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【後編】あなたは海派?山派? シドニーを拠点にのんびり旅するオーストラリア

  • 2025.7.17

オーストラリアきっての大都市シドニー。オーストラリア東南部に位置するニューサウスウェールズ州の州都で、日本から最も近い欧米風大都市といってもいいでしょう。しかしふたりの時間をのんびりじっくり楽しむなら、ちょっと都会を抜け出して大自然の中をドライブしてみては。広大なオーストラリアらしさを満喫できるニューサウスウェールズ州の旅をご紹介します。

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絶景の世界遺産・ブルーマウンテンへ!

展望台から見渡せる絶景。公園内でも指折りの絶景の奇岩「スリーシスターズ」には先住民の哀しい伝説があるという。写真提供:Destination NSW
Destination NSW 展望台から見渡せる絶景。公園内でも指折りの絶景の奇岩「スリーシスターズ」には先住民の哀しい伝説があるという。写真提供:Destination NSW

シドニー滞在の途中で、ちょっと郊外へドライブはいかが? シドニーから120㎞ほどの距離にあるブルーマウンテン国立公園は、2000年に世界遺産に登録された雄大な自然公園です。

切り立った渓谷に奇岩がところどころ隆起し、その絶景を求めて多くの観光客が訪れる撮影スポットでもあります。シドニーからは車で西へ約1時間と、日帰りも可能な距離感ですがせっかくですから周辺の町に宿泊して、その魅力をじっくり堪能しましょう。

ブルーマウンテンは約28ヘクタールと広大ですが、展望台や整備されたトレッキングコースなどがあり、気軽に訪れることができます。



スカイウェイは床もガラス張りなので真上からの景色も楽しめる。なんとこのケーブルカーの屋根の上でプロポーズができるプログラムがあるそう! トライしてみる? 写真提供:Destination NSW


コンパクトに楽しむには、「シーニック・ワールド(https://www.scenicworld.com.au/)」を訪れるのがオススメで、ここでは滝を眺めながら展望台まで行けるケーブルカー(スカイウェイ)、世界一の傾斜を誇り310mの高低差を一気に下るレイルウェイなどがあり、数百段ある階段を使わずに古代の森の中を散策することができます。



1秒間に4mというスピード感も。ついた先はジャミソン渓谷で、古代の森が広がりシダ類やユーカリの木々がうっそうと茂る。400種もの野生動物が住んでいるそうで、運が良ければ野生のコアラにも会えるかも?


このレイルウェイ、もともとは石炭の採掘のために1878年につくられたものだそうで、100年前にはすでに一般の人々が乗りに来るアトラクションとなっていたのだそう。もちろん今は新しい車両となっていますが、たしかに52度の傾斜なのでふたりで手を取り合ってスリルに備えましょう。



先住民の血を引く「アンクル・デイヴィッド」のツアーがとても深い。アボリジニと入植者との歴史、自然とともに生きる先住民の知恵などを教えてくれる。人気ツアーなので必ず予約を


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ワイナリーも! ヨーロッパテイストの町とお宿

「パークランド・カントリー ガーデン&ロッジ(https://www.parklands.com.au/)」は戸建て別荘のようなヴィラタイプの部屋が魅力。リビングには暖炉もあるので家庭的な雰囲気のなかでリラックス♪
ライター:岩佐史絵 「パークランド・カントリー ガーデン&ロッジ(https://www.parklands.com.au/)」は戸建て別荘のようなヴィラタイプの部屋が魅力。リビングには暖炉もあるので家庭的な雰囲気のなかでリラックス♪

ブルーマウンテンズ国立公園は軽井沢のような避暑地となっていて、周辺にはおしゃれな町が点在しています。日帰りといわずぜひ宿泊してのんびりしましょう。



ディナーにはドレスアップして近所のホテル「リリアンフェルズ」内の「ダーリーズ(https://www.lilianfels.com.au/dining/darleys)」へ。ネオゴシックな内装が素敵なファインダイニングで、数々の賞に輝いたモダンオーストラリア料理が楽しめる




ベンドゥーリ―・エステート(https://bendooleyestate.com.au/)の併設レストラン「ブックバーン(本の小屋)」は、まさに本に囲まれて食事ができる。本好きなら何時間でも過ごせる居心地のよさ




裏手に広がるヴィンヤード。冷涼な気候のなかでできるワインで、きりっとした白もよし、まろやかな赤もよし。もちろんテイスティングもできる


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好きすぎるお店が集合! ボウラルの町

店主の違ういろいろなショップが雑多にあって、片っ端からのぞいてみたくなる「ダーティジェーン」
ライター:岩佐史絵 店主の違ういろいろなショップが雑多にあって、片っ端からのぞいてみたくなる「ダーティジェーン」

シドニーに戻る前にちょっと寄り道して、ボウラルの町に立ち寄ってみましょう。なにしろここは遠方からもお買い物にやってくる人がいるという有名な「ダーティージェーン・アンティークマーケット(https://dirtyjanes.com/)」があるのです。



「これはIHでは使えなさそう」なんてつい考えてしまう、日用品のアンティークも多い。ガラスのポットやお皿など、今も使えるものも。スーツケースの空きと相談して


小さなショッピングモールのように、古物商がびっしりと入居しており、洋服、食器、家具、美術品と売られているものはさまざま。英国からの入植者が置いていったものとおぼしき100年以上も前の品まで散見され、見る人によってはガラクタか宝物か? のおもしろさがあり時間を忘れて見入ってしまうマーケットです。



