管理栄養士のともゆみです。やわらかくて瑞々しくて、加熱するととろとろで甘くなる新玉ねぎが出回る季節になりました。今日は和食の料理人笠原将弘さんのYouTubeで見つけた新玉ねぎの豚汁を作ってみたいと思います。この豚汁は普通の豚汁と違い、使う野菜は新玉ねぎだけという“新玉ねぎが主役“の豚汁です。たっぷりと入った新玉ねぎでまるでポタージュのような濃厚な汁物に仕上がるみたい♪これは楽しみです~。
東京・恵比寿にある日本料理店「賛否両論」笠原将弘さんの公式チャンネル『【賛否両論】笠原将弘の料理のほそ道』は、料理人歴30年以上の笠原さんが料理を教えてくれるチャンネルです。料理のジャンルは和食や定食のおかずが多いですね。
今回はその中から、驚くほどおいしいという、新玉ねぎを使った豚汁を作っていきたいと思います。
「新玉ねぎ豚汁」を作ってみた!
【材料】
新玉ねぎ…2個
厚揚げ…1枚
豚バラ薄切り肉…200g
だし汁…350ml ※水350mlに和風だしの素(粉末)小さじ2を混ぜたものを使用
薄口しょうゆ…大さじ1杯半
みそ…大さじ3
青ねぎ(小口切り)…少々
七味唐辛子…少々
【作り方】
1. 新玉ねぎは薄皮を剥いて、両端を切り落とし半分にしてから薄切りにします。
2. 厚揚げは横半分に切り、1cm厚さに切ります。
3. 豚肉は5cmの長さに切ります。
4. だし汁を鍋に入れます。豚肉を入れ、ほぐしながら中火にかけます。だし汁が冷たいうちの方がほぐれやすいです。
5. 薄口しょうゆ、みそを入れて溶かします。
6. 新玉ねぎ、厚揚げを入れます。フタをして弱火にし、30分煮ます。水分が少なくて心配ですが、新玉ねぎから水分が出るので大丈夫です。
7. 全体を混ぜて味見をします。足りなければみそを足します。今回はちょうどよかったのでそのままです。
8. お椀に盛り付け、青ねぎ、七味唐辛子をかけて完成です。
とろっとろでおいしい♡
新玉ねぎはとろとろすぎて、だいぶ溶けちゃってます。新玉ねぎが溶けた汁は、とろみが付いて甘くなり、豚汁というよりまるでポタージュスープのようです。豚肉と厚揚げの旨味やコクも汁に溶けて、豚骨系のラーメンスープのようでもあります。豚肉と厚揚げがたっぷり入って、ボリュームがあり食べ応えがありますね。豚の脂と玉ねぎのとろみで汁が冷めにくく、体がぽかぽかに温まりますね。
新玉ねぎ+豚バラ肉+厚揚げ
新玉ねぎは普通の玉ねぎと成分は同じといわれています。玉ねぎにはポリフェノールの一種ケルセチンという成分が含まれています。すぐれた抗酸化作用があるため、老化防止に役立つほか、たんぱく質の多い厚揚げと一緒に摂ることで、健康な体づくりが期待できます。また、ケルセチンは脂肪分解にかかわる酵素を活性化するため、豚バラ肉のような脂肪の多い部位を食べても、ケルセチンを一緒に摂ることで脂肪の分解を促進し、肥満の予防に役立ちます。
豚汁というより、濃厚なポタージュのような味わいでしたが、甘味や旨味、コクがすごくて、とてもおいしかったです。具沢山で食べ応えがあり、おかずのような存在感があります。よかったら作ってみてくださいね。
参考文献:
新・野菜の便利帳 健康編 監修 名取貴光 高橋書店