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「一番もったいない働き方」お金のプロが指摘。“扶養内”か“年収160万以上”か…パート主婦が損しない「賢い選択」とは

  • 2026.6.12
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

パートのシフトを増やそうと考えたとき、頭をよぎるのが「扶養の壁」問題。実は、働き方を少しだけ増やした状態が、家計にとっては「いちばんもったいない」状況を生んでしまうことがあるのをご存知ですか?

本記事では、今後の社会保険のルール変更を踏まえ、知っておくべき「扶養の壁」を分かりやすく解説。手取りを減らさずに家計を潤すための「目指すべき年収のライン」と、50代から扶養を外れるリアルな損得勘定をお伝えします。

パートの働き方はどう選ぶ?扶養内か、外れて年収160万円以上を目指すかの判断基準

パートで月8〜9万円ほどの収入。夫の収入と合わせて生活していますが、物価上昇の影響で以前より家計に余裕がなくなってきています。
夫の扶養内で働いていますが、勤務先から「もう少しシフトを増やして欲しい」と言われています。
103万・106万・130万の壁が複雑で、どこまで働くのが家計にとって一番良いのか判断できず困っています。
扶養内で働くか、いっそ扶養を外れて働くかで迷っています。
今の収入帯だと社会保険料を払うと手取りが大きく減ると聞きますが、将来の年金を考えると外れた方が良いのかもと思っています。
50代から扶養を外れて働くメリット・デメリットや、どの働き方が家計にとって最適なのか知りたいです。(50代女性/パート・アルバイト)

一番もったいない働き方は、少しだけシフトを増やすことです。

社会保険に加入したばかりの収入帯では、保険料負担の影響で手取りが思ったほど増えないことがあります。おすすめは、扶養の範囲内に収めて時間を調整するか、外れるなら思いきって年収160万円以上をめざすか、どちらかに振り切ることです。

ただし50代から扶養を外れる場合、将来の年金が大きく増える効果は、それほど大きくありません。年金のためというより、いま家計にいくら必要かを基準に決めるのが現実的です。

まず「3つの壁」を整理しましょう

混乱しやすい年収壁を整理します。

103万円の壁(所得税)と呼ばれていた、年収103万円を超えると所得税が発生するラインは、2025年の税制改正で160万円まで引き上げられました。

106万円の壁(社会保険)は、「週20時間以上」「月8.8万円以上」「従業員50人を超える勤務先」などの条件で、勤務先の社会保険に入る基準です。ただし月8.8万円の収入要件は2026年10月に撤廃される予定で、今後は「週20時間以上働くか」が主な分かれ目になっていきます。

130万円の壁(健康保険の扶養)は、社会保険に入らない働き方でも、年収130万円を超えると旦那様の健康保険の扶養から外れ、自分で保険料を払うことになるラインです。なお、人手不足などで一時的に超えた年は、勤務先の証明があれば連続2回まで扶養に残れます。

50代から扶養を外れる、メリットとデメリット

扶養から外れて社会保険に入るメリットは、厚生年金が上乗せされることと、病気やケガで働けないときの傷病手当金などの保障がつくことです。ただし50代から加入する場合は、加入できる期間が短いぶん、終身で受け取れるとはいえ増える年金は限定的です。

デメリットは、手取りが保険料(お給料のおよそ15%。40歳以上は介護保険料も含みます)の分だけ減ることです。「社会保険料を払うと手取りが大きく減る」というご心配は、まさにこの加入直後の落ち込みのことです。

では、どこまで働くのが家計にいい?

加入直後に落ち込んだ手取りは、年収が増えるほど取り戻せます。おおよそ年収160万円を超えるあたりで、保険料を払っても扶養内のときの手取りを上回るようになります。逆に130万円前後で止まると、保険料の負担で手取りが伸び悩む状態が続きます。

家計のためにしっかり稼ぎたいなら、中途半端に止まらず160万円以上を目指しましょう。旦那様の収入で家計が回り、自由な時間も大切にしたいなら、無理に外れず扶養の範囲で働くのも立派な選択です。

まとめ

まずは、これから年収160万円以上、しっかり働けそうかを考えてみてください。

働けそうなら扶養を外れて社会保険に入り、いまの手取りと将来の保障の両方を取りにいく。難しいなら扶養の範囲で時間を調整する——どちらも正解です。

会社の規模や旦那様の扶養手当の有無で最適解は変わるので、一度勤務先にも確認しておくと安心です。

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