1. トップ
  2. おでかけ
  3. 【前編】あなたは海派?山派? シドニーを拠点にのんびり旅するオーストラリア

【前編】あなたは海派?山派? シドニーを拠点にのんびり旅するオーストラリア

  • 2025.7.17

オーストラリアきっての大都市シドニー。オーストラリア東南部に位置するニューサウスウェールズ州の州都で、日本から最も近い欧米風大都市といってもいいでしょう。しかしふたりの時間をのんびりじっくり楽しむなら、ちょっと都会を抜け出して大自然の中をドライブしてみては。広大なオーストラリアらしさを満喫できるニューサウスウェールズ州の旅をご紹介します。

新婚旅行の情報を発信中!マイナビウエディングトラベル

野生動物にも出会える! 風光明媚なコーストライン

オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、運転がしやすいのもいいところ。気持ちのいいドライブを楽しもう 写真提供:Destination NSW
Destination NSW オーストラリアは日本と同じ左側通行なので、運転がしやすいのもいいところ。気持ちのいいドライブを楽しもう 写真提供:Destination NSW

まずは美しいドライブウェイが魅力のサウスコーストへ。点在する小さな町で休憩をとりながらのドライブ旅がオススメです。

シドニーから車でも行けますが、時間短縮のため国内線でモルヤまで約300㎞南へひとっ飛び、約50分のフライトです。同じ州内なのに飛行機利用というところがオーストラリアの広大さを物語っているよう。機窓外には延々とグリーンが広がり、自然豊かな様子がよくわかります。



確かに見る角度によってはオーストラリアの形に見える! 人気の撮影スポット「オーストラリア・ロック」


空港から南下していくと、魅力的なビーチが点在するナルーマ(Narooma)に到着します。ビーチサイドでピクニックランチを楽しんだり、島へ渡ってスノーケルをしたりと海を楽しむリゾート地ですが、ぜひ別荘が立ち並ぶワゴンガ入江(Wagonga Inlet)にも立ち寄って。

波によって浸食され、穴があいた通称「オーストラリア岩」があり、写真スポットとして人気があります。工夫をこらしてオリジナルな映え写真を撮影してみましょう。

しかも、この周辺には多くのアシカが生息していて、天気のいい日にはごろりんと昼寝をしている姿を見ることができます。こんな大きな海獣との距離が近くてびっくりの体験です。



その姿勢のまま眠っちゃう? このエリアでは犬の散歩が禁止されていて、野生動物を保護していることがわかる。追いかけたり触ったりするのはやめましょう




よく海辺で見かけるお友だち、ペリカンは正面から見ると変な顔(←失礼)。港で釣り人が釣った魚を狙ってうろうろしていることが多い


新婚旅行はオーストラリアへ! 気になる費用やホテル、観光スポットまでまるっとご紹介

牡蠣はマストトライ! オイスターファーム訪問も

うまみがぎゅっと凝縮され、甘みすら感じられるシドニー・ロック・オイスター。冷凍してはいけないそうで、日本にはあまり流通していないローカルフードだ
ライター:岩佐史絵 うまみがぎゅっと凝縮され、甘みすら感じられるシドニー・ロック・オイスター。冷凍してはいけないそうで、日本にはあまり流通していないローカルフードだ

やっぱり海辺でお食事といえば、シーフード! いろいろな種類がありますが、ここではなんといっても牡蠣一択。なにしろニューサウスウェールズ州にはオイスターファームが点在しているため、多くのレストランで新鮮な牡蠣をいただくことができます。



たったいま水揚げされたばかりの牡蠣をその場で食べられるオイスターファーム「ブロードウォーター・オイスターズ(https://broadwateroysters.com.au/)」で牡蠣の殻剥きのコツを伝授してもらう


夏場は小ぶりでミルキーな「シドニー・ロック・オイスター」、冬場はサイズが大きめの「パシフィックオイスター」が出回るため、年を通じて牡蠣が食べられるのは牡蠣好きにはたまらないのでは? 春先や秋口ならば両方を食べ比べてみる、なんていうのも贅沢なお楽しみです。



ふたりで漕げるシーカヤックで湾をお散歩していると、また別のオイスターファームが。透明度の高いきれいな海水ゆえ、食中毒の心配は一切ないという


新婚旅行(ハネムーン)にオススメの場所は? 海外・国内の最新ランキングや予算もチェック!

