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台湾茶/台湾料理研究家、リン・ピンチュンさんが、台湾茶に合う、おいしい3つの茶菓子を教えてくれました。

  • 2025.11.27

おいしい台湾茶を買って帰ったら、一緒に楽しみたいのが「茶菓子」。

台湾の定番の茶菓子といえば、パイナップルケーキ。台湾を訪れたことのある人なら、一度は手に取ったことがあるでしょう。

ですが、このほかにも、香り高い台湾茶と相性抜群の伝統菓子がたくさんあります。さらに、「台湾茶」といっても、種類はさまざまなので、まずは自分好みのお茶を選び、その味わいに合わせたお菓子を探してみましょう。

台湾茶は大きく分けて、清香(チンシャン)タイプの烏龍茶、熟香(ソーシャン)または濃香(ノンシャン)タイプの烏龍茶、そして紅茶の3つのカテゴリに分類されます。今回は、この3種に合う茶菓子を紹介します。

清香タイプの烏龍茶には、緑豆椪椪(リュウトウポン)を。

出典 andpremium.jp
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清香タイプの烏龍茶は、華やかな香りと、夏の風を思わせるような清涼感が際立ち、緑茶に似たすっきりとした味わいです。そのため、合わせるお菓子はあまり味の濃くないものを選ぶと、繊細な花の香りがいっそう引き立ちます。

この烏龍茶に合わせたのは、緑豆椪(リュウトウポン)。緑豆餡を包んだパイ饅頭で、繊細な生地の層がほどけるように口の中で広がります。控えめな甘さと豆の香ばしさが、高山茶の澄んだ香りをより引き立ててくれます。

熟香タイプの烏龍茶には、蛋黃酥(ダンファンスー)を。

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熟香タイプの烏龍茶は、発酵、焙煎ともに深く、ナッツやドライフルーツの風味が特徴の熟香タイプの烏龍茶。鉄観音茶や、最近人気が高まっている紅烏龍茶などがその仲間です。温かみのある香りと濃厚なコクは、寒くなってきた今の季節にぴったりです。

このタイプのお茶には、蛋黃酥(ダンファンスー)がおすすめ。パイ生地の中に小豆餡と塩漬け卵黄が入った、甘じょっぱい伝統菓子です。塩卵の黄身は、「夜空に浮かぶ月」をイメージしていて、中秋節に人気のある月餅としても知られています。その時季は、並ばなければ買えないほどの人気ぶり。

台湾紅茶には、芋頭酥を。

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#1でも紹介したように、台湾紅茶は、花や果実の香りをまとったさまざまな風味があります。一口飲めば、花蜜のような甘い香りに包まれ、森の中で深呼吸しているような心地に。

そんな台湾紅茶に合わせる茶菓子は、芋頭酥(ユートースゥー)がおすすめ。タロイモ餡を紫色のパイ生地で包んだ伝統菓子で、特に餡の中にやわらかい餅が入っているタイプは、もちもちとした食感が癖になり、台湾でも大人気です。

これらの茶菓子を探すなら、台中にある老舗店 『裕珍馨(ユウジェンシン)』へ。市内はもちろん、台北の松山空港や台湾桃園国際空港にも店舗があり、旅の途中でも立ち寄りやすい便利さが魅力です。

緑豆椪や餅入りの芋頭酥は、素材の香りと食感のバランスが絶妙で、お店の看板商品でもあります。台湾茶との相性を、ぜひ現地で確かめてみてください。

台湾茶/台湾料理研究家  リン・ピンチュン

出典 andpremium.jp

台湾・宜蘭県生まれ。大阪大学外国語学部卒業後、大手旅行会社、レストランでの勤務を経て独立し、台湾にて『郷菜 ShiangTsai』を主宰。「台湾料理は小籠包だけじゃない、台湾茶は凍頂烏龍茶と高山茶だけじゃない」をモットーに、台湾の郷土料理を紹介するレッスンや台湾茶の製茶体験などの企画を通じて、英語と日本語で、台湾の食文化を海外に発信している。台湾国家試験の調理師及び製茶師の資格を持ち、農業部(日本の農水省に相当)による台湾茶コンテストの審査員課程を修めるほか、各産地の生産者への取材を重ねる。著書に、『台湾茶の教科書 現地のエキスパートが教える本場の知識』(グラフィック社)。

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