大人が意外と間違える算数「7.2kmの道のりを1時間半歩いたら…」→分速何m？

2025.9.10

算数・数学の中でも「速さ」は苦手意識を持つ人が多い単元のひとつです。

今回は、「速さ」の問題に挑戦し、正しい理解ができているか確認してみましょう。

問題

7.2kmの道のりを1時間半歩くとき、速さは分速何mですか。

正しく求めることができるでしょうか。まずは自分自身で考えてみましょう。

解説

今回の問題の答えは「分速80m」です。

どのように考えるのかを順に解説をしていきます。

「分速◯m」というのは「1分間で◯m進む速さ」ということです。

今回の問題では「7.2kmの道のりを1時間半歩く」ので、これを1分間あたりに進む距離に変換すればよいということになります。

そこで注意が必要なのは「単位」です。

求めるのは「分速◯m」ですが、「7.2kmの道のりを1時間半歩く」と、時間と距離の単位が統一されていません。

なので、まずは単位を揃えることを考えましょう。

7.2km = 7200m
1時間半 = 90分

これによって「7200mの道のりを90分歩く」と言い換えることができます。

したがって、1分あたりに進む距離は
7200÷90=80
となり、答えは「分速80m」です。

まとめ

正しい答えを求めることができたでしょうか。

速さの問題では、単位変換に注意して計算をしましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：SAJIMA
日本国内外の学校、学習塾で数学・理科の講師として幼児から高校生までを指導。現在はフリーランスとして独立し、オンラインを中心に授業を展開している。子供への学習指導だけでなく、大人向けの数学講座も開講し、算数・数学の楽しさを広く伝える活動を行っている。日本数学検定協会認定「数学インストラクター」

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