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春に出回る「新タマネギ」って一体なに?

  • 2026.2.15

北九州市にある青果仲卸会社で広報係として任命された青太(せいた)くんと果子(かこ)ちゃんが、青果の“なるほど”を直送します。

出典:リビングふくおか・北九州Web

青太&果子:こんにちは! 寒さはまだ続いているけど、市場にはどんどん春の野菜が届いているよ!

果子:新タマネギがお店に並び始めると、「春だなぁ」って感じがするわよね。みずみずしくて甘くておいしいから、毎年楽しみなのよ。

青太:そうだね。でもさ、「普通のタマネギ」と「新タマネギ」の違いって知ってる?

果子:も…もちろんよ。「新」がつくぐらいだから新しいんでしょう?

青太:まあ、あながち間違ってはいないけど(笑)。僕がもう少し詳しく紹介するね!

「新タマネギ」が一年中手に入らないのはなぜ?

普通のタマネギと新タマネギの最大の違いは、収穫後に乾燥させて貯蔵しているかどうかなんだ。普通のタマネギは、収穫後に乾燥させて皮を茶色くパリパリにすることで、長期保存できるようにしたもの。一方で新タマネギは春に収穫される早生(わせ)品種を、乾燥させずにすぐに出荷したもので、みずみずしさと甘さが際立っているのが特徴なんだよ。

出典:リビングふくおか・北九州Web

白くみずみずしい「新タマネギ」

果子:へえ。やっぱり新タマネギは新しいってわけなのね。でも、どうしてタマネギをわざわざ乾燥させるの? 一年中「新タマネギ」でもいいじゃない。 タマネギはいつもお店には並んでいるけど、一年中収穫できるわけではないんだ。全国の産地が収穫する時期をずらしてバトンをつなぐ「産地リレー」という仕組みと、乾燥・貯蔵の技術があるからなんだよ。

果子:産地リレー? もう少し詳しく聞かせて 。 まず、冬の終わりから春にかけて、九州などで早生品種の収穫がスタートし、初夏には近畿地方で収穫が最盛期に。その後、北海道で夏から秋に収穫されたタマネギ(おもに晩生種)は乾燥させて大きな貯蔵庫で保管されるんだ。タマネギの収穫ができない冬の間は、この貯蔵タマネギを計画的に出荷しているんだよ。

果子:へえ~。じゃあいつも食べている普通のタマネギは貯蔵タマネギってわけなのね。 そうだね。「春~初夏に収穫される新タマネギ」から「冬の北海道が支える貯蔵タマネギ」へとバトンが渡ることで、ぼくたちは季節を問わずタマネギを楽しむことができているんだよ。

佐賀県は「新タマネギ」の一大産地

果子:すごいわね。私たちの暮らしは、こんな工夫と知恵に支えられていたのね そういうことだね。そして、この新タマネギの市場を支えているのが佐賀県なんだ。佐賀県はタマネギの生産量が全国2位だけど、こと「新タマネギ」に関しては日本トップクラスの生産量を誇るんだよ。

果子:そうなのね。春の味覚を支える一大産地が、おとなりの佐賀県だったなんて! これはもっと食べなくちゃ! 新タマネギって甘くてみずみずしいから、薄くスライスして、ポン酢とかつお節で和えるだけで十分おいしいよね。水にさらさなくていいから、栄養を逃がすことなく摂れるのもうれしいね。

果子:血液もサラサラにしてくれるっていうじゃない。でも私は、丸ごとオーブンで焼いたり、ポトフにしたりするのも好きよ。透き通った上品な見た目と、甘くてとろりとした食感は新タマネギならではの贅沢よね。 そうだね! 新タマネギは、いつも食べているタマネギよりも水分が多いぶん傷みやすいので、野菜室で保存して早めに食べるのがポイントだよ。今年は産地をちょっぴり気にしながら、旬のおいしさを味わってみてほしいな。

出典:リビングふくおか・北九州Web

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