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もう振り返らないと決めたのに…娘の足を止めた母の行動【やさしさに焦がれる Vol.73】

  • 2026.2.20

■これまでのあらすじ

母に結婚を反対され苦悩する凜は、彼の協力を得て弟の金銭トラブルを清算し、祖母の形見と弟が持ち出した現金を母へ返す。金の出所を問われ「自分が出した」と告げると、母は「彼が出さないなんてケチね」と呆れたように返す。その言葉に凜は笑い、ようやく母への執着がほどけるのを感じた。愛されたい一心で“いい子”であろうとした過去を脱ぎ捨て、彼と出会い得た強さを胸に、凜は新たな人生を歩む決意をする。すでに入籍を済ませ、来月アメリカへ旅立つ予定だった。

■母に呼び止められても…もう振り返らない

■振り返らないはずだったのに…手を伸ばしてしまう

「待って!」――母の声が背中に届いても、凜は振り返らず、心の中でそっと「さようなら」と呟きます。

けれど次の瞬間、母が転ぶ音がします。泣きじゃくりながら自分の名を呼ぶその姿に、凜は思わず足を止め、手を伸ばしてしまいました。

母が顔を上げ、涙の中に笑みを浮かべながら言うのです。「やっぱりお姉ちゃんはやさしい子ね」

母にとって“やさしい子”とは…?

(福々ちえ)

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