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台湾伝統の火鍋から進化系まで。身体の芯から温まる最新鍋アドレス【2025年台湾トラベルガイド】

  • 2025.6.19

【粥起 粥底火鍋.熱炒】お粥ベースのスープでいただく絶品鍋料理

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Travel-taiwan-food-scene-hotpot-粥起 粥底火鍋.jpgPhoto: Courtesy of 粥起 粥底火鍋.熱炒

台湾のお粥をベースにした鍋専門店が台北の繁華街東区にオープン。お粥ベースの鍋に台湾産の新鮮牛や野菜を合わせ、「天下一美味い鍋」と誉れのある「順德」の粥鍋を再現した。中国広東省仏山市にある順德区は広東料理発祥の地といわれ、中華料理の世界では「食は広州にあり、料理人は順德から出る」といわれるほどの食の都だ。なかでも、米を煮込んで作る「粥ベースの鍋」はダシを使わず、粥に食材の旨みを閉じ込めた味わい深い鍋で有名。スープは3種類。昆布と貝柱を加えたさっぱり味の「干し貝柱粥スープ」、ポルチーニや椎茸など濃厚な旨みを凝縮させた「きのこ粥スープ」、ぐつぐつ煮込んだ地鶏に漢方を合わせた芳醇な「地鶏粥スープ」、いずれもやみつきになるおいしさだ。鍋の具材を食べ終えたら、〆に旨みエキス台北大直の大型商業施設「春大直」内にオープンしたが凝縮されたお粥をすすろう。

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Travel-taiwan-food-scene-hotpot-粥起 粥底火鍋2.jpgPhoto: Courtesy of 粥起 粥底火鍋.熱炒

「一人一鍋」のセットメニュー。3種の粥スープから一つ選ぶ。肉や野菜、その他の具材もチョイス可。店内には生け簀があり、海鮮好きならこちらもおすすめ。予約すればタラバガニや松葉蟹などもいただける。

粥起 粥底火鍋.熱炒

https://www.instagram.com/zhouqi_hotpot/

【牛琅溫體牛火鍋】圧倒的な鮮度で提供される絶品牛肉鍋

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Travel-taiwan-food-scene-hotpot-牛琅.jpgPhoto: Courtesy of 牛琅溫體牛火鍋

台北大直の大型商業施設「春大直」内にオープンした「牛琅」。音楽家という異例の経歴を持つ店主曰く、「演奏に必要な気力と体力を養うべく、新鮮な牛肉が食べられる台南にまで出向き、お気に入りの牛肉鍋の名店に足繁く通っていました。あまりに好きすぎて弟子入りしてしまったほどです」。結果、自ら店を開くまでに。名実ともに至極の牛肉鍋専門店にまで登りつめた店主が最もこだわるのが肉のクオリティーだ。新鮮な台湾産牛を即日直送。スープは牛骨と新鮮な果物、野菜を8時間じっくり煮込む。おすすめの食べ方は2種。まずはスープに肉を数秒くぐらせしゃぶしゃぶで。次はお椀に肉を数枚入れ、お玉でスープをすくい椀に注いで。レア派はお玉1杯、ミディアムレア派はお玉2杯。芳醇なスープでいただく極上の牛肉は何度でも通いたくなるおいしさだ。

Photo_ Courtesy of 牛琅溫體牛火鍋
Travel-taiwan-food-scene-hotpot-牛琅2.jpgPhoto: Courtesy of 牛琅溫體牛火鍋

しゃぶしゃぶで食べるもよし、あらかじめ椀に肉を敷きスープを注いでいただくもよし。いずれも 絶品。店内にあるオープンキッチンでは、ライブ感覚で調理の様子が楽しめる。

牛琅溫體牛火鍋

https://www.newluxebeef.com/

【WAGYU CLUB】ステーキ界のゴッドファーザーが 仕掛ける和牛鍋

Photo_ Courtesy of WAGYU CLUB
Travel-taiwan-food-scene-hotpot-Wagyu-Club1.jpgPhoto: Courtesy of WAGYU CLUB

ステーキ界のゴットファーザーの異名を持つ一流シェフ鄧有癸が、台湾の飲食業界に新風を巻き起こした。その名は「WAGYU CLUB」。西洋料理としゃぶしゃぶをミックスさせた和牛しゃぶしゃぶレストランだ。料理はセットメニューのみ。最高級の和牛はもとより、松葉蟹など高級食材も追加で注文できる。北海道知床産の羅臼昆布と厳選した鰹節でとった本格和風ダシは、魚介の旨みが凝縮した極上の味。日本の職人に特注したという銅製の鍋は一つ約10万円もする高級品と妥協がない。鍋底と煙突部分を二重構造にすることで煙突周囲に熱が集まり、温度が均一になるという。きめ細かなサシが入った和牛は厚さ1.8mmにこだわる。ミシュランシェフが作る「和牛とナマコのルーロー飯」も絶品だ。最高の料理とおもてなしで、心も体も大満足すること間違いなしだ。

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Travel-taiwan-food-scene-hotpot-Wagyu-Club2.jpgPhoto: Courtesy of WAGYU CLUB

開放的な店内で提供される絶品和牛鍋。熱伝導のいい銅鍋は中央が煙突式で熱が均一に循環するため、肉を 1、2秒くぐら せただけでほんのりピンク色になるという。

WAGYU CLUB

https://www.instagram.com/wagyuclub_bydanny/

【西門大世界】台湾式火鍋カルチャーを体感できる人気店

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Travel-taiwan-food-scene-hotpot-西門大世界1.jpgPhoto: skilLABility

台湾人で知らない人はいないほどの麻辣火鍋店「詹記麻辣火鍋」が人気観光地「西門町」に進出。300坪もの広大な「西門大世界」をオープンさせ、話題となっている。外国人観光客にも台湾式火鍋カルチャーを体験してもらうのが狙い。看板商品の柔らかく滑らかな鴨血と味が染み込んだ豆腐はぜひとも味わってほしい一皿だ。新店舗には新進気鋭のデザイナーやアーティストを招き、90年代の西門町の都市風景を演出した。多くの台北人にとって青春を謳歌した思い出の地「西門町」。台湾式モダンレトロの火鍋店はかつての少年少女には懐かしく、今の若者にはレトロでおしゃれな感じが受け、予約困難な大人気店となっている。色とりどりのネオン装飾がワクワク感を増大させる最高のエンターテインメント空間でもある。使用する食材も逸品で、なかでもきれいなサシが入ったアメリカンビーフと、台湾の黒豚ロース肉、自家製団子、タロイモなどが人気だ。

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Travel-taiwan-food-scene-hotpot-西門大世界2.jpgPhoto: skilLABility

テーブルとテーブルの間隔が広く、快適で楽しい食事ができる。名物の柔らかい鴨血と穴がたくさん開いた豆腐には香 り高い火鍋スープがよく染み込み、いくつでも食べられるおいしさだ。

西門大世界

https://inline.app/booking/-KO9-zyZTRpTH7LNAe99/-LSimA-t9RhydF45LdYI

Text: Chara Yu(粥起 粥底火鍋.熱炒), Silvia Sun(西門大世界, 牛琅溫體牛火鍋, WAGYU CLUB) Translation: Tomoko Kondo

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