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『なぜかお金が増える人』には“共通点”があった。高収入じゃなくても取り入れられる「たった3つの習慣」【元銀行員が解説】

  • 2026.3.12
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

節約を意識しているのに、思うように貯金が増えないと感じたことはありませんか。

私は以前、メガバンクの行員として富裕層を含め多くの方と接してきました。その経験から、お金が増える人にはお金の扱い方に共通点があると感じています。

今回は、私が見てきた富裕層の方が取り入れていた「お金が増える人の習慣」について紹介します。

頑張って節約しているのに貯金が増えない人の共通点

「節約をしているのにお金が増えない」と感じる場合、ご自身の意識面に問題があることは珍しくありません。

節約を意識していてもお金が残らない方に見られる傾向は、以下のような行動です。

  • コンビニやカフェなど、1回500円程度の小さな出費が積み重なっている
  • 貯金を「お金が余ったらする」形にしている
  • 毎月の支出を正確に把握していない

上記に該当する方であっても、改善するだけでお金を増やせる可能性は十分にあります。

貯金が続く人はやっている「お金の仕組み化」

お金が増える人の多くは、意思や我慢に頼るのではなく、お金の流れを仕組みとして整えています

例えば、給料日に一定額を自動的に貯蓄や投資に回す仕組みを作り、意識しなくても資産形成が進むようにしています。

仕組み化しておくと、毎月「貯金するかどうか」を考える必要がありません。

また、人は手元にお金が残っていると、その分だけ使ってしまう習性もあります。仕組み化して手元に使えるお金を制限することで無駄遣いが減り、自然とお金が増えていきます。

実は増えている「富裕層」。会社員が「いつの間にか資産1億円」のケースも

近年、日本では富裕層の数も増えています。

野村総合研究所の推計によると、2023年に純金融資産1億円以上を保有する富裕層・超富裕層は約165万世帯で、全体の3%です

実際に10年前の2013年は富裕層・超富裕層世帯は約100万世帯、全体の約1.9%でした。

背景には、株式や投資信託などの価格上昇が挙げられます。また、NISAや確定拠出年金をはじめとした投資が身近になったことも、大きな要因といえます。特別な経営者や資産家だけでなく、会社員であっても「いつの間にか資産が1億円超え」というケースもあります

お金が増える人は何が違う?富裕層に共通する「流されないお金の習慣」

富裕層がなぜそんなにお金を持っているのか、気になる方は多いでしょう。

収入の高さが大きな要因であるのは間違いありません。しかし、入ってきた分だけ使ってしまう人も珍しくないことを考えると、富裕層には共通してお金の使い方が整っていることが考えられます。

ここからは、実際に私が見てきた富裕層に共通するお金の習慣を紹介します。

1.お金の流れを見える化している

資産を増やしている人は、自分のお金の状況を把握しています。預金や投資の残高を定期的に確認すれば、今どれくらい資産があるのか、どのように変化しているのかがわかります。

必ずしも、家計簿を細かくつけているわけではありませんが、毎月どこにお金が使われているのかを大まかに把握していることはたしかです。支出を見える形にするだけでも「思っていたより使っていた」と気づくはずです。

最近は銀行口座やクレジットカードと連携できる家計管理アプリもあり、スマートフォンで支出や資産状況をまとめて確認できます。お金の流れが見えるようになると、日々の管理への意識も高まるでしょう。

2.貯蓄や投資を自動化している

お金が増える人は、貯蓄や投資を自動化しています。あらかじめ設定しておけば、毎月の判断や迷いが減り、積立を続けやすくなるためです。

給料日に貯蓄口座へ振り分ける設定をしたり、投資なら毎月一定額を積み立てる設定をしたりしておけば、無理のない形で資産を積み上げていけます。

一般的に、貯蓄の目安は手取りの10~20%程度といわれ、手取り20万円の場合なら月2万~4万円程度です

わたしたちも「先取り」の仕組みを作っておけば、残ったお金で生活する習慣が自然と身につきます。一度設定すれば、その後は意識しなくても貯蓄や投資を積み重ねていけるでしょう。

3.周囲の消費に流されない

資産を保有している人は、周囲の消費行動に流されにくい傾向が見られます。SNSで話題の商品や流行のアイテムをすぐに購入するのではなく、本当に必要かどうかを一度立ち止まって考えます。「今すぐ必要か」「長く使えるものか」といった視点で判断すれば、衝動的な出費を減らせるはずです。

自分の価値観を大切にしながら、将来につながる資産性のあるお金の使い方を意識して見直していきましょう。

お金が自然に貯まる人の習慣とは

お金が自然に貯まる人も、特別な節約をしているわけではありません。給料日に自動で貯蓄や投資に回すなど、お金が自然に貯まる仕組みや習慣を整えています

富裕層に該当するのは全体の3%程度であることから、そこまで到達するのは難しいです。しかし、自分の生活に合った方法を続けていけば、将来の安心につながるのは間違いありません。無理のない形で、資産形成に努めていきましょう。


参考:
野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計(株式会社野村総合研究所)
家計の金融行動に関する世論調査2025年(金融経済教育推進機構)


ライター:円城美由紀

ファイナンシャルプランナー(AFP)・金融ライター。元メガバンク行員。女性の資産形成をテーマに、資産運用や保険を中心に350記事以上を執筆。難しいお金の話を、暮らしに引き寄せてわかりやすく伝えている。