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「TBS史上ぶっちぎり」「とんでもないわ…」TVer“歴代トップ”2280万再生!5年経っても“絶賛”続く「最高傑作」ドラマ

  • 2026.6.6

完成から時を経てもなお、その名が語られ続ける作品があります。今回は『放送当時から高く評価され、今なお"名作"として語り継がれるドラマ』という基準で、5作品をセレクトしました。

本記事では、2021年放送のTBS系金曜ドラマ『最愛』をご紹介します。脚本を担当した奥寺佐渡子さんと清水友佳子さんが手がけた、15年ぶりの再会をめぐるラブサスペンス。吉高由里子さんと松下洸平さんが演じる初恋相手同士の切実な関係を中心に展開し、配信プラットフォームTVerでは当時歴代1位となる視聴数を記録するなど、放送当時から高く評価されました。

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ

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東京・豊洲のららぽーと豊洲で開催された主演映画「黒牢城」のジャパンプレミアレッドカーペットセレモニー 吉高由里子(C)SANKEI
  • 作品名(放送局):ドラマ『最愛』(TBS系)
  • 放送期間:2021年10月15日〜12月17日(全10話)
  • 出演:吉高由里子(真田梨央 役)、松下洸平(宮崎大輝 役)、井浦新(加瀬賢一郎 役)、薬師丸ひろ子(真田梓 役)、及川光博(後藤信介 役)

本作は、連続殺人事件の重要参考人となった実業家・真田梨央(吉高由里子)と、彼女を追う刑事、彼女を支える弁護士の3人を中心に描かれるラブサスペンスです。15年前、高校生だった梨央は、父・朝宮達雄(光石研)のもとで暮らしながら、陸上部のエース・宮崎大輝(松下洸平)と互いに思いを寄せ合っていました。しかし父を亡くしたことをきっかけに、梨央の運命は大きく変わっていきます。

やがて15年の月日が流れ、実業家として成功した梨央と、刑事になった大輝が再会します。しかし二人の前に殺人事件が立ちはだかり、梨央は重要参考人として疑いをかけられる――。初恋相手の大輝が真相を追い、弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)も梨央を守ろうと動き出し、愛情と疑惑が複雑に絡み合っていきます。

2280万回――TVerが記録した配信革命

放送当時から視聴者の心をつかみ、その後も語り継がれるドラマというのは、デジタル時代に新たな評価軸を得ています。本作『最愛』は、配信プラットフォーム TVer でその実力を証明する形となりました。

2021年10月から12月にかけて放送された『最愛』は、その期間の TVer 番組再生数ランキングで圧倒的な視聴数を獲得。当時歴代1位となる2280万回を突破したのです。これは1クール内で初めて2000万回の大台を越える記録であり、それまでのプラットフォーム上の作品を大きく上回る成績でした。

視聴者層はF3(50歳以上の女性)・F2(35〜49歳の女性)層が6割を占め、特に女性視聴者の心を深くとらえた作品であることがうかがえます。この記録は単なる視聴数の勝負ではなく、繰り返し見たくなる物語の深さと、視聴者の胸に長く残る人物描写への信頼の表れでもあるのでしょう。SNSでは「とんでもなく面白い」「日本ドラマで1番好き」「TBS史上ぶっちぎりに最高」「とんでもないわ…」「ほんとにほんとに大好き」「最高傑作」など絶賛の声が、今もなお相次いでいます。

『そういう梨央が好きやよ』――松下洸平の直球告白に視聴者胸キュン

本作のもう一つの魅力が、松下洸平さんの演技による"胸キュン"の瞬間です。とりわけ第9話で松下洸平さん演じる大輝が、梨央に思いを告げるシーンは、放送直後から大きな反響を呼びました。

「梨央はずっと真面目に一生懸命生きてきたやろ。俺はそういう梨央が好きやよ」出典:『最愛』(TBSテレビ)第9話(2021年12月10日放送)

週刊誌報道に追い詰められ沈む梨央に、大輝がまっすぐ放ったのがこの言葉でした。実はこの「好きやよ」は、15年前の高校時代を描いた第1話でも大輝が口にしたセリフです。時を経て再び同じ言葉が告げられたことで、視聴者の感情は大きく揺さぶられました。

SNSでは、「キュンキュンが止まらん」「破壊力えぐい」といった声が相次ぎ、不器用なまでにまっすぐな大輝の姿に、多くの視聴者が強く心を動かされたことがうかがえます。

松下さんの魅力はセリフの表現力だけにとどまりません。感情を抑えながらも、時折漏れ出てしまう心の声――その葛藤の表現が、視聴者に深い共感を生み出していきました。初恋相手との再会という複雑な感情を背負った人物を演じきったことで、俳優としての幅広い表現力を示したのです。

実業家の面と初恋の女性の面――吉高由里子が引き出した梨央の多層性

本作をより魅力的にしているのが、主演・吉高由里子さんの存在です。高校時代の純真さから実業家へと変貌を遂げた梨央を、吉高さんはどう表現したのでしょうか。

梨央は、外の世界では自信に満ちた実業家として振る舞いながらも、初恋の相手・大輝と再会した瞬間、その仮面がひび割れていきます。父との突然の別れ、その後の人生の中で重ねた選択――それらが作品の中で次々と明かされていく過程で、梨央が背負った複雑な感情が浮き彫りになるのです。

吉高由里子さんは、社長という立場を保ちながらも、初恋の相手の前では少女のような弱さが見える――その二面性を繊細に演じ分けています。事件に巻き込まれていく中での迷いと覚悟、そして弁護士・加瀬賢一郎(井浦新)から受ける守護と、刑事・大輝からの追究という相反する圧力の中で、梨央がどう生きるのかという人物描写が、本作の核となっていきました。 

井浦新さん演じる加瀬や及川光博さん演じる後藤など、梨央を取り巻く男性陣もそれぞれ異なる感情と圧力をもたらします。複数の思惑が交錯する中で、吉高さんが梨央にもたらす深さと説得力が、本作の質を支えているのです。本作はギャラクシー賞 テレビ部門 2021年12月度月間賞を受賞し、その質の高さが業界からも認められています。

語られ続ける完成度

本作『最愛』が放送から数年経った今も高く評価されるのは、その物語の深さゆえかもしれません。初恋という万人が経験し得る感情と、その後の人生の複雑さを交錯させた設定。加えて、松下洸平さんの秀逸な演技や、吉高由里子さんの多層的な人物描写が、世代を超えた共感を生み出しているのです。

放送当時に心をつかまれた人も、数年後に見返す人も、その時々の人生経験の中で新たな発見を重ねていくのでしょう。愛情、罪悪感、再生――それらが複雑に絡み合う物語に、自分の人生の一部を重ねる視聴者の姿が見えてきます。

※記事は執筆時点の情報です

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