アンティークではないお店も。ボウラルにしかないスキンケアのお店「ベア・ボディ・ビューティCo(https://www.barebodybeauty.com/)」。自然素材から作られる肌にも自然にもやさしいボディスクラブやソープなど、ほしいものがいっぱい


パートナーと一緒に新居のインテリアによさそうなものを選ぶのもいいかも。時間をかけてじっくり探すのがオススメです。



ボトルもおしゃれなクラフトスピリッツのお店「ソーハイSoHi(https://sohi.com.au/)」ではテイスティングも可能。カカオリカーやネグローニなどカクテルミックスもあり、ちょっとしたお土産にも


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最終日まで楽しもう さくっと遊ぶシドニー

橋の最上部からは世界遺産・オペラハウスも一望。夜景もぜひ見てみたい。写真1枚まで無料、それ以外は購入するシステム
ライター:岩佐史絵 橋の最上部からは世界遺産・オペラハウスも一望。夜景もぜひ見てみたい。写真1枚まで無料、それ以外は購入するシステム

ショートトリップから戻ったら、帰国日まではシドニーで街アクティビティ。翌日のフライトで帰国という場合も、最後までばっちり楽しめるのが大都会・シドニーです。

シドニーっ子が毎日通勤や通学に用いるシドニー・ハーバー・ブリッジは、100年以上も前に着工し、歩道、車道、線路もある世界でも有数の巨大な橋。この橋の骨組みの上を散策するアクティビティ「ブリッジ クライム(https://www.bridgeclimb.com/)」は、シドニーっ子も憧れるイチオシアクティビティです。



ブルーキャップはギブアウェイ。写真は好きなポーズで何枚も撮ってくれる。ちなみに、頂上でプロポーズができるプログラムもあり、互いに助け合って登る感じが人生を表すようで感動的


命綱をつけてガイドに従って登っていき、橋のてっぺんからシドニーの街を一望します。安全上、自分のカメラや携帯は持って行けませんが、スタッフがところどころで写真を撮ってくれるのでご心配なく。特に難所はありませんが階段が多いので、愛するふたりは手に手を取って。がんばって登り切ったら、頂上からの景色は格別にちがいありません。

こちらは日中、夕方、夜と3部門にわかれていて、たとえば帰国前の夜の回に参加して夜景を、あるいは午前中に参加して、夜のフライト(カンタス航空、ANA利用の場合)で帰国、なんていうことも可能。2.5時間から5時間まで、コースも選べるので、スケジュールに合わせて選びましょう。

最終日はショッピング&ディナーで決まり

ショッピングに便利なロケーションのシグネチャーストア(Shop 2047, 188 Pitt Street)。すべての商品が勢ぞろいしているので、まずここに行くのがいいかも
ライター:岩佐史絵 ショッピングに便利なロケーションのシグネチャーストア(Shop 2047, 188 Pitt Street)。すべての商品が勢ぞろいしているので、まずここに行くのがいいかも

オーストラリアならではのお土産ショッピングなら、シドニーで最終日(の前日)にまわしても大丈夫。有名店なら店舗も多く、品ぞろえもたっぷりあります。中心部なら歩いて行ける距離に店舗があったり、そうでなくてもトラムで気軽にアクセスできます。



店内にはテスターも多く、自由にあれこれ試せるのがうれしい! 機内でリラックスするために手首につけるロールオン「Ginger Flight Therapy」は日本未発売なので、ぜひ


日本でも有名なオーストラリアブランドといえばイソップ(https://www.aesop.com.au/)。スキンケアやヘアケア製品の専門店で、質も香りもよいのでファンも多いのでは。しかし、実は日本にすべての商品が入荷されるわけではないそうで、オーストラリアでしか買えないものもあります。



レトロな雰囲気が漂う老舗ショッピングモール「ストランド・アーケード」。“オーストラリアのいいお店”ばかりが入居しているので、安心感がある


ピットストリートにも近いショッピングモール「ストランド・アーケード(https://www.strandarcade.com.au/)」はヴィクトリアスタイルの建築にユニークなお店が入居。シドニーの職人や専門店(ウエディングドレスの専門店も!)が多く、建物とマッチするように荘厳な雰囲気があります。

日本にはない個人商店でも長くこの地で営業している老舗であったりと、新しい発見があるところ。カフェもあるので、その雰囲気を楽しむだけでも訪れる価値があります。



アーケード1階にある「べスポーク レタープレス(https://bespokepress.com.au/)は文房具やラッピングペーパーなどのお店。1週間の献立プラン帳やお買い物リスト用メモ用紙なんていう、新婚生活に取り入れたい商品も


後編はシドニー自慢の世界遺産、ブルーマウンテンズ国立公園とオペラハウス(橋の上からの鳥瞰ですが)を盛り込んだ贅沢な充実旅でした。前編のビーチやマリンスポーツづくしの旅と比べると、同じニューサウスウェールズ州内だけでもこんなに趣の異なる旅ができるとは! ふたりの思い出をたくさん作りましょう。



オマケ。コアラのもふもふ音が聴こえそうなくらい近くでエンカウンター(別料金、人数制限あり)できる動物園や保護センターも州内に数か所。カンガルーたちとたわむれることも。写真は「シンビオ ワイルドライフパーク(https://symbiowildlife.com.au/)」のコアラ



アクセス
シドニーへは東京(羽田・成田)、関空、新千歳(季節運航便)から直行便で約10時間。
取材協力
・オーストラリア政府観光局(https://www.australia.com/ja-jp)
・ニューサウスウェールズ州政府観光局(https://www.visitnsw.com/jp)

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