1. トップ
  2. エピソード
  3. 飛行機で鼻をつまむ乗客たち…CAが確認すると「やっぱり」→日本人グループが発していた“匂いの正体”とは…?

飛行機で鼻をつまむ乗客たち…CAが確認すると「やっぱり」→日本人グループが発していた“匂いの正体”とは…?

  • 2026.6.6
undefined
出典:photoAC ※画像はイメージです。

飛行機を利用する際に、搭乗前に売店などで「機内で食べよう!」とお菓子やおつまみを選ぶ時間は、遠足前のワクワク感と似ていてとても楽しいものですよね。

しかし、選ぶ商品によっては機内でトラブルに発展してしまうことがあるので、注意が必要です。

そこで今日は、お客様が持ち込んだ “ある食べ物” が原因で起きたハプニングをご紹介します。

「この匂いはどこから?」ー鼻をつまむ外国籍のお客様

お食事のサービスも一段落し、機内を巡回していた時のことでした。

どこからともなく、日本人であれば「あ、あの匂いだ」とピンとくる独特の香りが漂ってきたのです。

ふと視線を感じたその先には、外国籍のお客様が私に目で何かを訴えかけていらっしゃいました。そして、そのお連れ様は、なんと鼻をつまむジェスチャーをされているではありませんか!

私は「やっぱり......」とすぐに状況を理解しました。

すぐ斜め後ろの座席には、40〜50代くらいの日本人男性グループのお客様が、機内には搭載されていない “ある食べ物” をおつまみにしてビールを飲みながら談笑されていたのです。

日本人にはお馴染みの「あの匂い」の正体とは?

男性グループのお客様は、持参されたスルメやホタテの貝柱などを、おつまみとして召し上がっていたのです。

日本人にとっては、お酒のお供として馴染み深いものかもしれませんが、外国籍のお客様にとっては鼻をつまみたくなるほどの強烈な匂いだったのでしょう。

機内は密閉された空間ですので、匂いはあっという間に充満してしまいます。

たとえ日本人であったとしても、スルメやホタテの貝柱などは良い香りと感じる方ばかりではありません。実際、その座席の周辺には、海鮮系の独特な香りがしっかりと漂っていました。

このままでは、他のお客様の快適性を保てないと判断し、男性グループのお客様にお声がけすることにしました。

やんわりとお伝えした「匂いのエチケット」

「お客様、ご歓談中申し訳ございません。お召し上がりになっているこちらのおつまみですが、少々香りが強いようでして...…。もしよろしければ、何かおつまみになるような物をお持ちしますが、いかがでしょうか?」

なるべくやんわりと、匂いの強いおつまみを遠慮していただくようお伝えしたのです。

すると「やっぱり臭かったかな?ごめんね。じゃあ悪いけど、代わりに何かおつまみもらえるかな?」と快くご理解いただくことができ、ホッと胸をなでおろしました。

当時、私が勤務していた航空会社の国際線では、お飲み物サービス時にお出しするおつまみの他に、お客様が航行中に自由に飲み物を取っていただけるドリンクスタンドを設けており、そこにはお菓子類が入ったスナックBOXも置かれていたのです。

男性グループのお客様には、そのスナックBOXの中からおかきやクラッカーなど、お酒にも合いそうなものをいくつか選びお席までお持ちしました。

機内での食べ物マナーについて

機内でお召し上がりになるために、搭乗前にお菓子やおつまみなどを持参していただくのは全く問題ありません。

むしろ、機内食が足りなかった場合や、より機内での時間を楽しくお過ごしいただくためにも大歓迎です。

しかし、機内は密室空間となることを考慮し、なるべく匂いの強いものは避けてお選びくださいね。

今回のエピソードが、機内に持参されるお菓子やおつまみを選ぶ際のヒントになれば幸いです。

それでは、楽しいフライトを!


ライター:かくまるめぐみ
大学卒業後、日系航空会社に客室乗務員として入社。国際線をメインに乗務し、世界中を飛び回る。結婚を機に退職し、イタリアへ移住。現在も家族とともにイタリアに在住し、Webライターとして活動。客室乗務員の経験から培った「細やかな心配り」を大切に、コラム記事からSEO記事まで幅広く執筆中。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】

の記事をもっとみる