意外に間違える人が多いかも！「時速20kmで30分間進むと？」→何km進む？

式の計算よりも、文章で問題が書かれていると少し焦ってしまうかもしれませんね。

また、速さに関する公式を覚えていますか？この問題を通して速さの変換について学んでいきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
時速20kmで30分間進むと、何km進みますか。

時速と時間が与えられているので、そこから距離を出してみましょう。

答えは「10km」です。

どのような計算手順で答えを出すことができるのか、次の「ポイント」でしっかり確認しましょう。

距離を求める式は以下の式を使います。

(距離)=(速さ)×(時間)

よって、時速20kmと30分を掛ければよいのですが、時速は1時間に進む距離を表しているので、分を時間に直す必要があります。

1時間は60分なので、30分は以下のように直します。

30分÷60分/時間
=0.5時間

あとは、最初の公式にならって計算していけばいいですね。

20km/時間×0.5時間
=10km

上記のように距離を出すことができました。以下が、速さ・時間・距離に関する公式ですので参考にしてください。

＜速さ・時間・距離＞
(速さ)=(距離)÷(時間)
(時間)=(距離)÷(速さ)

速さ・時間・距離の考え方と文章を理解できれば、掛け算や割り算なので分かりやすいでしょう。

ただ、文章を正しく読まないと正しい式を作ることができないので、注意する必要があります。

計算は、一問や二問だけしてもあまり意味がありません。計算こそたくさん演習を積んで、理解度を深めていくことがとても大事になってきます。他にもカッコを含む計算や四則混合の問題がありますので、時間がある方はそちらの問題にもぜひチャレンジしてみましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。
あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。

文（編集）：ニシケン
2年間、地方の学習塾に勤めて独立。現在はプロの家庭教師として働きながら、都内の難関私立中学や高校の予想問題や適性検査の執筆活動を行っている。たくさんの受験生のためになる良質な問題を作成し、どんな人が見てもわかりやすい解答解説作成を志す。

もう一問挑戦！

意外に間違える人が多いかも…？「時速60kmの車で20分間ドライブ」→何km進む？