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朝食に卵2個を食べ続けて2週間。エディターが感じた効果とは

  • 2025.6.21
Peeling eggs

ある朝、自然療法士のジュリエット・アンドロー朝食をとっていたときのこと。彼女は私にこんなことを言った。「卵は完全栄養食のひとつですなんですよ。私たちに必要な栄養素の多くを含んでいます」。私は大きくてパサパサしたクロワッサンを注文したことを後ろめたくなった。「卵には良質なタンパク質をはじめ、脂質、ビタミンA、D、E、B12、コリン、セレンや亜鉛などのミネラルが凝縮されています」

この栄養の高さこそが、朝食に卵を食べることをアンドローが推奨する理由だ。しかし、毎朝と言われると抵抗がある人もいるかもしれない。アンドローは「きちんと消化できて、アレルギーや不耐症がなければ、毎日食べても大丈夫です」と付け加える。

長い間、卵はコレステロールが高いために体に悪くなり得るとも言われてきたが、今では私たちが思っていたほどの悪影響はないことがわかっている。とはいえ、何事もそうであるように、違いを生むのは質だ。「オーガニックの平飼いや放し飼い卵(小規模生産者のものであればなおよい)は、大量生産された卵とはまったく異なるものです」とアンドローは言う。

1日に食べる卵の数について、アンドローは2個(食事の唯一のタンパク源であれば3個でも)を勧める、そのいくつかの効果に「筋肉がつきやすくなること、満腹感が長く続いて間食が減ること、メンタルにもいい影響を及ぼすこと」を挙げる。

アンドローによると、炭水化物(私の場合、クロワッサン)ばかりを摂っていた人が卵を食事に取り入れるようになれば、体の違いはすぐに感じられるという。ただ、新しい習慣による変化や効果を実感するまでには、少なくとも2〜3週間はかかる。そこで私はアンドローのアドバイスに従い、2週間ほど卵を朝食に食べ続けることにした。私が感じた主なメリットは以下の通り。

毎日卵を食べることによって得られる健康上の利点

  • 脳の活性化

    コリンは神経系をサポートし、気分を調整する必須栄養素。卵1個には、1日に必要なコリンの約30%が含まれている。
  • ホルモンバランスの改善

    コレステロールはプロゲステロン、エストロゲン、テストステロンなどのホルモンの生成に不可欠。
  • 視力の維持

    抗酸化物質であるルテインとゼアキサンチンは、パソコンやスマホなどの画面から目を守るためにブルーライトをカットしてくれる。
  • コシとツヤのある、指通りのいい髪をサポート

    メチオニンなどのアミノ酸とともに、健康な皮膚や爪をサポートし、ケラチンを生成する硫黄とビオチン(ビタミンBの一種)も含まれている。

卵の最適な調理法

アンドロー曰く、火を通しすぎないのがポイント。「半熟卵か、ポーチドエッグが理想です。黄身が柔らかいというのは、熱に弱いビタミンAやビタミンD、コリンといった栄養素が保たれているということ。固ゆで卵やオムレツなど、あまり加熱しすぎてしまうと、貴重な栄養素が失われ、脂肪が酸化してしまいます」

卵を使った朝食レシピのアイデア

  • 目玉焼きをのせたアボカドトースト。サワードウブレッド1枚の上に、潰してレモン汁をかけたアボカド½個を塗り、目玉焼きのせる。仕上げにカボチャの種やヒマワリの種、ケシの実などをふりかけて。
  • トマトとマッシュルーム、ハーブを使ったスクランブルエッグ。フェタチーズとクルミをトッピングすると◎。
  • ポーチドエッグ2つにサーモン1切れ、サラダにベビースピナッチ2つかみ、デザートにキウイフルーツ1個を添えたワンプレート朝食。
  • スポーツ栄養士もおすすめするマッシュルームとネギのオムレツ
  • ちょっと甘いものが食べたいときは、バナナを添えたプロテインパンケーキプロテインワッフルなど。

Text: Marie Bladt Adaptation: Motoko Fujita

From VOGUE.FR

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