ノースショアもびっくりのおしゃれタウン

一部が屋根付き歩道になっていて、小さな商店が集中している。もともとは先住民の村だったところにゴールドラッシュで入植者が移り住んだ歴史がある
ライター:岩佐史絵 一部が屋根付き歩道になっていて、小さな商店が集中している。もともとは先住民の村だったところにゴールドラッシュで入植者が移り住んだ歴史がある

陸のお楽しみも充実のサウスコースト。海岸線から少し離れ、主要道路のプリンセスハイウェイ近くにあるティルバの町は人口わずか数百人というとても小さな町。

しかしながら、メインストリート(といっても300メートルほどの小さな通りですが)沿いには個人商店がずらりと並び、ここにしかないお土産ショッピングが可能です。



バスボムやハンドメイドソープなどが充実の『Bath Patisserie(https://bathpatisserie.com.au/)』。店内はいい香り! ショップはこの町にしかないので、お見逃しなく!




見て! このバスボムの品ぞろえ!! お気に入りの香りをふたりで選べば、帰国後のバスタイムがぐんと楽しみに!


クルマ通りも少なく、カフェや雑貨店をのぞきながらのんびり散策するのが楽しいこの町。どこかハワイのノースショアをほうふつさせる、古い街並みも魅力です。ぜひ立ち寄ってみて。



く……っ、かわいい。全部連れて帰りたい。町にはアーティストも多く住んでおり、その作品を買えるお店も。唯一無二のお土産に出会えるかも?




周囲には良質な酪農地もあるティルバにはチーズファクトリーも点在。ショップではチーズのテイスティングや地元産のはちみつなども売られている




ちょっと食事に立ち寄っただけの小さな町、パンブラにあったキッチンウェアのお店「The Trove(https://www.instagram.com/the_road_less_troved/)」もかなり味があっていい雰囲気。小さい町でも侮れない⁉


特別な瞬間を記録に残すマイナビフォトウエディング

オーストラリアもクラフトジンブーム!

スピリッツ好きを魅了する蒸留所。シグネチャージンはシンプルに、ピンクジンは華やかなカクテルに、といろいろ想像力を掻き立てる
ライター:岩佐史絵 スピリッツ好きを魅了する蒸留所。シグネチャージンはシンプルに、ピンクジンは華やかなカクテルに、といろいろ想像力を掻き立てる

ここ数年、日本はもちろん世界各地で起こっているクラフトジンの大ブーム。もちろんオーストラリアでもたくさんの蒸留所が点在し、このサウスコーストにも有名な『ナイン・サークルズ(Nine Circles:https://www.ninecircles.com.au/)』があります。

家族運営の蒸留所ですが、レストランやショップも備え旅の途中に立ち寄るのにもぴったり。受賞歴のあるジンやウォッカの飲み比べ(5種類/30AUD)もできるので、お気に入りを見つけましょう。

シグネチャージンはスパイシーで柑橘系の香りがいいアクセント。印象的なのはピンクジンで、その名の通りピンク色のかわいいルックスです。こちらはルバーブやラズベリーが香るマイルドなお味。小さいボトルもあるので、お土産にもいいかもしれません。



ここでもやはり合わせるのは牡蠣! どちらも地元の味なので、合わないわけがない? いくつ食べても食べ飽きない、シドニー・ロック・オイスター

モーテル+朝ごはんが楽しい日課

モーテルはたいていとてもシンプル。遠く海まで見渡せる「ヒルクレスト・ メリンブラ(https://www.hillcrestmerimbula.com/)」は夕方にカクテルサービスがあるなどなかなかサービスがいい
ライター:岩佐史絵 モーテルはたいていとてもシンプル。遠く海まで見渡せる「ヒルクレスト・ メリンブラ(https://www.hillcrestmerimbula.com/)」は夕方にカクテルサービスがあるなどなかなかサービスがいい

車があるなら駐車料金が宿泊料金に含まれているモーテルに泊まるのが便利です。ハイウェイ沿いには多くのモーテルがありますが、ホテルと違い朝食がついていてもとてもシンプル。

しかしながら、オーストラリアでは朝食からサービスを開始するカフェやベーカリーが多く、どの町でも早起きさんたちが犬の散歩がてらコーヒーを求めてお店にやってくる光景を目にします。ドライブ旅なら行く先々でその町定番の朝食を食べに行くのも、ちょっとしたアクティビティのひとつです。



ビーチが目の前! 「サーフビーチ・ナルーマ(https://www.instagram.com/sbcnarooma/)」はテラス席またはテイクアウェイのみのシンプルなお店ながら、がっつりめの朝食が魅力


今回はモルヤからずっと湾岸線とハイウェイを使ってひたすら南下するルートで、メリンブラの町がゴール。シドニーへはここから国内線でひとっ飛びです。ドライブの途中にちょこちょこアクティビティを入れつつ、約150㎞のドライブ旅。海風を浴びておいしいシーフード三昧のショートトリップです。


取材協力
・オーストラリア政府観光局(https://www.australia.com/ja-jp)
・ニューサウスウェールズ州政府観光局(https://www.visitnsw.com/jp)


新婚旅行の情報を発信中!マイナビウエディングトラベル

元記事で読む
の記事をもっとみる