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【2026-27秋冬メイクトレンド】最新“スリーピーガールメイク”をNYからお届け

  • 2026.2.24
Getty Images

もしあなたが日曜の朝、ベッドで二度寝を楽しんだのなら、その顔こそがNYファッションウィークで発表された「サンディ リアン」2026年秋冬ランウェイのインスピレーション源だ。

メイクアップアーティストのロミー・ソレイマニは、このコレクションのために“スリーピーガール(Sleepy Girl)”という斬新なルックを考案した。それは、いわゆる起きたばかりの顔を、ラグジュアリーな美しさへと昇華させたものだった。デザイナーのリアンは、ソレイマニに1枚のムードボードを見せたという。そこには、映画「マリー・アントワネット」の主人公であるキルスティン・ダンストの写真や、リボンをまとってベッドでくつろぐプリンセスの姿があった。「まるで目覚めたばかりのような、でもまだ少しまどろんでいるようなイメージです」。ソレイマニは、リアンの言葉をそう回想する。

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ソフィア・コッポラの世界観を肌に宿して

ソフィア・コッポラ監督の映画『マリー・アントワネット』のキルスティン・ダンストからインスパイアされたというソレイマニは、モデルたちの頬の高い位置に、上気したかのような血色感を演出した。

コレクションで使用したのは、SNSでカルト的な人気を誇る「レア ビューティー」の“ソフトピンチ リキッドブラッシュ”。カラーは“アドール”と“ラッキー”をミックスし、さらにその上に微細なラメを重ねた。ダークトーンの肌には“ハッピー”と“トゥルース”をブレンドして高揚感のある肌を作りあげた。

完璧に計算された朝の倦怠感

ただし、このスリーピーガールのメイクルックは単に可愛らしいだけではない。「ドーリーになりすぎないように」とソレイマニが加えたのは、ソフトな赤みブラウンのアイライナーによる囲みアイ。使用アイテムは同じく「レア ビューティー」の“ブロウハーモニー プレシジョン アイブロウペンシル”と“カインドワーズ リップライナー ハンブル”とのこと。目の周りをぐるりと囲むことで、朝特有の気だるげな倦怠感をより洗練されたモードな表情へと完成させた。「目元にもポイントを加えることで、ロウアーイーストサイドに生息する“サンディガール”の顔が完成します」と彼女は語る。

このルックのベースには、K-ビューティのシンプルケアが採用された。「ビューティー オブ ジョソン」の“グロウ リプレニッシング ライスミルク ライトウエイト ハイドレーショントナー”と、同ブランドの“リバイブ ファーミングモイスチャライザー”が、モデルたちの肌にみずみずしいうるおいを与えていた。

絵画のようなナポレオン調カール

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ヘアを担当したヘアスタイリストのディラン・チャヴレスは、マリー・アントワネットのムードを、ナポレオン調とも言えるルーズなカールへと昇華させた。「私たちはマリー・アントワネットの肖像画をリファレンスにしましたが、いわゆる現代的な“ビーチウェーブ”を作りませんでした」と彼女は強調する。髪はサイドパートに分け、カールアイロンを駆使しながらクラシックなマルセルウェーブの現代版を創造した。

仕上がりのテクスチャーは「ヨーロッパの古典絵画のように大きく、そしてフラッフィにしています」とのこと。彼女は「Uberliss」のドライシャンプーとシーソルトスプレーで、マットな質感をプラスしている。

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幸運な一部のモデルには、ヘアラインに柔らかなヘッドバンドがあしらわれた。これは、バニースリッパ風のヒールや、パジャマを模したパーティドレスとリンクし、コレクション全体に漂う「ベッドルームからそのまま外出(Bedroom-to-Street)」したかのようなエフォートレスなムードを決定づけている。

指先に宿る究極のクリーンスヌーズ

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ルックの最後を飾ったのは、ネイルアーティストのホリー・ファルコーネによる、極めてミニマルなフレンチマニキュアだ。

ネイルブランド「セリス」のシアーなベビーピンクのベースに、極細の白いラインを引いた繊細なデザイン。今シーズン、クリーンガールの美学はより研ぎ澄まされている。あるいは、より心地よいまどろみの中へと進化しているようだ。

Realization : Kathleen Hou Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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