休日/月・火曜(祝日の場合は営業)
tel.052-228-7687
Google mapで確認
愛知県名古屋市中川区八熊3-17-3

maison du miel

長江 青さん推薦

「ラ・ペ」

撮影=藤巻桂太

小麦粉と白砂糖不使用の究極のヴィーガンスイーツ

小さな工房で店主が一つ一つ丹精込めて菓子を仕上げる「ラ・ぺ」は、月に数回の不定期営業。

「小麦粉や卵、乳製品、白砂糖不使用のスイーツは罪悪感なく、何よりおいしいです」と長江青さん。アーモンドミルクやココナッツミルクなどで作る植物性のバターを、米粉のサブレで挟んだバターサンドは軽やか。

DATA
〈上から〉「レーズンバターサンド」450円、「ショコラナッツバターサンド」480円[各1個]
営業時間/11時~17時
定休日/不定休
tel.なし
Google mapで確認
愛知県名古屋市中村区太閤1-12-15-2

ラ・ペ

林 美保子さん推薦

「Maison mur blanc(メゾン ミュール ブラン)」

撮影=高嶋克郎

スイーツ好きが買い求める甘さ控えめの優しい菓子パン

いくつかのパン店で腕を磨いた店主が2025年9月に開業したいま話題の可愛らしいベーカリー。

「特にお気に入りなのがクリームパンです。むっちりもっちりな甘さ控えめの生地に濃厚なカスタードクリームがたっぷり入っていて最高」と林美保子さん。店頭にはさまざまな菓子パンが並び、スイーツ好きにはたまりません。

DATA
「クリームパン」250円[1個]
営業時間/8時~18時
定休日/日・月曜
tel.なし
Google mapで確認
愛知県名古屋市東区白壁1-36

Maison mur blanc

星子莉奈さん推薦

「洋菓子店slow」

撮影=藤巻桂太

黒糖やきび糖を使用した愛らしいひと口サイズのカヌレ

「箱を開けた瞬間に芳醇なバターの香りがふわりと漂う、ひと口サイズのもちっとした至福のカヌレ。『きび糖』と『黒糖』の2種の詰め合わせは贈り物として重宝しています」と星子さん。

黒糖のほろ苦さと深いコクに、きな粉の風味が重なる和洋折衷の「黒糖」はこのお店ならでは。小ぶりながら満足感もあります。

DATA
「カヌレの詰め合わせ」1,680円[10個入り]
営業時間/10時30分~18時
定休日/無休
tel.052-887-9633
Google mapで確認
愛知県名古屋市東区泉3-30-5 RINASCERE 1F

洋菓子店slow

撮影=高嶋克郎、藤巻桂太 編集・文=沼田凜々子(婦人画報編集部)

『婦人画報』2026年3月号より

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