【博多リバレインモール】夏の始まりにシティポップアートを楽しむ展示！

アートワークを軸にしたシティポップ展

お久しぶりです、リビングふくおか・北九州Web地域特派員の恵明です。 梅雨が明け、暑い日が続きますが福岡の街は楽しむ場所に事欠きません。 今回は夏の始まりにピッタリのイベントをご紹介します！

博多リバレインモールで開催中の「ART in MUSIC CITY POP GRAPHICS in 博多リバレインモール」（アート イン ミュージック シティ ポップ グラフィックス）。

1970年代〜80年代にかけてバブルの日本の音楽シーンを彩った「シティポップ」は全盛期を知る世代だけでなくZ世代、世界の音楽ファンの間でも人気のジャンル。 今回はレコードジャケットの展示を中心に、書籍、中古レコード、グッズなどの販売も。 東京、大阪で反響を呼んだイベントの第3弾として福岡での開催です。

東京、大阪と展示を監修された音楽ライターで著書『「シティポップの基本」がこの100枚でわかる！』も好評の栗本斉さんが会場を案内してくれました。

テーマごとに20枚ずつ楽しんで

音楽展の中でもシティポップ単体で、「ジャケットのアートワーク」を軸にした展示は珍しいのだとか。 シティポップの心象風景を視覚的に表現した世界観を堪能していきましょう。

まずは『Masterpiece』 シティポップ入門編として、これだけは外せない傑作20枚が並べられています。

そして『City Lights』 シティポップのイメージに外せない摩天楼をテーマにしたジャケットが20枚。都会的な雰囲気です。

『City Pop Color』 シティポップカラーとも言えるパステル！ 個人的に80年代の音楽世界のイメージはこういう明るい色使いが連想されわくわくします。（80年代の松田聖子さんのイメージにもリンクします）

『Ocean Breeze』 今回の展示構成で栗本さんがまず浮かんだイメージが、「海のジャケットが並ぶイメージ」だったそうで、ひとつのポイントになる、象徴のようなコーナーです。 「プリミティブな海ではなく、あくまでシティ（都会）の人々がリゾートで訪れる海」が並びます。

他にファッショングラビアのようなファッションに特化したジャケットを集めたコーナーや アート、イラストレーションに焦点を当てたコーナーも。

我らが松田聖子姫！

そして九州会場限定企画、『松田聖子とシティポップ』

福岡出身、デビュー45周年を迎える松田聖子さん、 「彼女に曲を提供した当時のサウンドクリエイターやアレンジャーは（シティポップとして評価される）一線で活躍した方ばかり。ジャンルとしては、この時代の松田聖子もシティポップに入れて良いのでは」とのことでした。

ジャケットはパステルカラー多め。さすが大人気アイドル。当時の時代感がビジュアルにしっかり反映されています。「ユートピア」のプールの中の聖子さん、水色の透明感が素敵です。

ペンギンのビールのCM、記憶に残っています・・！

若い世代にも人気のシティポップ

東京会場には、デザインの勉強、ファッションが好き、という若い世代も沢山来場されたそう。 シティポップの事をよく知らない人は「ビジュアルから入るのもあり」「グッズやジャケットを通して立体的に色鮮やかな当時の世界を楽しんで下さい」とのこと。

北九州市出身のわたせせいぞうさんや、今展示のキービジュアルを手掛けた遠藤舞さんのグッズ販売も見逃せません。

今や海外にまで人気が広がり、それぞれの国や世代で独自解釈されることも多いシティポップ。 栗本さんの「型にはめる気はない、自由に楽しんで欲しい」という言葉も印象的でした。

会期は7月14日（月）まで。 全世代におすすめの展示です。 ぜひ足を運んで海と爽やかな世界を楽しんで下さいね。

「ART in MUSIC CITY POP GRAPHICS in 博多リバレインモール」（アート イン ミュージック シティ ポップ グラフィックス）
【会場】博多リバレインモール1F特設会場 〒812-0027 福岡市博多区下川端町3番1号
【期間】7月8日(火)～7月14日(月) ・各日午後7時まで ・7月14日(月)は午後5時まで
https://www.hakata-riverainmall.jp/riverainnews/498.html