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自分の損得だけで動くかそうでないか…理屈では測れない人間らしさとは【やさしさに焦がれる Vol.63】

  • 2026.2.20

■これまでのあらすじ

母から結婚を反対され、心を痛める凜。その頃、弟は同棲資金のために始めたFXで失敗し、実家の金品にまで手を出していた。母に頼まれ弟を訪ねた凜は、「借りただけ」と開き直る弟に言葉を失う。そこへ現れた婚約者は、言葉をすり替え姉を責める弟を見て、再び家族を巻き込むことを危惧し、「100万円を渡す代わりに二度と迷惑をかけない」との合意書を差し出す。凜は「家族をお金で解決なんてありえない」と反発するが、弟は皮肉を込めて「こんな奴が婚約者で大丈夫?」と吐き捨てるのだった。

■こんなこと思いつく彼の方がサイコパス…?

■彼と弟の決定的な違いとは

普通なら、こんな提案を婚約者がするはずがない――弟は皮肉たっぷりにそう言い放ちます。

しかし彼は、その挑発を受け流すように穏やかに微笑み、「確かに、自分は合理的な人間だと思う」とあっさり肯定しました。

「でもね、僕は自分の損得のためだけには動かない」

そう言い切る彼の瞳には、確固たる信念の色が宿っていました。そして再び穏やかな笑みを浮かべながら、続けます。

「自分の損得のためだけに動くのは、ただの“獣”だよ」と。

その言葉がまさに弟自身を指していることは明らか――はたして弟の反応は?

(福々ちえ)

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