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バス車内で子どもの汗を拭く保護者。直後、運転士がバックミラー越しに見た“思わぬ行動”に「残念な気持ちになった」

  • 2026.7.30
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出典:photoAC ※画像はイメージです。

こんにちは。送迎バスの運行管理やバス運転士の経験を持つVenus☆トラベルです。

12年ほど前、私はスイミングスクールの送迎バスに乗務していたことがありました。子どもが通うスイミングですが、小さな子どもを連れた保護者や、子どもの成長を見学する保護者も送迎バスに乗車します。

友達や親子で楽しそうに会話する姿は、「今日も安全運転しよう」と思う私に活力を与えてくれたものです。

しかし、ある日バックミラー越しに、ある保護者の不可解な行動を目にしてしまったのです。

今回は、そんな大人の行動に、驚きと残念な気持ちが入り混じったできごとを紹介します。

安全確認用のバックミラーからは乗客の行動がまるわかり

バスの運転士は、周囲の安全確認だけでなく、バックミラーを使って車内事故の防止に取り組んでいます。

事故を未然に防ぐための確認であるため、バックミラーで乗客の行動を見守る必要があります。裏を返せば、運転席から見るバックミラーには、多くの乗客の行動がすべてまるわかりという状況です。

もちろん、運転に集中しなければならないため、運転士もじっと車内を確認しているわけではありません。

しかし、バックミラーの安全確認では、乗客の思わぬ行動を見つけてしまうこともあります。

スイミングスクールの送迎バスに乗務していたある日、私は保護者のおどろく行動をバックミラー越しに見てしまったのです。

消えた冷却シート

たまたま信号待ちで停車していたとき、立ち歩く子どもがいないかバックミラーを確認すると、最後部の座席に座る親子の姿が目に入りました。

真夏の外出は、涼しいバスに乗車していても、子どもは汗をかきやすいものです。その保護者も、子どもの額の汗を冷却シートで拭いていました。

当時、私の子どもは小学生で、同じ年頃でした。よく準備不足で現地で慌てることが多かった私は、このとき、「しっかり準備しているものだなぁ。」と感心したものです。

しかし、その瞬間、私は見てしまいました。

保護者が持っていたはずの冷却シートは、手を背中の後ろにまわす仕草をしたあと、両手には何も持っていませんでした。

たまたま待ち時間の長い信号で停車していたため、保護者の一部始終が目に入りました。しかし、その直後に信号が青に変わったため、バスを発車させ、その後は保護者の行動を注視するタイミングはなく、スイミングスクールへ到着しました。

忘れ物チェックで見た残念な事実

スイミングスクールに到着したら、次の出発まで10分ほどのインターバルがあります。到着後、まず忘れ物チェックをするのが、運転士のルーティーンです。

私も1列ずつ忘れ物がないか確認を進め、残すところ、冷却シートが消えた最後部の座席のみとなりました。ぱっと見ただけでは、特に気になる忘れ物はありません。

しかし、バックミラーで見た消えた冷却シートは、おそらく座席の隙間に捨てられたのではないかと嫌な予感がしました。

マイクロバスの座席には、シートベルトを装着するため、座席と座席の間に隙間があります。そこに手を伸ばしてみると、予想どおり湿った冷却シートがありました。

それも1枚ではなく、座席の隙間から出てきたシートは4枚でした。

推測ではあるものの、私が見た手を後ろにまわす動作は、隙間にゴミを捨てるためのものだったのかもしれません。

故意に捨てたのか、うっかり落としてしまったのかはわかりませんが、結果として車内に使用済みのシートが残されていたのは事実。

「親の姿は子どもの鏡」と言われるほど、保護者は子どもにとって見本となるべきだと思います。そう考えながら、出てきた冷却シートに再度目をやると、なんだか少し残念な気持ちになりました。

子どものためにも大人として良い見本でありたい

マイクロバスに限らず、バス最後部の座席中央は、運転士のバックミラーから特に見えやすい場所です。今回は、たまたまその場所だったためゴミを捨てる姿を発見できただけにすぎません。

実際、送迎バスに乗務していると、大人・子ども関係なくゴミを捨てていく乗客は決して少ないとは言えませんでした。子どもは、大人の姿を見て育っていくと思います。

そのときの状況は、小学生の子どもを持つ同じ親として、改めて大人としての姿勢を正すきっかけになりました。子どもが成人した今でも、大人として人に恥じない行動を心掛けています。


ライター:Venus☆トラベル

近畿地方でバスの運転に関わる仕事に携わって約12年、多くの送迎バスを運転しました。幼稚園や自治体、企業や施設など、それぞれの場所で学ぶことが多くありました。その反面、運転士視点で感じた心の声をリアルにお届けします。


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